
朝起きると、突然目の前にゾンビが・・・。
どこに逃げてもゾンビだらけ、絶望しかないホラー作品。
生きてる人間を見つけた瞬間に全力疾走で迫ってくるゾンビの群れの恐怖感がヤバイ!
『ドーン・オブ・ザ・デッド』あらすじ
突然人々がゾンビ化した世界で生存者たちはショッピングモールへ逃げ込み、共同生活を始める。
その後、一向に助けが来ない状況に業を煮やした彼らは、一か八かの脱出作戦を試みる。
【見どころ】もはやノロノロゾンビは時代遅れ
余計な説明シーンがなく、突如人々がゾンビ化してパニック状態に。
ゾンビは当然のように全速力で走って追って来る。
【主要登場人物 / キャスト】CJが頼りになる
感想(ネタバレ含む)全力疾走するゾンビほど怖い存在はない
1978年に製作された「ゾンビ」のリメイク版が『ドーン・オブ・ザ・デッド』です。
ゾンビ映画の元祖を原作にして再構成した作品という事ですが、登場するゾンビは普段はノロノロした動きなのに獲物(感染していない人間)を発見した途端に陸上選手並みの全速力で迫ってきます。
原作のゾンビと今作のゾンビの大きな違いは「走る」という点ですね。
動きがずっとノロノロなら生存者は走って逃げる事も可能だけど、走るゾンビはスタミナ配分など気にせずいきなり全力疾走なので車無しで逃れる事は不可能です。
走ってこられると本当に厄介ですよね。
ヘタをすれば生存者より足が速いゾンビもいそうだし。
さすがに「バイオハザード」のようにバイクを運転するゾンビはいなかったけど、走るというだけで十分に恐ろしい。
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この作品はどうして人々がゾンビ化したのか原因が描かれていないのだけど、研究所から流出したか自然界で突然変異したか、何かしらのウィルスでしょうね。
ゾンビ映画は協調性が無い者から順に脱落
ゾンビパニックから逃げ延びた生存者たちがショッピングモールに集まって共同生活を送っていて、今後の事を話し合っていた時に皮肉屋の金持ちが自分のクルーザーでどこかの島に脱出する事を提案。
テレビのニュースを見た限りではホワイトハウスもゾンビに襲われていたし、少なくともアメリカ全土が全滅っぽい感じだった。
私が生存者の一人だったら、このままショッピングモールに留まっていても食料が減っていくだけなので島への脱出に望みを託すかも知れません。
最終的に脱出作戦が決行されて途中で提案者である皮肉屋のオッサンはお約束のように退場しましたが、ゾンビ映画って本当に退場者が誰になるのか分かり易いですよね。
皮肉屋で周囲から嫌われている者、お調子者、カップルは高確率で脱落!
とにかく周囲の人と馴染まず一致団結できない人は退場の確率が高い。
警備員のCJは最初は嫌な奴ですぐゾンビにやられるのだろうと思っていたけど、後半から心変わりして主力として頑張ってくれてカッコ良かった。
しかもかなりの実力者で、彼がいなかったら途中で全滅してたかも。

CJって実はイイ奴だった。
金持ちのオッサンとは雲泥の差です。
最終的にどうなったのか・・・
最後に主人公たちがどうなったのかは観た者の解釈に委ねるスタイルなので人それぞれの考察があると思いますが、私は絶望的だと思いました。
エンドクレジットの途中で再生されたビデオカメラの記録映像では島に渡った直後に大変なことが起こった雰囲気だったので、もはや万事休すだと思います。
大統領とか権力者は非常時の避難場所で生き延びているかも知れないけど、地球上の人類はほぼゾンビ化したのではないでしょうか。
文明が滅びる原因は核戦争や自然災害の他にウィルスの可能性もあると思いますが、実際にゾンビウィルスが地球上に蔓延したら一旦人類は滅びるでしょうね。
そのあと数千万年から数億年後に過去の文明の痕跡が消えてから、人類はまた猿からスタートというのを繰り返している可能性が考えられます。
ゾンビの発生が人工ウィルスの暴走だとしたらバカの極みだけど、自然発生したものだとしたら地球の自浄作用が働いたのかも知れませんね。

また環境破壊ばっかりして・・・人間は学習能力がないのか。
アンタら、そろそろ覚悟しいや!
『ドーン・オブ・ザ・デッド』を視聴できるサブスク
『ドーン・オブ・ザ・デッド』はサブスク動画配信サービスで視聴できますが、原作の1978年公開『ゾンビ』は動画配信サービス取り扱っているサービスが無い場合はレンタルDVDで借りられます。
最新の配信やレンタル状況などはサービス利用前に公式サイトで確認してください。