銀河共和国はアメリカ合衆国のようにいくつもの国が一つの国家を形成している連合国家。
合衆国も共和国も連邦も意味は基本的に同じだそうです。
銀河共和国は形成している各星系がそれぞれ独自に軍隊を持っているのだけど、銀河共和国としては正式な軍隊を保有していません。
そこで分離主義勢力の不穏な動きに備えるために、正式に共和国軍を創設しようという話が持ち上がっているところからエピソード2がスタート。
前作(エピソード1) から10年経過しているので、9歳だったアナキンは青年に成長。
関連記事 『スター・ウォーズ / エピソード1』あらすじ・感想
『スター・ウォーズ エピソード2 / クローンの攻撃』あらすじ
惑星ナブーの戦いから10年後、青年に成長したアナキンはパドメと再会しお互いに惹かれ合っていく。
一方共和国から数千の星系が離脱を表明し、不穏な空気が漂っていた。
【見どころ】ダース・ベイダーの下地が出来始める
- 成長するにつれて、徐々に調子に乗り始めるアナキン
- 怪しい男・パルパティーン議長
- 白アーマーのクローン兵の原点
【登場人物 / キャスト】中学生の反抗期のようなアナキン
感想(ネタバレ含む)心の暗部が見合隠れするようになったアナキン
アメリカは各州が州兵を独自に保有し、それとは別にアメリカ軍として国軍が存在する。
銀河共和国はアメリカ合衆国と同じような体制になろうとしています。
今までは各国から選出された代議員によって話し合いで物事が決められていたみたいだけど、数が多すぎて話がまとまらないし政治腐敗が進んで、現在の共和国は参加国が増え過ぎて制御不能になっている状態。
栄枯盛衰、諸行無常ですな。
軍創設の是非について一票を投じるために女王を退位して元老院議員となったパドメが惑星コルサントに向かう途中に命を狙われ影武者が身代わりとなって命を落としてしまった。
この件をきっかけに元老院最高議長の勧めもあって、ジェダイの騎士が彼女の護衛に付くことに。
そして10年ぶりにアナキンとパドメが再会を果たします。
それにしても最高議長のパルパティーンという人物。
アナキンに対して非常に親しげであり才能を高く評価していて、本人を前にして褒め称えるというもの凄いヨイショぶり。
そりゃね、最高議長の正体はアレですから、二人は因縁浅はかならぬ関係という事ですよ。
※アナキン・スカイウォーカーは後のダース・ベイダー。
オビ=ワン師匠の下で10年間修業を続けたアナキンはジェダイの騎士として相当な実力を身に着けたけど、精神面に未熟な部分がチラホラと見受けられます。
ただ本人は自分はもう一人前だと自負していて、何なら師匠の実力を越えているとさえ思っている傲慢な感じになっている。
まずい兆候ですね。
実はもう既に、ジェダイの騎士と相対する存在のシスの暗黒卿であるアノ男に目を付けられています。
シスとはジェダイのような集団の事で、両者ともフォースという能力を用いる。
フォースとは銀河の万物を包摂するエネルギー。
シスは闇でジェダイは光という存在。
早い話が、悪人と善人ですな。
アナキンはジェダイという光の存在からシスという闇の存在に落ちる訳ですが、「エピソード2」ではまだジェダイの騎士としての自覚が強いので闇落ちまでは至りません。
まあ最終的には闇落ちして、ダース・ベイダーになるんですけどね。
シスに落ちた者は、過去の名を捨てダースの称号を得て新たな名前を授かる。
ダースというのはシスにおける暗黒卿の称号なので、ダース〇〇という名になる。
クローン兵の製造現場に潜入したオビ=ワン
エピソード1では戦闘用ドロイド(この世界におけるロボット)が兵士の役割を果たしてたけど、いよいよ今回から白いアーマーで身を包んだお馴染みの兵士が登場。
今まで銀河共和国はドロイドを警備要員として使っていたけど、秘かに人間のクローンを大量製造して兵士として活用する事を計画していた。
しかも、恐怖心を取り払い、さらに反抗的な態度をとらないように遺伝子改造された人間を大量に作り出して兵士にするので非常に使い勝手が良いときたものですよ。
独裁者が好みそうな兵士ですね。
話は10年前に遡ります。
エピソード1で描かれたナブーの戦いの後にサイフォ=ディアスというジェダイの騎士が、クローン製造技術に秀でた共和国辺境の惑星カミーノに大量のクローン兵の製造を発注した訳です。
これはシスの脅威に備えようと極秘にクローン兵団を組織しようと計画したもので、唯一元老院最高議長パルパティーンにのみ計画を打ち明けた。
この時点で大きなミスですね。
話した相手が悪かった・・・。
そしてサイフォ=ディアスは、亡き者にされてしまった。
10年前に発注されたクローン兵士がようやく出荷直前の状態になっていて、そのタイミングでオビ=ワンが製造工場がある惑星カミーノを発見。
ちなみに師匠が命懸けで頑張っている間、弟子のアナキンは護衛対象のパドメとイチャイチャ。
何してんねん!
それはそうと、クローン兵士の元となる遺伝子情報を提供したジャンゴという賞金稼ぎは、自分の完全なクローン人間をボバと名付けて息子として育てているみたいだけど、何だか気持ち悪い感じがします。
ちなみに息子のボバ・フェットはエピソード4以降で凄腕の賞金稼ぎとして登場。
まあジャンゴ・フェット本人のコピーですけどね。
オビ=ワン師匠はドジを踏んで捕まってしまい、弟子のアナキンはパドメと共に救出へ向かう。
しかし結局二人も拘束されてしまった。
やはり数の力には敵いません、多勢に無勢というやつですよ。
死刑執行直前の絶体絶命の場面でジェダイ騎士団が参上!
エピソード4以降はジェダイの騎士がほぼ全滅状態なので、ライトセイバーを持った集団が何十人もいるシーンは見応えがあります。
とはいえ数の上では敵が有利なので、またまた窮地に立たされてしまう。
うーん・・・ジェダイ騎士団て意外と弱い?
二度目のピンチに今度はヨーダがクローン兵士を率いて参上!!
ここでようやく形勢逆転。
さすがはグランド・マスター。
ただのマスコットキャラクターじゃなかったんですね(笑)
映画『スター・ウォーズ エピソード2 / クローンの攻撃』を配信しているサブスク
新三部作はアナキン・スカイウォーカーがダース・ベイダーになるまでが描かれるので、いよいよ次回という事ですね。
あの男も本性を現します。
エピソード2の最後のシーンで遂にあの曲が流れましたよ。
「ダーダーダーダーダダーダーダダー♪」
分離独立派がクローン兵を入手して、銀河帝国が樹立される流れに。
そして遂にダース・ベイダーの誕生を目の当たりにする事になります。
関連記事 『スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐』
関連記事 『スター・ウォーズ』の関連記事まとめ
『スター・ウォーズ』シリーズの映画を完璧に楽しみたい場合は「ディズニープラス」一択。
制作スタジオがディズニーの傘下なので、スピンオフドラマも独占配信されています。