実写版『君の膵臓をたべたい』あらすじ・感想 | 12年後の春樹と恭子は!?

実写版『君の膵臓をたべたい』の詳細情報

公開年  : 2017年
上映時間 : 1時間 55分
監督   : 月川翔
キャスト : 浜辺美波 / 北村匠海 / 大友花恋 / 矢本悠馬 / 桜田通 / 森下大地 / 松藤剛人 / 上地雄輔 / 北川景子 / 小栗旬 ほか

実写版『君の膵臓をたべたい』 登場人物(キャスト)

「僕」 / 志賀春樹【(学生時代)北村匠海 / (12年後)小栗旬】
現在は母校の高校で教師をしている男性。
在学中に図書委員として蔵書を整理した実績から取り壊し予定の図書館の書籍の整理を頼まれ、作業中に桜良の事を思い出す。

山内桜良(浜辺美波)
12年前に亡くなった春樹のクラスメイトだった少女。

■ 滝本恭子【(学生時代)大友花恋 / (12年後)北川景子】
桜良とは中学時代からの親友。
正体不明の男・春樹を敵視していた。

ガム君 / 宮田一晴【(学生時代)矢本悠馬 / (12年後)上地雄輔】
春樹の元クラスメイト。
ガム君・・・宮田という名前だったのか。

隆弘(桜田通)
桜良の元カレ。
学生時代は学級委員長。

あらすじ | 和解せずに大人になった春樹と恭子

高校時代に桜良の死に直面してから12年後、春樹は母校で教師として勤めていた。

ある時、古くなった図書館の取り壊しが決定し、学生時代に図書委員だった春樹が蔵書の整理を頼まれる。
図書館に足を踏み入れると、学生時代に同じ図書委員として仕事をしていた桜良の事を思い出す。

同じ頃、親友の桜良が春樹と仲良しなのが気に食わず敵視されていた当時のクラスメイトの恭子から結婚式の招待状が届く。

感想(ネタバレ含む) | ガム君は良いヤツ・委員長は最悪

公開順は実写版の後にアニメ版なのだけど、私はアニメ版の後に実写版を鑑賞しました。

感想としてはアニメ版を見た後に実写版という順番は正解だった。

日本での興行収入を比較してみると、実写版が約35億円、アニメ版が約5億円。
7倍くらいの差がありますね。

これは実写版のインパクトが強すぎて、実写映画とほぼ同じ内容をアニメ化した作品を大人が見に行くかというとなかなか難しいという側面があったのではないでしょうか。

公開順が逆だった場合は、数字は違ったような気がします。

私が実写版を後回しにしたのは原作にはない12年後が描かれているので、高校時代だけを描いたアニメ版から観た方が良さそうだと思ったから。

実写版は、「僕」こと志賀春樹が母校の教師となった高校時代から12年後に、桜良と過ごした当時を回想するという形で物語が進みます。

アニメ版との違い

実写版とアニメ版の大きな違いは、恭子との関係。

アニメ版は高校時代に春樹と恭子が和解して友達関係を構築していったのだけど、実写版はまだ和解に至っていない雰囲気。

アニメ版は原作に忠実に作られているという事なので、実写版はその辺をオリジナルアレンジしたという事ですな。

でも不可解なのは、高校時代に親友の桜良を横取りされた形になった恭子から親の仇の如く敵視されていて大人になった12年後も和解に至っていないはずなのに、どうしてそんな相手から結婚式の招待状が届いたのでしょうかね?

私の見解では、恭子の結婚相手が春樹と同じくクラスメイトだった宮田一晴なので、春樹への招待状は恭子ではなく宮田の意向だったのではないでしょうか。
ちなみに宮田とはガム君の事です。

実写版を観て初めて名前を知りましたよ。
アニメ版にはガム君としか載っていなくて、せめて名前を付けてあげなさいよと不憫に思っていたので、名前が判明して一安心。

公開順で考えるとアニメ版が後なので私が知らなかっただけですけどね。

他人に興味がなくクラスメイトの名前もロクに知らなかった春樹なので、恭子の結婚相手の名前を見てもピンと来なかったという訳ですな。

おいも
おいも

高校時代に初めて「志賀」と呼んでくれた、気さくでイイ奴なのに。
何者かに上靴を隠された時も拾って持って来てくれたやん。
覚えていてやれよ、春樹。

善人を絵に描いたようなガム君に比べて、クラス委員長の隆弘はアニメ版以上に気持ち悪い奴でした。
桜良の元カレだけど、粘着質で陰湿なヤバい男ですよ。

おいも
おいも

表向きは爽やかな優等生を装っているけど、桜良の家の近くの電柱の陰で何をしとんねんお前は!
思いっきりストーカー化してるやないか。

春樹の上靴を隠したのも、コイツのはず。
恭子は性格的にそんな陰湿な事はしないだろうから、犯人は間違いなく委員長。

テレビで報道されていた「通り魔」は別人だったみたいだけど、いずれ何かやらかしますよ絶対に。
もしかすると12年の間に既に事件を起こしている可能性も(笑)

恭子が春樹を敵視していた理由

アニメ版では恭子が春樹をどうしてあそこまで敵視していたのかよく分からなかった。

桜良いわく、女の子は同性の親友の事を恋人と同等に大切に考えている面があって、自分から桜良を奪った春樹に嫉妬しているというような事を言っていたけど、実写版で恭子の口から理由が判明。

どうやら彼女は中学時代に友達がいなくて独りぼっちだったらしく、気さくに声をかけてくれた桜良のお陰で孤独にならずに済んだそうな。
学生時代を有意義に過ごせるようになるきっかけを作ってくれた桜良は親友であると同時に恩人でもある大切な存在。

そんな桜良が、クラスで浮いた存在の得体がしれない男と急に仲良くなり行動を共にするようになったものだから、心配になってずっとイライラしていたとの事。

桜良が膵臓の病気で余命1年だという事は春樹とだけの秘密だったので、そりゃギクシャクしますわな。

理由を聞いてものらりくらりと誤魔化されるし、恭子にしてみれば親友が変な宗教に引っかかったのではないか思って自分が助けなければいけないという感じだったのかな?

アニメ版は高校時代の間に恭子との関係改善のための行動に出た春樹だったけど、それは桜良から恭子に宛てたメッセージが「共病文庫」に綴られていたから。

しかし実写版の「共病文庫」にはそれが記されていなかったので、関係改善を図るきっかけがなかなか見いだせなかったという事ですかね。

実写版の春樹が高校時代とあまり変わらず内向的な雰囲気だったのは、そういう理由だったのですな。

アニメ版の春樹は桜良のように前向きになろうと努力して友人も出来たみたいだけど、実写版は高校時代に恭子と和解できなかったパターンで人生を歩んだ結果が描かれていた。

でも最後は良い感じで終わったので、12年遅れだけど結果オーライ。

アニメ版は春樹が主人公だったけど、実写版は春樹と恭子の二人の関係性に主眼を置いた作品なのかなと思いました。
桜良は二人の間を行き来するキューピッド役みたいな感じでしょうか。

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