大泉洋主演『アイアムアヒーロー』あらすじ・感想 | 陸上部員の高跳びゾンビはヤバイ

漫画『アイアムアヒーロー』が原作の実写映画。

街中にゾンビウィルスが蔓延して、感染から逃れた人々はコミュニティを作って集団生活をしているのですが、元は他人同士なのでやはり人間関係で様々な問題が発生します。

銃やクロスボウなどの強い武器を持っている者は一定の地位に就けるようですが、油断をすると奪われる可能性があるので一瞬たりとも気が抜けません。

周囲にゾンビがウヨウヨしているのに仲間同士で争って、人間て本当に醜い生き物ですな。

『アイアム ア ヒーロー』あらすじ

漫画家のアシスタント・鈴木英雄は、恋人の徹子と同棲中の35歳。
自身の漫画を出版社に持ち込んでも良い評価を貰えずに鳴かず飛ばずの日々。
そんな英雄に我慢できなくなった徹子は、彼の趣味であるクレー射撃用の散弾銃と一緒にアパートを追い出す。

翌日、英雄の携帯に徹子から連絡が入り、謝罪の言葉と共に体調不良の知らせを受ける。
アパートに戻って鍵のかかったドアの郵便受けから部屋を覗いてみると、明らかに様子がおかしい徹子の姿が・・・。

【見どころ】ある日、周囲の人が突然ゾンビに

• 感染前に身体能力が高かった者は身体能力の高いZQN(ゾキュン)と化す
• ZQNを確実に仕留めるには頭を狙う
• 他のゾンビ映画と同様にお調子者はゾンビの餌食になる

【登場人物 / キャスト】英雄は一体何発の弾を持っているのか・・・

• 鈴木英雄（大泉洋）
  クレー射撃が趣味の漫画家アシスタント。
• 黒川徹子（片瀬那奈）
  英雄の恋人だが感染しZQNに変貌
• 早狩比呂美（有村架純）
  英雄が道の途中で出会った女子高生。
• 藪 / 小田つぐみ（長澤まさみ）
  アウトレットモールに避難中の看護師。
• サンゴ（岡田義徳）
  アウトレットモールの表向きの支配者。
• 伊浦（吉沢悠）
  アウトレットモールの影の支配者。

感想(ネタバレ含む)ZQNで溢れ返るアウトレットモール

比呂美のスマホで見たネット掲示板から、錯乱状態の人達はZQN（ゾキュン）と呼ばれていると知る。

最近のゾンビ映画は、ウィルス感染が原因になる事が主流です。
土葬文化の海外なら死者が蘇って墓の中から出てくるパターンがありますが、ウィルス感染なら火葬文化の日本でも起こりえます。

富士山を目指す途中で比呂美がウィルスに感染している事が発覚しますが、何故か半分だけ発症。
片眼がZQNでもう片方の眼は人間のまま。
発症前よりも腕力が強くなり怒らせるとイケナイ人状態になりますが、言葉を発せなくなりボーッとした感じに。
英雄の事は認識している様子で、キャットフードが好物になる。

彼女は赤ちゃんに咬まれて感染したそうですが、何か特殊な抗体でも持っているんでしょうかね。

数日間、樹海的なところを彷徨った末にアウトレットモールに到着。

英雄たちはZQN達が侵入できない建物の屋上で暮らしている非感染者達の集団に助けられ、コミュニティに迎えられる。
ざっと見て40人くらい。
時々ZQN達の隙を突いてモール内の物資を調達しているみたいですが、食料が残りわずかな状態。

親切に見えたリーダーに散弾銃を取り上げられ、取り巻きに暴行を受ける英雄。
リーダーはクロスボウを所持。

そもそもクロスボウ自体が何処で売っているんでしょうか。
2022年にクロスボウの所持は許可制になりました。

映画の公開時点では許可なく誰でも購入できる状態だったのですが、今考えると恐ろしい時代でしたね。

ゾンビ映画はまず調子乗りがやられて、小賢しい奴が次の餌食となるのが定番。
これは洋画・邦画を問わない一般的なパターン。

今回も、例に漏れずにアイツとアイツがやられちゃいましたよ。

ZQNに囲まれた英雄は散弾銃を取り戻して大活躍するんだけど、どうしても一言だけ言いたい。

ちなみに元走り高跳び選手だったらしいZQNの役者は韓国の人だそうな。
俳優ではなくダンスが得意な学生さんらしいですよ。
この映画はロケを日本と韓国でやっていたみたいなので、その関係でしょうか。

え、役者さんの名前ですか？
そこまではちょっと・・・。

見た目は頭がヘコんで変な感じなのに身体能力が人間の時のまま、もしかするとZQN化する事で脳のブレーキ機能が壊れて身体能力を極限まで引き出された状態になっていたかもしれない。

陸上部AQNは完全にラスボス的な存在。
英雄がいなかったら間違いなく全滅していた。

ゾンビ化するとノロノロと動くだけになるというのは昔の事で、今どきのゾンビは全力で走るし、時々知能指数が高いのがいるし色々と進化して大変な事になっていますね。

ゾンビウィルスは実際に存在するのか!?

近年、新型コロナウィルスとか抗生物質が効かない耐性ウィルス等がニュースで報道されていますが、映画のようなゾンビウィルスは存在するのでしょうか。

空気中には様々なウィルスが漂っていて人に感染しても発症しないというだけで、他の動物をゾンビにしてしまうウィルスなんかは既に存在するかも知れません。
ウィルスは常に変異を繰り返しているそうで、現在はまだ人体をゾンビ化させるほど力を持っていないというだけで、いつかヤバイ事が実際に起こる可能性も否定できない。

ゾンビウィルスのモデルは狂犬病だそうです。
まだ発見されていない未知のウィルスとかもいっぱい有りそうだし、安全なウィルスが突然変異で人類に牙を剥いてもおかしくないとか、ウィルス関連は本当に何が起こるか分かりません。
恐ろしい話ですね、本当に気を付けないといけません。

日頃から備えが必要だと思いますが、そうは言っても油断してしまうのが人間の悲しいところ。

動き出すのはいつもパニックが発生した後なんですよね。

映画『アイアムアヒーロー』を配信しているサブスク

サブスク動画配信サービスを選ぶ基準は人それぞれですが、映画をメインに楽しみたい場合は「Amazonプライムビデオ」・「U-NEXT（ユーネクスト）」がオススメです。

無料お試し期間が約1ヶ月と長いので、自分に合うサービスかどうかを時間をかけて試せます。