『AI崩壊』あらすじ・感想 | AIの暴走は実際に将来起こりそう

『AI崩壊』の詳細情報

公開年  : 2019年
上映時間 : 2時間 12分
監督   : 入江悠
キャスト : 大沢たかお / 賀来賢人 / 広瀬アリス / 岩田剛典 / 髙嶋政宏 / 芦名星 / 玉城ティナ / 余貴美子 / 松嶋菜々子 / 三浦友和 ほか

『AI崩壊』登場人物(キャスト)

桐生浩介(大沢たかお)
AI「のぞみ」を開発した天才科学者。
妻の死後、娘と共にシンガポールへ移住。

西村悟(賀来賢人)
浩介の義弟。
医療用AI「のぞみ」の運営・管理を行っているHOPE社の代表取締役。

桐生望(松嶋菜々子)
浩介の妻、悟の実姉。
浩介と共にAI「のぞみ」の研究を行っていたが、ガンによりこの世を去っている。
もし彼女の生前に「のぞみ」の稼働が国に認可されていたら命が助かった可能性がある。

桐生心(田牧そら)
浩介と望の一人娘。
シンガポールから日本への帰国を切望している。

桜庭誠(岩田剛典)
警察庁警備局の理事官。

望月剣(髙嶋政宏)
サイバー犯罪対策課係長。

林原舞花(芦名星)
サイバー犯罪対策課捜査官。

奥瀬久未(広瀬アリス)
警視庁捜査一課の新人刑事。
巻き込まれる形で合田と一緒に行動する羽目になる。

合田京一(三浦友和)
定年間近の所轄署刑事。
桜庭の捜査方針に反発して、奥瀬と共に独自捜査に乗り出す。

前川健吾(野間口徹)
HOPE社データセンター所長。

大河原宏(マギー)
HOPE社の広報担当。

飯田眞子(玉城ティナ)
HOPE社の広報担当。

一ノ瀬湊(黒田大輔)
HOPE社で「のぞみ」の管理を担当している優秀なエンジニア。

富永英人(毎熊克哉)
デイリーポストの記者。

田中英子(余貴美子)
日本初の女性内閣総理大臣。

岸謙作(酒向芳)
国民を管理する国家保安法案を推し進めている副総理だが、総理は難色を示している。

あらすじ | AIが人類の敵に

2030年、医療人工知能 (AI) 「のぞみ」が日本国民のほぼ全員の個人情報を管理するようになり、日本は高齢者に加え失業者の数が増大し、格差問題が進んでいた。

ある日、突如として「のぞみ」が暴走を始め、警察はたまたま日本に帰国していた開発者の桐生が犯人と断定。

桐生本人は警察の追跡を逃れながら「のぞみ」の暴走を止めるために奔走する。

感想(ネタバレ含む) | 近未来に実際に起こり得る話

舞台は2030年の日本。
医療用AI「のぞみ」が日本人の健康管理を行っている世の中。

腕時計型とか様々な形の機器を身に着けておけば、心拍数や血糖値なんかが自動的に測定されて「のぞみ」から適切なアドバイスが得られるようになっています。

車も自動運転の技術が確立されて便利な世の中のように見えるんですが、AIに依存し過ぎるようになった弊害で人間の仕事が奪われて失業者が増大、さらに少子高齢化社会は益々進み、外国でよくやっているようなデモが日本国内でも各地で頻発している状況。

映画の中ではまだ車の運転は自動モードと人間が直接運転するモードの両方があるみたいだけど、もっと時代が進めばドライバー職は完全にAIに奪われるでしょうね。

遠い未来の話とかじゃなくて、近未来に実際に起こり得るというのが恐ろしい。

AI「のぞみ」の暴走

妻の死後「のぞみ」の管理を義弟の西村悟に託して、桐生自身は娘と共にシンガポールへ移住してのんびりと過ごしていたのだけど、悟が立ち上げた「のぞみ」を管理する会社の新しいデータセンターの完成式典への出席と内閣総理大臣賞の受賞という名目で日本に帰国。

妻の遺言に従ってプログラム開発の現場から退いて娘との時間を大切にして過ごしていた桐生さんなんですが、その大切な娘である心ちゃんが日本に行きたいと望んだため、今回5年ぶりに母国に戻ってきた訳です。

そこで事件が発生!

あろう事か「のぞみ」が人間の命令を一切受け付けなくなり暴走を開始。

何が恐ろしいって心臓のペースメーカーの管理まで「のぞみ」が担っていたものだから、暴走したせいでペースメーカーを装着していた総理大臣が急死しちゃいました。

命の管理をAIに預けるというのも考えものですな。

医療現場は大混乱になって体調を崩す人が続出。
さらに車も自動制御が利かなくなって街中が大渋滞。
一番気の毒だったのが銀行の残高がどんどん減っていき、最後は0になってしまった人のスマホ画面。

AIが暴走するという事は、このような事が起こってしまうんですね。

そして何故か、渋滞に巻き込まれている車の中にいた桐生さんが犯人と断定されてしまった。

逃亡犯となった天才科学者

もちろん桐生さんは犯人ではないので、何者かの陰謀に巻き込まれた可能性が高い。
とはいえ、「のぞみ」とは別の警察が独自に開発したAI「百眼」が桐生浩介が犯人であるという結論を出してしまったので、逃げざるを得なくなった。

大変な状況になってしまいましたね。

時間が経つにつれて「のぞみ」の暴走の原因が徐々に判明。

大元の原因は何者かがマルウェアを仕込んだ事。
※ウィルスなど悪意のあるソフトウェアの事を総称してマルウェアと呼ぶそうな。

そして「のぞみ」が暴走して何をやろうとしているのかというと、人間の選別

収入が低い人や病気を患っていて働けない人など、いわゆる生産性の低い人間を選び出して抹消していくという、AIによる審判が始まりました。

もうこれ、AIの人類への反乱の中で一番怖いパターンのやつですよ。

ペースメーカーを止めたり吸入酸素の濃度を弱めたり、車を暴走させて事故を起こさせたり、命を奪う方法も様々なんですよ。
中には癌細胞の増殖を促す処置を施すなんて事もできるそうで、もはやAIってほぼ神やん。

この阿鼻叫喚の状況を止める事が出来るのは、今や桐生さんしかいません。
彼は監視カメラの眼から逃れながら、暴走を止めるプログラム開発に着手。

この作品の登場人物で異色の存在なのが所轄署刑事の合田さん
最新技術のAIよりも、刑事の勘を頼りに独自に捜査をする昔気質の人。
おそらくこの人は単にデジタル系が苦手なだけだと思うのですが、むしろこんな時こそアナログ系の手法が有効だったりするのが興味深い。

合田さんのような人の存在は、AIとの付き合い方を考える上でアナログを完全に排除してはいけないという一つの警鐘かもしれませんね。

桐生さんは「のぞみ」の暴走を止めることが出来たのか!?

・・・という展開なんですが、さすがに捕まらないのはおかしい。
どうしてあれだけの数の警察官に追われて、桐生さんはいつも切り抜けてしまうんや?

映画内での設定として運動神経がどうなのかはわからないけど、上着を着替える時に一瞬上半身裸になるシーンがあって、実は桐生さんは筋肉ムキムキ。

『キングダム』の王騎将軍役の時の大沢さんは凄かったですからね。

冒頭のシーンでランニングが毎日の日課みたいな描写があったので、体力はあるのかも。

でも、特殊部隊とかが出てきて逃げ切るのはちょっと・・・。

AIが暴走する映画

今回の『AI崩壊』以外にも、人工知能が人類に牙をむく作品はいくつかあります。

ターミネーター』は、スカイネットというAIがある日突然、人類への攻撃を始めてしまい機械軍と人類軍が全面戦争を始めるという物語。

アベンジャーズ / エイジ・オブ・ウルトロン』は、アイアンマンことトニー・スタークが開発した人工知能が地球の平和の為に出した結論が人類の抹殺。

他にも色々な作品がありますが、とにかくAIは人類をこの世から消去しようとするんですよ。
これが共通点。

AIが自我を持って独自に行動する事もあれば、今回のように何者かが改変プログラムを仕込んだ事により暴走する事もあるし、本当に人類にとってAIは諸刃の剣ですよね。

この先の未来はAIと人間は切っても切れない位強く結びついて行く事は間違いないけど、AIがたった一回暴走しただけで人類が滅んでしまう可能性だってある。

もしかするとAIと人間て、本当は相性が悪いのかも知れない。

究極のアナログ(人間)と究極のデジタル(AI)なので、まさに対極の存在。

『AI崩壊』は途中から「のぞみ」よりも「百眼」の方が活躍していたけど、AI同士が戦う事ってあるんですかね!?
そういえば『アベンジャーズ / エイジ・オブ・ウルトロン』で戦っていたような・・・。

医療系の「のぞみ」と警察の捜査に活用する「百眼」など各分野それぞれに異なるAIが存在している時は良いかも知れないけど、AI同士の戦いが発生して全てのAIが統合されてしまったら人類は完全に終焉を迎えるでしょうね。

最後はAI自身が何もかもを滅ぼして、また人類はサルからスタート。
もしかすると人類はずっとこのサイクルを繰り返してきたのかも知れません(笑)

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