堤真一主演『神様はバリにいる』あらすじ・感想 | 実在の実業家がモデル

実業家・丸尾孝俊氏を主人公のモデルにした映画。

事業に失敗して借金を背負いバリ島にやって来た女性が、現地でアニキと呼ばれて慕われる実業家に出会い様々な事を学んでいく物語。

堤真一が演じる怪し過ぎる関西弁の実業家アニキは、豪快で面白い人物。

丸尾氏のYouTubeを見て比較すると結構似ています。

YouTube 『アニキリゾートライフチャンネル』

『神様はバリにいる』の詳細情報
  • 公開年  : 2015年
  • 上映時間 : 1時間 47分
  • 監督   : 李闘士男
  • キャスト : 堤真一 / 尾野真千子 / ナオト・インティライミ / 菜々緒 / 玉木宏 ほか

『神様はバリにいる』あらすじ

会社の経営に失敗し借金を背負った照川祥子はインドネシアのバリ島で自ら命を絶とうと崖の上から飛び降りる寸前に見知らぬ青年に声を掛けられ、不意に崖の下を見て怖くなり気絶してしまう。

リゾート施設のような場所のベッドで目を覚ました祥子は、どう見ても胡散臭い風貌で関西弁丸出しの怪しい男と遭遇。
その男との出会いが彼女の人生観を一変させる事になる。

【見どころ】アニキの豪快な人生哲学

  • 誠意を持って人と接していれば必ず自分にプラスになって返ってくる
  • とにかく物事を前向きに考えて生きる事こそが成功への鍵
  • 人生はドラゴンクエスト

【登場人物 / キャスト】アニキと呼ばれる怪しい男

  • アニキ(堤真一)
    怪しすぎる関西弁の大富豪。
  • 照川祥子(尾野真千子)
    死に場所を求めバリ島へやって来た女性。
  • 杉田(ナオト・インティライミ)
    祥子のストーカー。
  • リュウ(玉木宏)
    アニキに共感し、ボランティアで眼科医

感想(ネタバレ含む)人生はドラゴンクエストや!

祥子が出会ったのは、どう見てもカタギとは思えない関西人で周囲からアニキと呼ばれている人物。

アニキは誰がどう見ても完全にその筋の人。
おまけに関西人。
まあ別にそこは特に問題ないですが。

アニキに「爽やかさが足りん」と言われた祥子だったけど、ヤクザの人にそんなことを言われたくないと反論すると突然、
「誰がヤクザやねん!」
と怒り出すアニキ。

アニキの家で働く女性たちは全員『No Aniki No Life』Tシャツを着ている。

おいも
おいも

アニキ、めっちゃ慕われてるやん。

実はアニキはいくつもの会社を経営している大富豪。

アニキの「教え」の一例
  • 30cm位の謎の仏像を買わされる
  • 失敗した時ほど笑え
  • 体力の限界まで思いっきり働いて白目をむいて寝る(気絶)

一応アニキは成功者なので、こまめにメモを取る祥子。

仏像は何のために買わされたのでしょう・・・笑)
何かしら「お守り」のようなものがあると不思議と心が落ち着くとか、そんな感じでしょうか。

「失敗した時ほど笑え」という教えは、落ち込んでも仕方ないので無理やりにでも前を向けという意味だと思います。

人生をドラゴンクエストに例えて、経験値を積んでレベルアップを繰り返す事で人間は成長すると説くアニキ。

昔から若いうちは苦労は買ってでもしろと言われますが、とにかく色々な経験を積めという事なんですね。
恥なんていくらでもかいたら良いし、挑戦する事が大切。
まあ失敗したって死ぬわけじゃないんだから。

アニキに言わせれば、「何を縮こまっとんねん」という事ですよ。
何を委縮しているのか、ビビっている暇が有ったら挑戦しろと。

まあ、確かにそうですな。

アニキのモデルは実在の人物・丸尾孝俊氏

この映画の原作は『出稼げば大富豪(クロイワ・ショウ著)』
バリ島を中心に事業を展開している実業家・丸尾孝俊氏という実在の人物がモデルになっています。

こんな人が本当にいるのが驚きですが、それが日本人だという事がもっと驚き。

孤児の里親になったり、学校や病院を寄付する等の活動を通じて地元の人から本当に「アニキ」と呼ばれて慕われているそうです。
実際にYouTubeで本人の映像を観ると豪快で面倒見の良い性格というイメージで、とにかく頭で考えるよりも体を動かすタイプ。

こういう人だからこそ、人生の勝ち組になれたのかも知れませんね。

YouTube 『アニキリゾートライフチャンネル』

映画『神様はバリにいる』を配信しているサブスク

『神様はバリにいる』は「Amazonプライムビデオ」、「U-NEXT」等のサブスクで配信されています。

上記のサービスは約1ヶ月の無料お試し期間があるので、時間をかけて色々と試す事ができるところがオススメな点です。

サービス名月額料金(税込)同時視聴できる端末数無料お試し期間
U-NEXT2,189円4台31日間
Amazonプライム600円3台30日間
各サービスの詳細は別途解説記事を参考にしてください。
U-NEXT(ユーネクスト)の特徴
デメリット
  • 月額料金が他のサブスクに比べて2,189円と高い!
    しかし毎月自動付与される1,200円分のポイントを活用すると、実質の月額会費が989円となるので考えようによってはお得だと思います。
メリット
  • 取り扱っている作品が豊富で見放題作品が多い。
  • 電子書籍も配信しているので原作と一緒に楽しめる。
  • 1人が契約するだけで、4端末で同時に利用できる。
  • 無料お試し期間が31日間あるので、じっくり試せる。
Amazonプライムビデオ(アマプラ)の特徴
デメリット
  • 「プライムビデオ」は見放題対象外のレンタル作品が結構多い。
  • プライム会員を退会すると、全ての特典を利用できなくなる。
    ※プライムビデオの単独入会は不可。
メリット
  • 月額料金が他のサブスクに比べて600円と安い。
  • 1人が契約するだけで、3端末で同時に利用できる。
  • プライム会員になると「動画見放題」の他に「音楽聴き放題」など様々な特典を同時に利用できるようになる。
  • 無料お試し期間が30日間と長く、時間をかけて検討できる。

『神様はバリにいる』の堤真一は本記事の映画では実業家の大富豪役でしたが、逆にうだつの上がらないダメ中年を演じた映画も面白いです。

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