
実写映画版『ホリック xxxHOLiC』あらすじ
この世の者ではないアヤカシが見えてしまう高校生・四月一日(わたぬき)は能力を消し去りたいと願っていたある日、不思議な蝶に導かれて怪しいミセに辿り着いた。
出会ったミセの女主人・侑子の手伝いをするようになり非日常に接し始めた四月一日は、いつしか不思議な事件に巻き込まれてしまう。
【見どころ】女郎蜘蛛とアカグモのセクシーペア
- 四月一日に付きまとうセクシーな女郎蜘蛛&アカグモ。
- 一瞬しか登場しないけど、とあるアヤカシに好かれている四月一日。
- 蜷川実花監督による芸術性に富んだ演出。
【主要登場人物 / キャスト】女郎蜘蛛役は吉岡里帆
感想(ネタバレ含む)原作を知った上で観賞すべき作品
『ホリック xxxHOLiC』は漫画が原作で、アニメ化もされていて、さらにWOWOWプライムで杏と染谷将太主演により実写ドラマ化もされている人気作品。
そして今作の実写映画版となった訳ですが、色々と“なんか違う”感をのある作品でした。
原作漫画やアニメを観た経験があってどういう雰囲気の作品なのかを知った上で視聴したのだけど、映画版にはオリジナル要素が色々と詰め込まれていて違和感が大きかった。
マル&モロがなぜか少女ではなくなっている
マル&モロが原作やアニメ版では10歳くらいの少女だったのに、映画版では大人の一歩手前くらいの年齢の女の子二人組に変更されていて意味が分からなかった。
二人は無邪気に振舞っていたけど外見が大人と変わらないから、ちょっと痛い感じに見えてしまった。
この二人は人間ではない存在で、侑子が作ったらしい。
ミセの敷地から出る事は出来なくて、ミセを支える存在だそうな。
まあそれは良いのだけど二人の正式な名前よ。

マルダシ&モロダシって・・・
もうちょっとマシな名前があったでしょうに。
どうして実写映画版では子供の姿から変更したのでしょうね。
四月一日と百目鬼はどうやって親友になったのか
原作ではヌボーッとした雰囲気の百目鬼(どうめき)。
実写映画版の彼は言葉足らずにも程があって、何故あれで四月一日と親友になれたんだって話ですよ。
この作品は原作のダイジェスト版的な感じだから描かれていないところで親交を深めるシーンがあったと思うけど、それにしても説明不足感が否めない。
二人が心で通じ合える人間同士だったから良かったものの、普通の人なら絶対に友達になんてなっていないはず。
女郎蜘蛛&手下のアカグモが妖艶過ぎる
この作品の大きなっ見どころの一つである「女郎蜘蛛&アカグモ」の妖艶ペア。
男性は吉岡美穂が演じる女郎蜘蛛、女性は磯村勇斗が演じるアカグモに魅了される人が多いはず。

女郎蜘蛛はアヤカシだから妖艶なのは分かるけど、手下のアカグモは人間なのになぜあんなにミステリアスでセクシーなんや。
女郎蜘蛛は原作に登場するけど、アカグモは映画版のオリジナル。
蜷川実花監督の芸術的な世界観にとてもマッチしたキャラクターでした。
ストーリーよりも映像美を楽しむ作品
実写映画版『ホリック xxxHOLiC』は蜷川実花監督による芸術性を帯びた映像美を楽しむための作品であって、ストーリーは場面の繋ぎ方がチグハグで非常に分かりにくかった。
そもそも侑子が何者なのかの説明も無いし、最後は四月一日がオネエみたいになっているし(笑)
実写映画版は、まず原作をある程度知っている状態で観た方が良いと思います。
前知識なしでいきなり観たら、たぶん訳が分からなさ過ぎて途中で観るのをやめるかも!?
実写映画版『ホリック xxxHOLiC』を視聴できるサブスク
今回の実写映画版をいきなり観ても意味不明なので、まずは原作漫画やアニメで『xxxHOLiC』勉強しておく必要があります。
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