アニメ『ジョゼと虎と魚たち』あらすじ・感想 | 実写版にいない隼人の存在が大きい

アニメ『ジョゼと虎と魚たち』の詳細情報

公開年  : 2020年
上映時間 : 1時間 38分
監督   : タムラコータロー
キャスト : 中川大志 / 清原果耶 / 宮本侑芽 / 興津和幸 / Lynn / 松寺千恵美 / 盛山晋太郎(見取り図) / リリー(見取り図) ほか

アニメ『ジョゼと虎と魚たち』 登場人物(キャスト)

鈴川恒夫(中川大志)
大阪の大学で海洋生物学を学ぶ4年生。
メキシコの近海にのみ生息する「クラリオンエンゼル」の群れを自分の目で見るという夢を抱き、留学費用を稼ぐために複数のバイトを掛け持ちしている。

ジョゼ(清原果耶)
両親は他界し現在は祖母と二人暮らしをしている、足が不自由な24歳の女性。
祖母の方針で外の世界をほとんど知らない為に、色々と世間知らずな面がある。

本名は山村クミ子。

山村チヅ(松寺千恵美)
ジョゼと一緒に暮らしている祖母。
孫の安全を考えて、ジョゼを外に連れ出す時は人気の少ない夜間のみ。

偶然出会った恒夫にジョゼの管理人としてのバイトを持ち掛ける。

二ノ宮舞(宮本侑芽)
恒夫のバイト先のダイビングショップで働いている後輩。
片思い中の恒夫を常に気にしている。

松浦隼人(興津和幸)
恒夫と同じダイビングショップで働く友人。
軽い感じの性格だけど、人の気持ちを察して空気を読むことが出来る男。

岸本花菜(Lynn)
ジョゼが恒夫に連れてこられた図書館で知り合い、友人となった司書の女性。

諭吉(河西健吾)
ジョゼの家に住み着いている野良ネコ。
名前は恒夫が付けた。

あらすじ | 夢のために頑張る学生と夢を持たない女性

留学という夢の為にアルバイトを掛け持ちしている大学生の恒夫は帰宅中に、坂道を猛スピードで暴走する車椅子から放り出された女性・ジョゼを偶然助ける。

その縁がきっかけでジョゼの祖母から、彼女の管理人という名目の世話係のバイトを持ち掛けられて承諾。

世間知らずで高圧的な態度のジョゼに辟易しながらも次第に心を通わせていく恒夫だったが、ある時、交通事故に遭ってしまい自らも車椅子生活を送る事を余儀なくされる。

感想(ネタバレ含む) | 実写版とアニメ版との違い

基本設定は変わらないけど、実写版とは色々と違う部分がある今回のアニメ版。

まず恒夫のキャラクターについて。
実写版はアニメ版同様に大学生だけど、セックスフレンドがいて他の女の子の事も気になるナンパな男。
将来何かやりたい事がある訳でもなく、普通の大学生活を送っている。
ジョゼと出会ってからはマシな感じになったけど、最後は結局・・・

といった感じだったのだけど、アニメ版は海洋生物学を真面目に学んでいて、メキシコに留学するためにアルバイトをいくつも掛け持ちして、しっかりと勉強して奨学金の審査にも合格するという実写版とは全く違うカッコ良すぎる恒夫になっている。

違いは歴然です。
実写版はどこにでもいそうな普通の大学生。
アニメ版は夢に向かって必死に頑張っていてキラキラ眩しすぎる好青年。

同じ恒夫なのに、設定が違うだけでこうも変わるのか。

恒夫のくせに生意気ですね(笑)

ジョゼは最初から車椅子に乗っている

アニメ版は最初から車椅子に乗っていて、実写版は何故か乳母車に乗っていた。

この実写版の乳母車が不気味過ぎるんですよ。
おばあさんが人目に付かない夜中に足が不自由なジョゼを散歩に連れ出しているだけなのだけど、知らない人が見たら腰の曲がった老婆が中身不明の乳母車を押しながら夜な夜な何をやっているのかという風に見えてしまう。

実写版では都市伝説的な存在になっていましたからね。

おばあさんが優しい

おばあさんは孫のジョゼを大切に思って世話をしているのだけど、アニメ版はジョゼには自分がいなくなっても生きていけるように自立して欲しいと願っていて、色々と遠回しに促している部分が見受けられる。

恒夫をジョゼの世話係にしたのもその一環だと思います。

実写版は身体障がい者である孫を世間から隠そうと必死だったので、ちょっとイメージが悪かった。
孫の幸せを願っていたという点は、アニメ版も実写版も変わらないとは思うのですがね。

松浦隼人が親友キャラとして最高の存在感

実写版には存在していないキャラとして、恒夫と同じダイビングショップで働いている同い年の松浦隼人という男が本当に良い仕事をしてくれます。

良い仕事と言ってもバイト先で売り上げアップに繋がるような事をした訳ではなく、恒夫の親友として人間関係のつなぎ役という点で非常に役立つ存在だったという事。

隼人は実写版の恒夫の悪い部分(女好きなど)を凝縮したキャラのようなイメージだけど、他人の心の内を読み取って適切な行動をとることが出来る実はデキる男。

恒夫の事が好きな後輩の舞がジョゼに対して敵意をむき出しにしている時には間に入ってなだめるような行動を取ったり、恒夫が落ち込んでいる時には励ましたり、とにかくイイ奴なんですよね。

まあ女好きなのは間違いないけど分別は弁えている感じだし、若い時にこんな友達がいたら最高だと思えるようなキャラクターです。

ちなみに二ノ宮舞は、ジョゼのライバルとしてはインパクトが弱すぎて実写版とは違って存在感が薄かった。
原因は恒夫がナイスガイ過ぎて、舞が二人の間に入り込む余地が無かったからでしょうか。

恒夫にアクシデント!

アニメ版の大きな事件として恒夫がアクシデントに巻き込まれて一時期車いす生活になってしまい、留学などの人生設計に狂いが生じてしまったのが実写版とは違うところ。

この経験は恒夫のジョゼに対する思いをより強くする出来事だったのは間違いない。

実写版では最後の覚悟が足りずに逃げてしまったけど、アニメ版では一時的とはいえジョゼと同じ車椅子生活をしてみて彼女の大変さが理解できたのではないでしょうか。

最終的にどうなったのかは分からないけど、エンドロールで描かれた映像を観た限りではハッピーエンドな感じで終わっていたので、恒夫のアクシデントの経験は二人の関係に間違いなくプラスに働いたと思います。

入院中の恒夫は自暴自棄になりかけていたけど、空気が読める男・隼人のお陰でまた情熱を取り戻すことが出来たし、やはり持つべきものは親友ですな。

そして舞に言える事は、恒夫を諦めて隼人に乗り換えた方が絶対に良いという事。
あの男は間違いなく人生で成功できる。
ダイビングショップのバイト程度で終わるような男ではない(笑)

実写版はセクシーな場面があったりして生々しかったけど、アニメ版は夢を追いかける恒夫に触発されてジョゼも夢に向かって動き出すという前向きな終わり方で内容も優しい雰囲気のイメージ。

『ジョゼと虎と魚たち』を始めて観る場合は、アニメ版から入る方が良いと思います。

この作品を観た他の人の感想(レビュー)を見てみる

※登録は一切不要で自由に感想を閲覧できます。
※作品評価のの横の数字をタップまたはクリック。
※諸事情で配信が停止になる場合があります。

原作小説の感想(レビュー)を見てみる

※登録は一切不要で自由に感想が閲覧できます。
※電子書籍版と紙書籍版があります。

タイトルとURLをコピーしました