『MONSTERZ モンスターズ』あらすじ・感想 | 警察が全く役に立たない

『MONSTERZ モンスターズ』の詳細情報

公開年  : 2014年
上映時間 : 1時間 51分
監督   : 中田秀夫
キャスト : 藤原竜也 / 山田孝之 / 石原さとみ / 田口トモロヲ / 落合モトキ / 太賀 / 三浦誠己 / 藤井美菜 / 松重豊 / 木村多江 ほか

『MONSTERZ モンスターズ』登場人物(キャスト)

“男”(藤原竜也)
視界に入った人間を操る特殊能力を持つ人物。

田中終一(山田孝之)
体にダメージを負っても驚異的な速さで回復する能力を持つ。
唯一“男”の能力が通用しない。

雲井叶絵(石原さとみ)
退職金で地図に関する本を自費出版するために会社辞め、現在は父親の店を手伝っている女性。

雲井繁(田口トモロヲ)
中古販売と修理専門のギター店の店主。

ジュン(落合モトキ)
終一の同僚。
LGBTである事を隠さず前向きに生きている。

(太賀)
終一の同僚。
トレーディングカードゲームにハマッているオタク系男子。

“男”の父(三浦誠己)
息子の異常性を恐れて怪物扱いしていた人物。

“男”の母(木村多江)
息子を庇い続けてきたが、10歳の時に離別。
以後20年間孤独に生きている。

柴本孝雄(松重豊)
終一の特殊能力を知る刑事。

押切奈々(藤井美菜)
文化人類学と遺伝子工学に精通し、特殊能力を持つ人間に疑心暗鬼になりながらも事件を追う警視庁特別捜査官。

あらすじ | “操れない男”に驚く“操る男”

視界に入った人間を自在に“操る能力を持つ男は”、必要な時だけ能力を使い今まで静かに暮らしてきた。

ある日、自分の能力が通用しない“操れない男”の存在を確認し抹殺を試みるが、どれほど深いダメージを受けても短期間で復活する事に驚愕する。

“操る男”と“操れない男”との戦いの行方は!?

感想(ネタバレ含む) | 警察は行動を反省しないと・・・

韓国映画の『超能力者』という作品をリメイクしたのが『MONSTERZ モンスターズ』。
オリジナル作品は観ていないですが、結末は異なるそうです。

この作品を視聴する前に他のレビューサイトでツッコミどころが満載との意見を多数目にしました。

そして実際に観終えた私の感想ですが、確かにツッコミどころは多かった。

この世で最も神に近い“男”

藤原竜也が演じる名が明かされない“男”は生まれつき人の行動を操ることが出来る特殊能力を持っていて、父親から化け物扱いされ、息子を庇っていた母親も彼が10歳の時に限界を迎え、それ以来“男”は一人で静かに暮らしてきた。

この人物が今までどうやって生きてきたのかは冒頭のシーンが物語っています。
他人を操り銀行から大金を盗み出させ、外で待っていた“男”は何食わぬ顔で受け取って立ち去る。

この時に操られているのは金を受け取る役の人だけではなく、銀行員や客などその場にいる全員。

そして“男”が立ち去り、能力から解放された人たちは操られていた時の記憶が一切ない。

非常に便利な能力ですね。
この能力さえあれば、とりあえず金に困る事はありません。

おそらく彼は少年時代から、このような事を繰り返して生きてきたのでしょう。

でもこの便利な能力には代償が伴うみたいで、力を使えば使う程に体の細胞が破壊され壊死していく。
諸刃の剣というやつですな。
この点が“男”が神そのものではない証。

まあ実際は操れない男にムキになる小物なので、神には程遠い存在ですけど。

どんなダメージを負っても回復する男

“男”は今まで必要最低限の範囲内で能力を使ってお金や食料の調達をして、それ以外の時は孤独にひっそりと生きてきたみたいだけど、そんな彼の前に驚愕の人物が出現。

ふと気まぐれに他人を操っていた時に、自分の能力が通用せずに普通にスタスタと歩く男を目の当たりにする訳ですよ。

「なぜ操れない・・・」
何回も眼に気合を入れて操ろうとする“男”だけど、何事も無かったかのように動き回る“もう一人の男”。

「何なんだアイツは・・・」
終一にしてみれば、「お前こそなんやねん」て話ですけどね。

自分の能力が通用しない意味不明な相手に危機感を覚えた“男”は、一般人を操って抹殺を図る。
“男”は人を操って仕事をさせないと何もできない。
※本人は肉弾戦になるとメチャクチャ弱い。

でも車に轢かれても、高所から落下しても、重量物の下敷きになっても田中終一という人物は一向に死ぬ気配がない。
それどころか全治半年のケガがたった数日でほぼ回復。

「なぜ生きている・・・」

これは“男”じゃなくてもそう思いますわ。
全身包帯でグルグル巻きのミイラ状態だったのに、数日後にはピンピンしているのだから。

終一は亜人に近い性質を持っている感じですかね。

亜人のように命を落としたら再び生き返る事は無いと思うけど、どんな病気もケガも短期間で回復してしまう強靭な体の持ち主。
しかも“男”の操る能力が通用しない。

この両者の能力ならどちらが欲しい?

“男”の能力
他人を意のままに操れるけど、力を使う程に体の細胞が壊死していくため現在は片足が義足。
そして本人は基本弱い。
終一から腹にパンチを喰らった時は一発で結構なダメージを負った模様。

田中終一の能力
どんなダメージも短期間で完治。
脳を撃ち抜かれるなどの即死状態で回復するかどうかは不明。

私なら“男”の能力が欲しいですね。
程々に使っていけば体へのダメージも最小限に抑えられるはず。
まあ欲望に抗えずに早死にする可能性が極めて高いですが(笑)

終一はケガ以外に病気もすぐに治るそうだけど、ヘタをすると不死疑惑があるのでちょっと怖い。
不老という訳ではなさそうだけど、何百年も生きる事になると逆に辛い気がする。

警察が役に立たない

終一というイレギュラーな存在に驚いてこの世から消し去ろうとした“男”だけど、その行動が自分自身の首を絞める事になる。

終一なんて放っておいて、拠点を別の遠い場所に移せばまた平穏に暮らせたのに。

でも操れない終一に何をされるか分からないという不安があるので、目の前の不穏分子を消すしかないという結論に至ったのかも知れないですね。

”男”は防犯カメラの映像から警察に指名手配されるのだけど、追い詰めたと思ったら操られるの繰り返し。

いつも「動くな!」と言いながら登場して自分達の存在を“男”に認知させた後に、能力を発動されて操られて自滅するワンパターン。

挙句の果てに特殊部隊SITまで出動させたのに、全員が揃って操られてしまった。

相手が特殊能力者であるという情報を得て対策までしていたのに、とんだ役立たずですよ。

逮捕するチャンスはいくらでもあったはずなのに。
ヤバい相手と分かっているのだから、「動くな!」とか言っている間に問答無用で撃ちなさいよ。

後で事情聴取をしたいから生け捕りにしたいという方針ならば、腕とか足とかを狙って「うっ!」となったところを畳み掛けるとか。

そして念のため遠方から狙撃手をスタンバイさせておくとか、いくらでも対策ができたでしょうに。

この作品に出てくる警察はどうして、そっと近づいていきなり目隠しをして能力の発動を防いでから身柄を拘束しなかったのか。
それか、クロロホルム的なものを使って眠らせるとか。

「動くな!」と言わないといけない決まり事でもあるのでしょうか!?

松重豊が演じる柴本刑事もあっさり操られてしまうし、日本の警察って・・・。
この人も確か「動くな!」と言っていた気がする。

あともう一か所ツッコミたいのが、“男”に操られて赤ちゃんが行方不明になったママさんが我が子を見つけて拾い上げてそのまま安堵して立ち去って行ったシーン。

すぐ横にはドクドク血を流して倒れている青年(終一)がいるのに・・・。
まあ赤ちゃんが行方不明になってパニックになったのは分かるけど、でも普通は気付くでしょうに。

最後は“操る男” vs “操れない男”

1対1になれば終一に分があります。
“男”は身体的には弱いですからね。
能力を使い過ぎて終始ハァハァ言ってるし(笑)

ただ無能な警察から奪った銃を所持しているのでそう簡単にはやられない。

最後はどうなるのかという話。

ツッコミどころを探せばいっぱい出てくる作品という意味では楽しめました。

“男”と田中終一には唯一の共通点があって、人生の目標が「死ぬまで生きる事」。

ある意味で深い言葉だけど、終一に関してはいつ死ぬのか分からない。
どんなケガも病気も短期間で回復してしまうこの男に“死”は訪れるのでしょうか!?
ご臨終認定を受けたはずなのに棺の中でパッと目を覚ますかもしれない。

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