『嘘八百 京町ロワイヤル』あらすじ・感想 | ロケ地は京都各地

『嘘八百 京町ロワイヤル』の詳細情報

公開年  : 2020年
上映時間 : 1時間 46分
監督   : 武正晴
キャスト : 中井貴一 / 佐々木蔵之介 / 広末涼子 / 友近 / 森川葵 / 山田裕貴 / 坂田利夫 / 前野朋哉 / 木下ほうか / 宇野祥平 / 塚地武雅 / 桂雀々 / 吹越満 / 坂田聡 / ブレイク・クロフォード / 冨手麻妙 / 山田雅人 / 浜村淳 / 国広富之 / 竜雷太 / 加藤雅也 ほか

『嘘八百 京町ロワイヤル』登場人物(キャスト)

小池則夫(中井貴一)
京都で「古美術 かわうそ」を経営している冴えない店主。
目利きの腕は確かだけど売り上げが少なくて、娘の店の一部を間借りしている。

野田佐輔(佐々木蔵之介)
陶芸家としての腕は確かだけど、未だにくすぶったままの冴えない男。

橘志野(広末涼子)
父の形見の茶碗を悪徳古美術商に騙し取られた、ミステリアスな美女。

大原いまり(森川葵)
則夫の娘で人気占い師。
父親に軒を貸している。

野田康子(友近)
佐輔の妻。
長年、肉屋でパートをして夫を支えている。

野田誠治(前野朋哉)
佐輔と康子の息子。
現在は特殊メイクアップ・アーティストとして活動中。

西田(木下ほうか)
佐輔や則夫が通う居酒屋「土竜」のマスター。
筆跡偽造の達人。

よっちゃん(坂田利夫)
「土竜」の常連。
紙偽造の達人。

材木屋(宇野祥平)
「土竜」の常連。
指物偽造の達人。

牧野慶太(山田裕貴)
陶芸王子としてテレビでも親しまれている若手陶芸家。

田中四郎(塚地武雅)
博物館の学芸員。
千利休に関する話題になると急に饒舌になる。

青山一郎(吹越満)
則夫の学生時時代の同級生。
骨董番組のプロデューサー。

ピエール(ブレイク・クロフォード)
則夫の古い友人で腕利きの調査員。

番頭(山田雅人)
「嵐山堂」の番頭。
社長の為に色々と暗躍。

億野万蔵(竜雷太)
古美術品の鑑定家。
嵐山や陶芸王子と共にテレビ番組に出演している。

嵐山直矢(加藤雅也)
「嵐山堂」の二代目社長。
何やら裏で悪さをしている様子。

あらすじ | 今度の舞台は京都

古美術商・小池則夫と陶芸家・野田佐輔の冴えない中年骨董コンビが、古田織部の幻の茶器をめぐり京都でテレビ出演もこなす古美術商「嵐山堂」と騙し合いを繰り広げる。

感想(ネタバレ含む) | 裏の仕事で本領発揮する冴えないオヤジ達

前回、大阪の堺で悪徳古美術商から1億円を騙し取った則夫と佐輔。
まあこの時点で主人公の二人も悪徳詐欺師なんですが、今回も似たような展開。
といっても騙される相手は二人を上回る悪人なので、基本警察沙汰にはならない。

確かな目利きが出来て口が上手いのに何故か冴えない古美術商・小池則夫と、本物と見分けが付かない精巧な贋作(偽物)を作ることが出来る腕の良い陶芸家なのにこちらも冴えない野田佐輔

前回との大きな違いは、則夫は車で全国を回る生活から脱却して京都に店を構えている。
でも、娘のいまりが開業している占い屋の軒先を間借りしているだけ。

対する佐輔もギャラリーで個展を開いたりするようにはなったけど、口下手なので儲からないし大きな仕事も入ってこない。
佐輔は則夫や他の仲間の前ではよく喋るのに、仕事となると何故か無口で自信なさげになる。
贋作ばかり作ってきたので卑屈になってしまっているのでしょうかね。

則夫は空回り気味で美女に弱い、佐輔は作品に自信が持てずにいる。
二人が冴えない理由は、こんな感じでしょうか。

いまりと誠治は自分の道を見つけて、イキイキとしている

則夫の娘のいまりは、占い師に転身して京都で店を構えている。
しかもなかなかの人気みたいで、金銭的にも潤っている様子。

則夫はいまりの店の奥のスペースを間借りして骨董屋を開いている冴えない父親。
たまに来た客が美女だったりしたら、お代は結構です的な調子なので、いまりは呆れ顔。

たぶん店の家賃も全額いまりが負担している。
娘に焼き肉(定額食べ放題)を奢ってもらっているくらいだし。

佐輔の息子の誠治は、特殊メイクアップ・アーティストになって撮影所にも出入りするヤリ手に転身。

娘や息子がそれぞれ得意分野で自立するようになったのに、オッサン達ときたら(笑)

ところで、いまりと誠治って前作で則夫たちが騙し取った金を持って二人で駆け落ちしようとしていたけど、今回は付き合っている様子が描写されていない。
この二人は現在どういう関係なのでしょうか?
第三弾があれば何か進展が見られるのかも知れないけど、今回は接触もほぼ無し。

新たな標的を見つけた冴えない骨董コンビ

贋作から足を洗って真面目に陶芸家として生きていこうとしていた佐輔だったけど、結局則夫の口車に乗せられて贋作作りに励む事になる。

今度は戦国時代の茶人武将・古田織部の茶器。
この話を持ち込んだ謎の美女・橘志野の役割が完全にルパン三世の峰不二子。
自分の利益が最優先で、勝ち馬に乗るために暗躍するタイプ。

今回の標的は古美術商「嵐山堂」の二代目社長。

作戦としては、佐輔が制作した贋作と嵐山堂が所有している本物の織部の茶器をすり替える。
やろうとしている事は完全に犯罪行為なんだけど、嵐山堂や他の関係者もみんな悪人で結託して悪さをしている連中なので、悪人同士の騙し合いという構図ですね。

この作品は勧善懲悪ではないところが面白い。
則夫&佐輔一味は傍から見れば詐欺師だし、ターゲットも悪徳商人。
騙すか騙されるかのゲームを展開していくわけですよ。

妻が大好きなのに突き放されて半泣きになる佐輔

則夫は離婚しているので志野に好意を抱くのは仕方がないけど、可愛そうなのは佐輔。
陣中見舞いに来た妻の康子に、佐輔が志野に好意を抱いていると勘違いされて、
「もう家に帰ってこなくて良い。」と言われ子供みたいに半泣きになる。

前回も同じようなシーンがありましたね。
このシリーズがさらに続くのなら、佐輔が妻に突き放されて泣きそうになるシーンを定番にして欲しい。

続編があるのなら観たくなる大人のコメディ

「嘘八百」シリーズは今回で第二弾だけど、続編があるかもしれないような雰囲気で終了。
今回で完全にスタイルが確立されました。

表の世界では相変わらず冴えない則夫と佐輔だけど、裏の仕事をする時は優秀な仕事人に変身。
居酒屋「土竜」の常連客が偽物を作るエキスパートいう設定も楽しい。

そして今回は交流が無かったけど、いまりと誠治の関係も気になるのでぜひ第三弾が観てみたい。

この作品は『コンフィデンスマン JP』のような派手さは無く若い人が観てもあまり面白さを感じないかも知れないけれど、大人が見ると結構楽しいと思います。
骨董の世界の話だけど別に難しい内容ではないので、気軽に観られるオススメの作品です。

『嘘八百 京町ロワイヤル』のロケ地に関しては、太閤山荘渉成園本能寺 大賓殿宝物館庵町家ステイなどの京都の施設が撮影場所になったみたいです。
私はどこも訪れた事が無いので、詳しくは分かりませんが・・・。

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