4月1日はエイプリルフール。
この日は嘘を吐いても許してもらえるという特別な日。
もちろん法に触れるような事は厳禁ですけど。
それはもはや、嘘ではなく詐欺になりますので。
そんなエイプリルフールの日に色々な場所で起こった様々な人たちの出来事が、一見無関係に見えて色々と絡み合っていく物語。
世間というのは広いようで狭いという事ですよ。
この映画は複数の物語が同時進行で描かれます。
『エイプリルフールズ』あらすじ
様々な人々がエイプリルフールに吐いた嘘が連鎖的に絡み合い、 誰かの嘘が奇跡を呼び、誰かの嘘が悲劇を生み、真実を語っているのに信じて貰えなかったり・・・
誰かが他の誰かに影響を与えながら、奇跡のエンディングに結びついていく。
【見どころ】一つの嘘が次々と連鎖的に影響
- 各地で同時多発的に起こったトラブルが微妙に繋がっている
登場人物(キャスト)オーナーシェフは役立たずのポンコツ
感想(ネタバレ含む)嘘を吐くことは必ずしも悪じゃない
イタリアンレストランにある女性が乗り込み、その店にいた男性客に襲い掛かる。
何処で入手したのか、手には拳銃のようなものが。
店にいた客は全員人質となってしまった。
厨房に逃げ込んだ男性客は、たまたま居合わせたオーナーシェフと共に作戦会議。
オーナーは知り合いに警察がいるから連絡すると言ってスマホを取り出すと早速通報します。
携帯電話って本当に便利。
こういう状況にこそ真価を発揮する便利ツールですよ。
オーナーからの連絡を受けたのは、ある犯人を取り調べ中の刑事。
しかしオーナーが過去にエイプリルフールの度にくだらない嘘を言っていたせいで信用してもらえずに通話を切られてしまう。
よりにもよって今日もまたエイプリルフール。
さらにスマホのバッテリーが運悪く無くなってしまった。
このオーナー、とんだ役立たずやな。
しかも普段から嘘ばかりついているせいで信用度がゼロ。
やはり日頃の行いって大事ですね。
この映画は、一見何の関係もない者同士に見えても何かしら繋がっているという物語。
人はどこかで誰かと繋がっていて影響を与え合っているという事ですね。
他人の嘘を信じてとんでもない行動に出てしまったり、面識がない同士であっても例えばその人がネットに書き込んだ言葉に影響されたりとか。
芋づる式に辿って行けば、元はほんの些細な嘘がきっかけ。
でも小さな嘘のせいで様々な人が何かしらの影響を受ける。
しかも一度始まった連鎖は、もう誰にも止められない。
軽い気持ちで吐いた嘘でも相手が思い込みの激しいタイプだったら厄介。
「いやいや、今のは嘘だから。」
と釈明しても、照れ隠しで誤魔化していると受け取られるかもしれない。
冗談のつもりなのに、それが取り返しがつかない事になってしまう展開になるかもしれない。
ウソにも色々ありますよね。
相手を励ましたり心配させないための優しい嘘。
詐欺などの犯罪的な嘘、まあこれは絶対にダメだけど。
自分に嘘をつくという言い回しも時々聞きますね。
本当の自分はこうなのに、別の自分を演じている現状。
この場合は葛藤を抱えている人もいれば、本来の自分が何なのか分かっていない人もいる。
この映画には多種多様な嘘が出て来ます。
世の中には許される嘘と、そうではない嘘があるという事。
そもそも、最初から嘘なんてついちゃダメですよね。
映画『エイプリルフールズ』を配信しているサブスク
「U-NEXT」は1契約で同時に4つの端末まで利用できる大人気のサブスクで、家族で利用している人も多いです。
※ただし同じ動画の同時視聴は出来ないので、異なる動画を選択してください。
本記事の映画の脚本は『キサラギ』と同じ古沢良太が担当。
確かにアノ人とアノ人がこう繋がっているのか、と思わずニヤッとしてしまう展開が似ている気がします。
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