『となりのトトロ』あらすじ・感想 | 歌詞でトトロの正体が分かる!?

となりのトトロ

よく見るとポスターの女の子はサツキではないしメイでもない。
当初は姉妹ではなく、一人の女の子が主人公という設定だったみたいです。

『となりのトトロ』の詳細情報

公開年  : 1988年
上映時間 : 1時間 28分
監督   : 宮崎駿
キャスト : 日高のり子 / 坂本千夏 / 糸井重里 / 島本須美 / 北林谷栄 / 高木均 ほか

『となりのトトロ』登場人物(声優)

草壁サツキ(日髙のり子)
草壁家の長女で12歳の小学6年生。
寝坊した父の代わりに家事もこなすしっかり者で妹の面倒見が良いお姉ちゃんだけど、本当は無理をして気丈に振舞っている一面もある。
ある雨の日、バス停で父を待っている時に頭に葉っぱを乗せた不思議な生き物と遭遇。

草壁メイ(坂本千夏)
草壁家の次女で4歳。
寂しがり屋で聞き分けが悪く頑固な性格。
ある日、自宅の庭先でドングリを入れた袋を担ぐ不思議な生き物を発見。

草壁タツオ(糸井重里)
サツキとメイの父。
東京の大学で考古学の非常勤講師をしていて、他に自宅で翻訳の仕事もしている。
大人なのでトトロは見えないけど、サツキやメイの話を疑わずに優しく聞いてくれる。

草壁靖子(島本須美)
サツキとメイの母。
現在「七国山病院」に入院中。
胸の病気を患っているという情報だけど、作品内では明確に描かれていない。

おばあちゃん(北林谷栄)
カンタの祖母で隣の大垣家に住む。
草壁家が引っ越して来るまで家の管理をしていた。
カンタにとっては母以上に怖い存在。

大垣勘太(雨笠利幸)
サツキのクラスメイト。
当初は照れもあって悪口を言っていたりしたけど、雨の日に傘を貸すなど次第に打ち解けていく。

カンタの母(丸山裕子)
昔ながらの肝っ玉母ちゃん。
某ジャイアンの母にイメージが似ている。

森山玲子(鷲尾真知子)
さつきの担任で大学を出たばかりの新米教師。
メイが学校に来た時は教室に迎え入れるなど、面倒見が良く優しい先生。

トトロ
妖精や精霊などではなく動物らしい。
太古の昔から森に住んでいて、とても長寿で不思議な生き物。
普通の人間は見ることが出来ないが、まれに姿を見ることが出来る子供がいる。
大トトロ(灰毛)、中トトロ(青毛)、小トトロ(白毛)。

ネコバス
体が空洞になっていてバスのような姿をしている12本足の巨大な雄ネコ。
人間には見えないが、たまに犬に吠えられる。

トトロのような普通(?)の動物ではなく神の類らしい。
昔は人間のカゴ屋に化けていたけど、現在はバスの姿がお気に入り。
とある筋からの情報によると、大型客船級など様々な個体が存在するそうな。

まっくろくろすけ(ススワタリ)
家中をすすと灰だらけにしてしまう困った生き物。
空き家などにコッソリ住み着いているけど、人の気配がすると逃げ出す。

千と千尋の神隠し』で釜爺の元で働いているススワタリと同類。

あらすじ | 不思議な生き物トトロとの出会い

入院中の母が退院した時の為に田舎の農村に引っ越してきた草壁家。
長女サツキと次女メイの姉妹はお化け屋敷のような新居に興味津々。

ある日、メイが庭先で遊んでいると不思議な生き物を発見して後をついていく。
すると行き着いた先にさらに大きな生き物が寝ていて、メイはトトロという名であると勝手に解釈。

父に話してみると、それは運良く会えた森の主だという。
そして後日、今度はサツキがトトロに遭遇する。

感想(ネタバレ含む) | トトロに会うには森へのパスポートが必要!?

「となりのトトロ」の舞台は昭和30年代前半の埼玉県所沢市。
終戦の年が昭和20年なので、そこから十数年後ですね。

大学の非常勤講師の父と小学6年生の姉サツキ、そして4歳の妹メイの三人が引っ越して来るところからスタート。

荷物を運んでいる車が軽トラかと思ったら三輪自動車。
いわゆるオート三輪というやつですな。
作品内では山道を軽快に走っていたけど、前輪が中央に一つしかないので当時はカーブでバランスを崩してよく転倒していたそうです。
まあ見るからに不安定だし、乗り心地も相当に悪かったそうな。
四輪の軽トラックが誕生してからは一気に姿を消したとか。

母の病名は何なのか

映画を観た限りでは不明なので、草壁家のお母さんは一体何の病気で入院しているのかを調べてみました。
演出覚書では肺に関する病気で入院中という設定だそうです。
そして入院先が「七国山病院」という架空の病院だけど、当時結核治療の専門病棟があった病院がモデルとの事。
その病院の現在は様々な診療科目を備えた二次救急機関として東京都東村山市で経営が続いています。

ファンの間では結核説が濃厚みたいだけど、感染リスクがあるので面会が難しい病気のはず。
詳しく調べてみると、最初の数週間が過ぎれば他人に感染させてしまうリスクが低下して面会が可能になるみたいです。

草壁家の場合はお見舞いに行っていたので、感染リスクが低い状況だったのかも知れない。
そう考えると、お母さんは治りかけの状態だったみたいですね。
父はサツキに、お母さんは風邪をこじらせただけと説明していたみたいで、明確にどのような病状なのかを教えていない感じ。
メイはまだ4歳なので何も分かっていない。

草壁家が引っ越してきた理由は、お母さんにきれいな空気の環境で過ごして欲しかったからという事なのでしょうかね。
昭和30年代というと、大気汚染が社会問題化しているヤバい時代ですからね。

不思議な生き物と遭遇

ある日、サツキが学校にいる間に家の庭で遊んでいたメイは奇妙な生き物を発見。
普通はビビッてお父さんを呼びに行きそうなものだけど、メイはその不思議な生き物の追跡を開始。
まだ4歳なので好奇心が勝ってしまうお年頃。

そして行き着いた先にアイツがいるわけですよ。

メイ:「あなたの名前は?」
謎の生き物:「ドゥオーッ、ドゥオーッ、ボー!」

メイ:「トトロ・・・トトロっていうのね。」

何でやねん!と思ったけど、もしかすると子供にしか聞こえない音波のようなものを聞いたのかも知れない。
蚊が飛ぶようなモスキート音を人工的に出した時に大人が聞こえないのと同じ原理のやつ。

純粋な心を持つメイにはトトロと聞こえたのでしょう。
私は「ブォーッ」としか聞こえなかったけど。
・・・心が汚れてしまっているのですかね。

父にトトロの事を話してみると、それはきっと森の主だと説明される。
娘をがっかりさせないためにそう言っているのか、それとも考古学者としての意見なのか、お父さん自身がまだ純粋な子供心を持っているという可能性もありますが、何にしても娘の言う事を否定しない優しくて良いお父さんです。

この作品は全体的にやさしさ成分が多い。
おばあちゃんは良い人だし、カンタも良い奴だし、村のみんなも優しい。
みんなが助け合って生きていく、古き良き時代ですね。

後日、サツキもバス停でトトロに遭遇しました。
その時にお父さんの雨傘を貸してあげたら、お礼にドングリを包んだ笹の葉をもらった。

トトロにネコバスを呼んでもらう

ある日、病院から電報が届き母の体調が悪化したという知らせを受けたサツキ。
当時はまだ各家庭に固定電話が無かった時代みたいで、大学にいる父に連絡をするためにカンタの家の本家に行って電話を借りる。
黒電話よりも前の時代のもので、昔のスパイ映画でエージェントが本部と連絡を取る時に使うタイプの古い型のやつです。

この時代の緊急事態を知らせる連絡手段はまだ電報が主流だったんですね。
今ならメールで一瞬だけど、当時は郵便屋さんが届けてくれるシステム。
しかも一方的な情報だから母の体調が悪化したなんて書いてあったら、そりゃパニックですよ。

いくら気丈なサツキでも心配になって遂には泣き出してしまった。
まだ小学6年生ですからね。

サツキがこんな状態なのに、今度はメイが行方不明に。

こういう時って、落ち込んでいる自分よりもヤバそうな状況の人が出てきたらすぐに立ち直ってしまう人間の心理が興味深いですね。
サツキはいなくなったメイを捜す為に村中を走り回ります。
さすがはお姉ちゃん。

でもどこを探しても見当たらず、最後の望みをかけてトトロの元へ!

トトロはサツキの言葉を理解してネコバスを呼んでくれた。
というわけで、トウモロコシを抱えた4歳児の捜索が始まります。

トトロの身長は公式には2メートル。
サツキと比較すると3メートル近くあるように見える。

トトロはそもそも何者なのか

ネコバスもさることながら、トトロは結局何者やねん?
という疑問を抱く人は大勢いると思うので、調査をしてみました。

モデルはフクロウの一種であるミミズク。
何となく分からないでもない。
まあ外見的な特徴はともかく、存在そのものの真相を知りたい。

となりのトトロのエンディングテーマの歌詞に注目してみましょう。
歌詞全部を掲載するとマズいので一部を抜粋してみると、

木の実 うずめて 小さな芽 生えたら・・・森へのパスポート
サツキがトトロに傘を貸してあげたお礼に貰ったドングリの事でしょうかね。

森の中に 昔から住んでる
トトロは1000歳を超えているそうです。
小トトロでさえ100歳越え。

子供のときにだけ あなたに訪れる 不思議な出会い
大人には見えない存在。

ここまでは特に問題は無いのだけど、次ですよ。

雨降り バス停 ずぶぬれ オバケがいたら
やはり未確認の動物とかではなくて、そういう存在なのでしょうか?
雨傘をさしてあげると、森へのパスポートを入手できます。

歌詞には出会うと素敵な幸せが訪れると書いてあるので、都市伝説で囁かれているトトロ死神説は可能性が低くなりました。
この噂については、ジブリが公式に否定したそうな。
エンディングではお母さんが退院した描写があるので、この物語はハッピーエンドのはず。

要約すると、トトロに会うには森へのパスポート的な何かが必要。
・メイが初めて遭遇した時は、小トトロと中トトロに付いて行ったから会えた。
・サツキが初めて遭遇した時は傘を貸してあげて、お礼に木の実を貰って庭に埋めた。
この時にはメイも一緒でしたね。

つまり、二人は森へのパスポートを持っているという事です。

いや違う違う、トトロが何者なのかという話。
トトロという名前はメイが勝手に解釈した名前で、
大トトロ(ミミンズク)、中トトロ(ズク)、小トトロ(ミン)・・・だそうな。

結局正体は分からない。
1000年以上生きる未確認生物というだけならまだしも、特定の子供にしか見えないという時点で普通の存在ではない。

時々ネコバスに乗って、湯婆婆が経営している「油屋」に通っていたら面白いですけどね。

ところで、ネコバスの天井やサイドに付いているライトってネズミの眼が光っているという事を初めて知りました。
ネズミにとってネコは天敵のはずなんだけど・・・これも宮崎監督の遊び心ですかね。

スタジオジブリの歌(ダウンロード版)

スタジオジブリの歌 -増補盤-

取り扱い停止になっている場合があるのでご注意ください。

タイトルとURLをコピーしました