映画『時をかける少女』あらすじ・感想 | 主人公は仲里依紗

実写版『時をかける少女』の詳細情報

公開年  : 2010年
上映時間 : 2時間 2分
監督   : 谷口正晃
キャスト : 仲里依紗 / 中尾明慶 / 安田成美 / 石丸幹二 / 勝村政信 / 青木崇高 / 石橋杏奈 / 千代將太 / 柄本時生 / キタキマユ / 松下優也 ほか

実写版『時をかける少女』登場人物(キャスト)

芳山あかり(仲里依紗)
芳山和子の高校三年生の一人娘。
昏睡状態に陥った母の代わりに、初恋相手に会うためにタイムリープ。

芳山和子(安田成美)
タイムリープをするための秘薬の開発に成功したヤリ手薬学者。

しかし、中学時代の初恋の相手・深町一夫に関する記憶が蘇った矢先に交通事故に遭い昏睡状態になるという悲劇に見舞われる。

溝呂木涼太(中尾明慶)
1974年にタイムリープした時にあかりが出会った大学生。
SF映画の監督を務めていて、あかりの事を未来人としてすんなり受け入れる。
とりあえず、この青年の家に居候する事に。

深町一夫(石丸幹二)
和子の初恋相手にして、タイムリープしたあかりが探し続ける人物。

浅倉吾朗(勝村政信)
和子とは旧知の仲の酒店店主。

長谷川政道(青木崇高)
カメラマン志望の良太の友人。

元宮悟(柄本時生)
あかりと同じ学校の友人。

市瀬ナツコ(キタキマユ)
あかりと同じ学校の友人。

あらすじ | 薬でタイムリープ

女子高生・芳山あかりは、交通事故で昏睡状態になった母に変わり彼女の初恋相手に会うために秘薬を使って1970年代にタイムリープ。

現地で出会った青年・涼太の家に居候をしながら目的の人物・深町一夫を探すが、どういう訳かいくら探しても本人の居場所が一向に分からない。

感想(ネタバレ含む) | 古き良き1970年代

アニメ版に出てきた芳山和子は絵画の修復師として登場していたので、今回の実写版とは設定が違いますね。

アニメ版は和子の姪の真琴が主人公で、吹替え声優は仲里依紗。
おそらくその縁で今回の主演になったのだと思いますが、今作は原作を飛躍させたオリジナル作品。

今回のストーリーは和子が中学時代の初恋相手に会うためにタイムリープを可能にする秘薬の開発に成功し、近々その相手に会いに行こうとしていたであろう矢先に交通事故に遭い昏睡状態になってしまうという悲劇が発生し、代わりにむすめのあかりが過去へという話。

いや、そんな事よりも時間移動って薬で可能になるの?
タイムマシンとか科学的なものを使うのではなく、液体を飲んで念じれば行きたい時代に行ける仕組みになっている。
いわゆるエスパーのような超能力を一時的に得ることが出来るようになるという事でしょうか。

薬か・・・。
これはこれで斬新な角度から切り込んでいますね。
逆に未来に行けるかどうかは不明です。

母の代わりに娘がタイムリープ

病院で一時的に意識を取り戻した和子は、傍らに居たあかりに秘薬を使って1972年にタイムリープして深町一夫なる人物に会うように伝言し、再び意識を失う。

都合よく目を覚まして言いたい事だけ言って、また深い眠りについてしまった母。
申し訳ないけど、このシーンは少しコントのような感じだった。

まあ何にしても、娘のあかりが母の薬を使ってタイムリープする事になりました。

ただ、行き着いたのは1974年。
まあこれは仕方が無いとしか言えませんよ。
母が意識を取り戻したかと思えば訳の分からない事を言って再び意識を失ってしまったのだから、言われた側も気が動転していて混乱しますよね。

そもそもタイムリープなんて・・・とあかりも完全に疑っているし。

とはいえ、2010年から本当に1974年に来てしまった。

1970年代の男

あかりがタイムリープした直後に出会ったのが溝呂木涼太という大学生。
彼は映画研究サークルで監督を務めるSF映画好きなので、あかりを未来人だと簡単に信じてしまう。

最初は軽く疑っていたけど、未来の雑誌とか携帯を見せられて目を輝かせる単純な男だった(笑)

約40年くらい前の時代だけど、今どきの大学生よりも自立していて間違いなく精神的に大人ですよね。
この時代はまだ大学への進学率は20%程度だったそうなので、エリートなのでしょうか。
涼太は風呂なしアパートに住む貧乏学生だけど、この時代はみんなそんなイメージ。

でも楽しそうというか、本当に毎日を充実感を持って過ごしているように見える。
60~70年代の日本はどんどん豊かになり基本的に上り調子。
この時代は完全失業率も低くて、多少やりたい事に時間を費やしてもその後に就職できた時代だったそうな。

就活に苦労する現在の大学生とは全然違う感じですな。

土曜日も会社や学校は稼働している時代。

学生時代に思いっきり遊んで就職したら思いっきり働くという全力世代とでもいいましょうか、感じ方は人それぞれだと思うけど古き良き時代ですよね。
私はもっと後の世代だけど、ちょっとこの時代に学生時代を過ごしてみたかった。

携帯もインターネットも無いし、まだ銭湯に通う人が多かったとか不便な事もたくさんあるけど、夏は扇風機だけで何とかなったり、冬は今よりもずっと底冷えするのでコタツの存在が本当にありがたかったとか、とにかく今とは全然違う時代だった訳ですよ。

スマホはおろかテレビゲームも無いので、娯楽といえば酒・タバコ・麻雀。
今の時代はオッサンの代名詞のイメージだけど、当時の若者の多くが嗜んでいた。

何だかよく分からないけど、映画やテレビの記録映像で見る70年代の空気感が好き。

ちなみにこの作品で仲里依紗と中尾明慶が共演していますが、この時はまだ交際には発展しなかったみたいで、別のドラマで共演した時に交際を始めて結婚に至ったそうです。

深町一夫が見つからない!

1972年から2年ズレてしまったというハプニングはあったけど、70年代の男・涼太と共にどれだけ探しても深町一夫なる人物の発見には至らない。

しかも当時高校生だったあかりの母・和子本人に聞いてみても深町一夫なんて知らないと言われる始末。

どないやねん、本人が知らないのにどうやって探すんや。

まあこの時点で大体の想像は付いたけれども。

深町一夫は・・・。

あかりの父は何者!?

ところで、あかりの父親は深町一夫ではありません。
しかし、この時代に和子と交流がある人物の一人。

和子は三十路半ばで娘を妊娠して、その後ほどなくして夫とは別々になったそうだけど、実はあかりに内緒で現在でも連絡を取り合っている。
実際は別に内緒にするつもりはなく、あかりが聞かなかったから言わなかっただけの話。

父親がぶっきら棒な人物だからその性格を尊重しているのかも知れないけど、連絡を取り合っているのなら、例えば節目節目の時期くらいは食事会なり何かをセッティングしてあげなさいよ。

お父さんの事はほとんど覚えていないとか言って・・・あかりちゃんが可哀そうやんか。

『時をかける少女』は何度も映像化されている

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『時をかける少女』の原作は筒井康隆のSF小説。

(1) 1972年 主演:島田淳子(テレビドラマ)
(2) 1983年 主演:原田知世(映画)
(3) 1985年 主演:南野陽子(テレビドラマ)
(4) 1994年 主演:内田有紀(テレビドラマ)
(5) 1997年 主演:中本奈奈(映画)
(6) 2002年 主演:安倍なつみ(テレビドラマ)
(7) 2006年 主演:仲里依紗(アニメ)
(8) 2010年 主演:仲里依紗(映画)
(9) 2016年 主演:黒島結菜(テレビドラマ)

他にも舞台化されたりとか、色々と展開しているみたいです。
設定が面白いので、原作に多少アレンジがあっても観てしまいますよね。

原作に関しては古い作品だけど電子書籍化もされているので、Amazonのキンドルや楽天koboなどで配信されています。

『時をかける少女』原作小説

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タイムリープ出来たらどこに行きたい!?

未来に行けるかどうかは分からないけど過去に自由に行き来できるとしたら、どこが人気の行き先になるのでしょうか。

多くの人が「本能寺の変」の真相を知りたいと答えそうですが、しかし戦国時代に上手くタイムリープ出来たとしても真相を知るには信長や光秀の近くに行く必要があります。
考えてみると結構な難易度。

現場を見て、すぐにそのまま元の時代へ戻れば良いのだけど、捕まったら一巻の終わりですよ。
どこの馬の骨とも分からない怪しい人物が近づいてきたら、「何奴(なにやつ)!?」とか言われて捕らえられて最悪な結果になりそうだし、そもそも本人や側近に近付く事すら難しそう。

歴史的な事件の真相を見に行くのは危険が伴うけど、単純に過去の見学に行ってみるだけなら面白そう。
バブルの時代がどれだけ凄かったのかを見てみたい気もします。

でも、何かの拍子に歴史を改ざんしてしまうような行動を取ったら未来人のタイムパトロール的な組織に身柄を拘束されて連行されるかもしれない。
やはり時間移動を行う際のルールは定められているのでしょうね。

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