『ユージュアル・サスペクツ』あらすじ・感想 | カイザー・ソゼの正体を考察

本当に存在するのかさえ分からない裏社会の人物カイザー・ソゼに踊らされる者たち。

たごやま
たごやま

札付きのワルでさえソゼの名前を聞いただけで平常心を失ってしまうって、どんだけヤバい奴なんや・・・。

詐欺師キントの回想によってストーリーが進んでいくのだけど、そもそも語っているのが詐欺師なので、何が真実で何が嘘なのか全く分からない。

『マッチスティック・メン』と同じで映画の鑑賞者をも騙しにかけてくる作品なので、登場人物全員を疑いながら観てください。

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『ユージュアル・サスペクツ』の詳細情報
  • 公開年  : 1995年
  • 上映時間 : 1時間 46分
  • 製作国  : アメリカ合衆国
  • 監督   : ブライアン・シンガー
  • キャスト : スティーヴン・ボールドウィン / ガブリエル・バーン / チャズ・パルミンテリ / ケヴィン・ポラック / ピート・ポスルスウェイト / ケヴィン・スペイシー / スージー・エイミス / ベニチオ・デル・トロ / ジャンカルロ・エスポジート 他

『ユージュアル・サスペクツ』あらすじ

カリフォルニア州のとある埠頭で船舶が大爆発し、多数の遺体が確認された。

生存者のキントは刑事たちに当時の状況を語り始める。

【見どころ】都市伝説の男カイザー・ソゼ

  • 実在するかどうか分からないカイザー・ソゼにビビる前科者たち
  • キントとキートンの名前がややこしいので字幕版を推奨
  • コバヤシは本当に弁護士なのか?

【主要登場人物 / キャスト】コバヤシのオフィスの漢字が気になる

  • ディーン・キートン(ガブリエル・バーン)
    現役警察官だった時代から数々の犯罪に手を染めていた男。
  • マイケル・マクマナス(スティーヴン・ボールドウィン)
    銃の扱いが得意な荒くれ者。
  • フレッド・フェンスター(ベニチオ・デル・トロ)
    マクマナスとコンビを組んで犯罪行為を重ねている男。
  • トッド・ホックニー(ケヴィン・ポラック)
    爆薬の扱いに詳しい前科者。
  • ヴァーバル・キント(ケヴィン・スペイシー)
    左側の手足が不自由な詐欺師。
  • コバヤシ(ピート・ポスルスウェイト)
    カイザー・ソゼの代理人と自称する弁護士。

感想(ネタバレ含む)「ユージュアル・サスペクツ」の意味は?

ミステリー系の作品は字幕で観た方が理解しやすいのに、なぜか私はいつも吹替え版で観てしまう。

そのせいでキートンキントの名前が分かりにくかった。
しかも二人が主要人物なだけに、少し音量を大きめにして視聴する羽目になってしまった。

英語圏の人なら簡単に聞き分けられるんですかね?
私の場合は日本語(吹替え)だったので聞き分けるのに時間がかかりました。

西田(ニシダ)と梨田(ナシダ)が登場したら最初は混乱しそうなのと同じでしょうか(笑)

日本語といえば、弁護士コバヤシのオフィスのネームプレートが漢字で「小林」と表示されていたけど、舞台はアメリカなのになぜ漢字だったのか?
別に大した事ではないんですけどね。

たごやま
たごやま

コバヤシ氏の顧客は日系が多いのかな?

映画のタイトルにもなっている「ユージュアル・サスペクツ」の意味は、いつも事件の容疑者に名前が挙がる者たちという感じです。

いわゆる札付きの悪という連中の事ですね。

そんな中でキートンはカタギ(真人間)になって頑張ろうとしているのに、前科があるというだけで悪者扱い。

ただ、この男は汚職警官時代から始まって何人も死に追いやっている第一級のヤバイ奴なので容疑者になるのは仕方ない気がする。

他の連中もなにやら物騒な奴らばかりで、「オーシャンズ」のメンバーでもおかしくないレベルかも知れない。

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この映画に登場するグループのメンバー達は、存在するのかどうかも分からない都市伝説のような男カイザー・ソゼに集められた。

といっても犯罪に勧誘されたのではなく、無理矢理事件の容疑者として警察に連行された先で顔を合わせたのが始まり。

本人達は何もやった覚えがないのに、
「お前が犯人やろ?こっちは分かっとるんや!」
という理不尽な理由で警察に連行された。
しかしこれも、カイザー・ソゼの思惑通り。

カイザー・ソゼの正体は?

映画を観た限りではカイザー・ソゼの正体は最終的に一人に絞られる印象だけど、本当にそうなのでしょうかね。

政治家のような権力者がカイザー・ソゼの名前を悪用して好き放題やっている?

ラストであの人物がソゼだという印象を多くの人が持つと思うけど、ハッキリとはしていなくて曖昧な部分も多いのでミスリード(意図的に誤った方向へ導く)的な演出も考えられなくもない。

エンディングの通りにあの人物がソゼなのか、権力者たちが実在しないソゼの名前を使って好き放題やっているのか・・・。

複数の人間がチームでソゼを演じている可能性は?

ソゼの可能性が高いあの人物でさえも、実はただ役割を演じているだけの一人だったりして!?

この作品は回想がメインだけど、語っているのが信用できない人物だけにどこまでが真実なのか分からない。

何もかもが嘘かも知れないし、あの弁護士だってコバヤシではないかも知れない(笑)

「ソゼが凄いのは自分の存在を謎にした事」という言葉が印象的だった。

この作品は字幕版で観た方が理解しやすいと思います。

映画『ユージュアル・サスペクツ』を配信しているサブスク

『ユージュアル・サスペクツ』は1995年公開の古い映画ですが、アカデミー賞の脚本賞・助演男優賞を獲得している人気作品なので多くのサブスク動画配信サービスが取り扱っています。

幅広い映画作品を楽しみたい場合は「U-NEXT」か「Amazonプライムビデオ」、ドラマやバラエティなども同時に楽しみたい場合は「Hulu」がオススメ。

サービスによって「月額料金の範囲内で見放題の作品」と「追加料金が必要なレンタル作品」に扱いが分かれる場合があるので、最新の取り扱い状況は入会前に公式サイトで確認してください。

サービス名月額料金(税込)同時視聴できる端末数無料お試し期間
U-NEXT2,189円4台31日間
Hulu1,026円4台
Amazonプライム600円3台30日間
各サービスの詳細は別途解説記事を参考にしてください。
U-NEXT(ユーネクスト)の特徴
デメリット
  • 月額料金が他のサブスクに比べて2,189円と高い!
    しかし毎月自動付与される1,200円分のポイントを活用すると、実質の月額会費が989円となるので考えようによってはお得だと思います。
メリット
  • 取り扱っている作品が豊富で見放題作品が多い。
  • 電子書籍も配信しているので原作と一緒に楽しめる。
  • 1人が契約するだけで、4端末で同時に利用できる。
  • 無料お試し期間が31日間あるので、じっくり試せる。
Hulu(フールー)の特徴
デメリット
  • アマプラやU-NEXTと比較すると映画の取り扱いが少ない。
  • 無料お試し期間がないのが残念。
メリット
  • 1人が契約するだけで、4端末で同時に利用できる。
  • 日本テレビ系列の過去のドラマ・アニメ・バラエティ番組等を楽しめる。
  • 日テレ系動画コンテンツのスピンオフ作品が独占配信されている。
  • 読売巨人軍の公式戦主催(ホーム)試合をリアルタイムで楽しめる。
  • 「ディズニープラス」とのセットプランがお得。
Amazonプライムビデオ(アマプラ)の特徴
デメリット
  • 「プライムビデオ」は見放題対象外のレンタル作品が結構多い。
  • プライム会員を退会すると、全ての特典を利用できなくなる。
    ※プライムビデオの単独入会は不可。
メリット
  • 月額料金が他のサブスクに比べて600円と安い。
  • 1人が契約するだけで、3端末で同時に利用できる。
  • プライム会員になると「動画見放題」の他に「音楽聴き放題」など様々な特典を同時に利用できるようになる。
  • 無料お試し期間が30日間と長く、時間をかけて検討できる。