
『キック・アス』あらすじ
正義感の強い高校生デイヴはアメコミヒーローに憧れて「キック・アス」として自警活動を始めたものの、街のチンピラにやられて病院送りになる。
その後も懲りずに活動を続けていると謎の二人組「ヒット・ガール」と「ビッグ・ダディ」に見いだされ、犯罪組織と対決する事になる。
【見どころ】どう考えても主役はヒット・ガール
まだ幼い少女のヒット・ガールが悪者たちを躊躇なく葬りまくる!
主人公デイヴは弱いけど事故の影響により無痛症なので、どれだけ殴られても平気。
【主要登場人物 / キャスト】ビッグ・ダディの子育て方法・・・
感想(ネタバレ含む)グロシーンが多いけど観ていて楽しい
映画やコミックのスーパーヒーローに憧れ過ぎて、自分も同じようになりたいと変なコスチュームを通販で購入した少年デイヴが主人公。
どう考えても彼は早死にするタイプですね。
特殊能力なんて持っていない上に無駄にガタイが良いだけのオタク系なので弱い!
自警活動を始めた初期段階で、チンピラに戦いを挑んだ挙句にボコボコにされて腹部をナイフで刺されて苦しんでいるところを車にはねられて瀕死の状態になるデイヴ。
一命は取り留めたのだけど末端神経に障害が残って、痛みを感じない無痛症になってしまった。

何かしらのスーパーパワーに目覚めるのかと思ったら、無痛症か・・・。
まあ普通のオタク少年ですからね。
体の症状としては怖いけど、ヒーローとして見るなら特殊能力なのかも。
相手からしてみれば、殴っても殴っても立ち向かって来る奴なんて不気味過ぎる。
でも痛みを感じないだけでダメージは蓄積されるから、デイヴは人知れずどこかで死んでいるかも知れない。
ヒット・ガールとビッグ・ダディ
主人公が腹部を刺されて血がピューっと吹き出したり、10代前半の少女が悪者を銃で撃ちまくったり、そういうグロいシーンをしっかり描いていて少々下品な場面も所々にあって、この作品はかなり攻めている内容です。
ヒット・ガールとビッグ・ダディはある目的を持って活動していて、最初から相手を葬り去る事に一切の躊躇がない。
二人は実の親子なのだけど、ヒット・ガールは父親により完全なアサシンとして育てられています。
事情を理解できない訳ではないけど、ビッグ・ダディの子育て方法は大いに問題あり。
そして演じているのがニコラス・ケイジというのが面白い。
まあ何にしてもヒット・ガールは強いしカッコイイし、どう見てもこの娘が主役でしょう。
少女が敵を殺しまくる珍しい作品
この作品は主人公のせいでおバカ作品だと思われがちだけど、シナリオもしっかりしているので観ていて飽きない良作。
少女が悪党を殺しまくるという点が他の映画では見られない特異な点だけど、嫌なイメージを持つ人はほとんどいないような気がする。
ヒット・ガールの活躍は痛快だし、応援したくなります。
逆にキック・アスに対しては、とにかく彼女の足を引っ張る事だけはするなよと思う人が多いのではないでしょうか?
最後になってようやくデイヴは主人公らしくなりますが、それでもヒット・ガールの引き立て役感は否めない。
別にそれで何の問題も無いんですけどね。
観終えた感想として、とにかくヒット・ガールの活躍を楽しむための作品でした(笑)
続編の彼女は高校生になっているので、ちょっとイメージが変わっているかも!?
続編 『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』あらすじ・感想
『キック・アス』を楽しめるサブスク
『キック・アス』はどういう訳か2作目はネット配信されているのだけど、1作目はどこの動画配信サービスでも取り扱っていません。
もしかすると、少女が悪党を撃ちまくるという部分が倫理面でマズいと判断されたのでしょうか?
もしくは作品の権利関係かも知れない。

ちなみに私はどうしても観たかったので、宅配レンタルDVDを利用しました。
DVDなら普通にレンタル可能です。