『カイジ2 人生奪回ゲーム』あらすじ・感想 | どいつもこいつも狂ってやがる!

『カイジ2 人生奪回ゲーム』の詳細情報

公開年  : 2011年
上映時間 : 2時間 13分
監督   : 佐藤東弥
キャスト : 藤原竜也 / 伊勢谷友介 / 吉高由里子 / 生瀬勝久 / 香川照之 / 松尾スズキ / 柿澤勇人 / 光石研 / 嶋田久作 ほか

『カイジ2 人生奪回ゲーム』登場人物(キャスト)

伊藤開司 / カイジ(藤原竜也)
前回、鉄骨渡りを成功させて自由の身になったはずが、気が付けばまた地下施設で働いているどうしようもないダメ人間。
唯一の強みは仲間想いであるという事。

今回は地下の労働施設の仲間達から思いを託され地上への外出許可を貰い、地上で知り合った坂崎たちと共に裏カジノのパチンコ台「沼」に挑む。

一条聖也(伊勢谷友介)
かつてカイジと同じ地下労働者だったが鉄骨渡りを成功させ、現在は帝愛グループ幹部として裏カジノを取り仕切っている。

他人を蹴落として現在の地位に上り詰めたため、仲間との絆を大切にするカイジの事が理解できない。

石田裕美(吉高由里子)
二年前にカイジと共に鉄骨渡りに挑んだ石田の娘。
現在は一条の部下として裏カジノで働いている。

坂崎孝太郎(生瀬勝久)
かつて大手ゼネコンで現場監督をしていたが不況でリストラされ、さらに妻子にも逃げられた中年関西人。

全財産2000万円を元手に沼の攻略に挑もうと日々研究を重ねていたところにカイジと出会い協定を結ぶ。

利根川幸雄(香川照之)
かつて帝愛グループの幹部だったがカイジとの「Eカード」勝負に敗れて地下労働施設送りになった男。

現在は地下労働から離れ、一条の元で奴隷のような立場で働かされている。
カイジと再び出会い、自身の人生を奪還するために沼の攻略で協力関係になる。

黒崎義裕(嶋田久作)
失脚した利根川の後釜に収まった帝愛グループ幹部。
カイジにこだわる一条を上司として諫める。

大槻太郎(松尾スズキ)
地下労働施設でカイジが所属するグループの班長。
汚い手法で労働者からペリカ(地下施設専用の通貨)を巻き上げている。

船井譲次(山本太郎)
前回の大型客船でカイジを嵌めようとして返り討ちに遭った男。
地下労働施設送りになったが、口が達者なので利根川同様に一条の元でこき使われている。

あらすじ | 利根川と協力するカイジ

帝愛グループ主催の命懸けのゲームに勝利して自由の身となったカイジだが、一年も経過しない内にまた地下労働施設に逆戻りしていた。

今回カイジは同じ境遇の仲間達の協力で、14日間だけ地上へ戻る事を許される。
その間に仲間たちを解放するために債務総額2億円を工面しなければならない。

ある日カイジは元帝愛グループの幹部である利根川と再会し、裏カジノへの招待券を入手する。

感想(ネタバレ含む) | 巨大パチンコ台「沼」を攻略

カイジ、何してんねん!
1作目であれだけ壮絶な思いをしながら生き延びたのに、また地下労働施設に戻ってるやん。

原作を読んでいないので分からないけど、少なくとも映画内では逆戻りした理由の描写はなかった。
まあ、どうせろくでもない理由の自業自得な感じでしょうけど。

しかも地下労働施設では班長とチンチロリンなる博打ゲームを楽しんでいる始末。
もはやどうしようもないダメ人間ですな。

実はカイジはチンチロリンを楽しんでいたのではなくて、班長の不正を暴いてペリカを取り返し、みんなの取り分を合わせた上で地上に出られる権利と交換するために勝負していた。

このゲームは班長がイカサマをしていて、基本は親である班長が勝つ仕組み。
カイジは仲間達と協力しながら不正を暴き、最後は班長から大量のペリカを巻き上げる。
※ペリカとは地下労働施設でしか使えない独自通貨。

ダメ人間達のカリスマになっていたカイジは、班長から取り戻した仲間たちのペリカを合計して地上に戻る権利と交換してもらい、14日間限定で外出許可を得た。

地下の労働施設で働く者達にも、一定の条件を満たせば特典が得られる仕組みがあるんですね。
人権も何もないただの奴隷だと思っていたけど、ギリギリ人扱いされている。
カイジを含めて、ほぼ全員がダメ人間だけど。

期間限定で地上に生還したカイジ

取り外し厳禁の腕時計を装着されて14日間だけ地上に戻る事を許されたカイジ。
監視とかは付いていなくて、腕時計のGPSで居場所が分かる仕組みでしょうかね。

その足で警察に駆け込んでしまえば良いのではないかと思うのだけど、帝愛グループが裏で手をまわして警察ですら黙認状態の可能性もあるし、労働を課されているのはダメ人間ばかりだから家族から捜索願も出ていない可能性があって、帝愛側に彼らは自分の意志で働いていると主張されたら公権力も手出しできないのかも知れない。
一応給料(ペリカ)も出ているし、粗末だけど食事も与えられている。

そう考えると警察はアテになりませんね。

カイジも含めて全員が自由を得るためには、債務総額2億円を調達しなければならない。
ちなみに現在の手持ちは100万円少々。

二週間で手持ち資金を200倍になんてできる訳がないでしょうに。
真っ先に思い浮かんだのが競馬だけど、確率が低すぎる。

それにしても地下の仲間達はカイジが本当に自分達を解放してくれると信じて送り出したのか疑問だけど、過去に鉄骨渡りを成功させた男なので、その可能性に賭けたのでしょうか。

基本、お人好しで欲望に忠実なだけのダメ人間なんやで!?

因縁の利根川と再会

かつてカイジとの対決に負けて帝愛グループ幹部の座から転げ落ちた利根川は、現在ホームレス的な生活を送っている。
でもプライドだけは高いままで、「勝たなきゃゴミだ!」と周囲のホームレスに絡んでは突き飛ばされて倒れ込む廃人のようになっていた。
アンタ自身がゴミになっとるがな。

ホームレスの支援所で再会した二人だけど最初は険悪な雰囲気。
当然ですけどね。

その後、利根川から帝愛グループが運営している裏カジノへの招待状を貰ったカイジ。
もう、このグループってただの犯罪組織じゃないですか。

でも帝愛グループが主催している裏イベントにやって来る客は各界の大物ばかりの印象なので、やはりどんなに悪い事をしていても黙認状態の可能性が高いですな。
大物といっても誰が来ているのか知りませんが、目の前で人がライオンに食べられていても面白そうに見ている連中なので普通じゃない感覚の持ち主ばかり。

カイジ:「どいつもこいつも狂ってやがる!

”沼”で一発逆転を狙う

裏カジノを訪れたカイジは、元ゼネコンの現場監督で現在は“沼”の攻略に人生をかけている関西人の坂崎と出会い協力する事に。

“沼”とは昔ながらのギャンブル性の高いパチンコ台をベースに作られた巨大な台で、大当たりを出せば10億円以上を得る事が出来る。

一発逆転を狙うにはこれしかないけど、ひと玉4000円というとんでもないパチンコ台。

という訳で物語の後半はずっと“沼”の攻略に奮闘する事に。

実はカイジに裏カジノのチケットを渡した利根川は“沼”を攻略させるのが狙い。

その関係で坂崎に続いて利根川も仲間に加わったんだけど、さらに前作でカイジに思いを託して犠牲になった石田のオッサンの娘である石田裕美も登場。

揃いも揃ってクセが強いメンツばかり。

(1人目) カイジは鋭い洞察力を持っていて状況を冷静に分析できるけど、基本ダメ人間。
パチンコの玉が切れて地下に強制連行されそうになると、子供のように駄々をこねる。
そして新たな資金を得るとまたシリアスモードになるという現金な男。

(2人目) 坂崎は大手ゼネコンをリストラされて妻子にも逃げられた後に“沼”を攻略して人生の一発逆転を狙っている男だけど、冷静になって考えると大手企業にいたのならどこかしら中小企業とかに再就職できたのではないか。
慰謝料や養育費を支払った後に残った虎の子の二千万円を“沼”につぎ込もうとしている。

これだけのお金があるのなら小さな店を開いてみたり、起業してみるとかしなさいよ!
なにギャンブルで儲けようとしてんねん!!

坂崎のおっちゃんも基本ダメ人間なんでしょうね。
妻子に逃げられた理由の描写は無かったけど、ギャンブル狂いが原因でしょう。

(3人目) 元帝愛グループ幹部で、現在は4000万円の借金を抱えている利根川。
カイジと協力しようとしているというより、どう考えても利用しようと思っているはず。
裏カジノのチケットをカイジに渡したのもその一環。
この男は油断ならない。

「人生、勝たなきゃゴミだ」が信条。

(4) 石田のオッサンの娘だけど自分は勝ち馬に乗ると明言する一筋縄ではいかない女。
実際に裏カジノを仕切っている一条にそそのかされて、カイジ達をあっさり裏切っている。

そういえば石田のオッサンは、経営していた町工場の資金繰りが苦しくて帝愛グループの金融業者からお金を借りてしまって、借金がチャラになるチャンスだからとギャンブル船の「エスポアール」に乗り込んだという経緯なので、ダメ人間ではなかったんですね。

そして娘に苦労させた事を負い目に感じていた良い父親。
カイジのようなクズとは人としての格が違う(笑)

店長の一条はかつてカイジと同じ境遇だった

裏カジノの店長の一条は、かつてカイジが攻略した鉄骨渡りに成功したもう一人の男。
現在は地下労働者から帝愛グループの裏カジノの責任者に転身。

この企業グループのトップは兵藤という老人だけど、とんでもない男なんですよ。
最高幹部であっても勝負に負けたら容赦なく切り捨てるし、かつての奴隷であろうと才能を持っていれば役職を与えて働かせるという柔軟な考え方の持ち主。

鉄骨渡りで生き残った一条の強運や他人を押しのける性格は会長好みだったのかも。

映画を観た限りでは、前作の記事でも書いたけど織田信長に近いイメージですね。
原作の漫画では他人が苦しむ様子を見る事に喜びを感じるサディストであるという一面も。

今回はちょこちょこっとセリフがあっただけで、ほとんど登場しませんがね。

今回は後半がずっと“沼”のシーンなので一条とカイジの攻防が長い。
人を信じられない男と自分と仲間の為に戦う男。

やっている事は違法な裏カジノの高レートのパチンコなんですけど。

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何年経っても変わらないカイジ

次回作は9年ぶりの新作にして最終回。

まあ続編があるという事は今回の結末は想像できると思いますが、ポイントはカイジが一条に「また戻って来い」と声をかけたシーンですよ。

残念ながら彼はもう・・・色々な意味で・・・
もしかすると数年後にまた見かけるようになるのでしょうか!?

という訳で第三弾のタイトルは『カイジ ファイナルゲーム』
相変わらずカイジは底辺で這いつくばっている模様。
そして班長が出世しているという情報が。

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