神野(大泉洋)がローンで買った高級外車を本人を目の前にして、いつの間にか作っていた合鍵を使って乗り去って行った木村(堺雅人)。
しかもそのまま木村は行方不明になってしまった。
入れ替わるように神野の前に現れたのが、佐々木蔵之介が演じる北沢です。
そうして神野と北沢が、失踪した木村を探し始めるというストーリー。
「大人の放課後」は子供時代のように単純ではない!
『アフタースクール』あらすじ
母校でもある公立中学校の教師として勤務する神野の元に、島崎と名乗るかつての同級生が訪ねてくる。
島崎は探偵業を営んでおり、同じく中学時代の同級生の木村を探しているという。
前日に木村に車を貸したまま返却してもらっていない神野は、島崎と共に失踪した木村探しを手伝う事に。
【見どころ】失踪した同級生を捜索
- 大泉洋・佐々木蔵之介・堺雅人が騙し合いを繰り広げる
- それらしい名前を名乗れば、同級生だったとして相手を騙せる!?
- 最後の最後で色々とスッキリ♪
【登場人物 / キャスト】胡散臭い男・北沢
感想(ネタバレ含む)久しぶりに母校を訪ねてきた同級生と再会
神野と木村は中学時代からの親友同士だけど、大人になってからも変わらない漫才コンビのような関係が続いている。
大人になっても付き合いが続く友達は本当の親友と言えるので、大切にしないといけませんね。
結局木村は車を借りたまま帰ってこなかったですが、友達の事を信じてあげましょう。
間の悪い事に失踪当日の夜に木村の妻・美紀から「生まれそう」と、緊急電話を受ける神野。
偶然にも通りかかった車に助けを求め、その車の持ち主を含めて三人で病院へ。
そして無事に美紀が出産を終えた翌日に勤務先の中学校へ出勤したところで、同級生の島崎と名乗る男と出会うわけです。
といっても島崎の本名は北沢。
つまり本当の同級生ではない。
神野は突然訪ねてきた男を怪しみながらも当時は11クラスもあったので知らない人の方が多かったが、自分の妹に好意を寄せていた同級生がいて島崎という名前だった事を思い出す。
当時は35人学級だったとしても11クラスもあれば400人近くになるので、そりゃ知らない人の方が多いですよね。
特に中学生ともなれば学校が終わったら放課後に友達と毎日公園で遊ぶとか、そんな小学生と同じような行動をとる人はほとんどいなくなって、みんなクラブ活動とか塾通いで忙しいから人間関係は希薄になる。
大人への階段を上っている最中という事ですな。
もしある日突然、「俺だよ、オレ、いやぁ久しぶり。」と来られても、本当の同級生かも知れないし新手のオレオレ詐欺の人かもしれない。
特に生徒が多かった学校出身の人は要注意ですね(笑)
再会した同級生と一緒に、失踪した同級生を探す
夏休み中の中学校にやって来た北沢は、木村の手掛かりを探している途中に偶然出会った神野を強引に自分の仕事に付き合わせる。
神野と北沢による木村探しが本格化する中で、以前に北沢が仕事で関わった梶山商事の社長とヤクザの片岡が繋がっていることを突き止めます。
情報を整理していくと、木村は片岡が探しているあゆみというホステスと一緒にいる可能性が高いことが判明。
作中に出てくる携帯電話はガラケーで、GPS機能を使って追跡が出来たりして当時から便利に使われていたみたいですが、今のスマホとは比較にならない位に制約が多かったようで機械的に色々と改造したりとかで結構お金がかかっているみたいなことを言っていました。
今はアプリをインストールするだけで簡単に便利機能が使える世の中。
時代の流れを感じます。
ある時、木村探しをやっている内に北沢と神野が仲違いして、
「何でお前はそんな感じになっちゃったんだ、どんな人生を歩んできた?」
「ずっと学校にいるヤツには分からない。」
みたいなやり取りがあって学校の先生はよく世間知らずみたいな扱いを受けるけど、別にそんな事はないと思いますよ。
あくまで仕事場所が学校というだけで、普通に社会経験は積めますしね。
むしろ様々な価値観や考え方を持った親たちと日々接しているのだから、世間知らずどころか精神的に鍛えられて強メンタルな先生もいるはず。
逆に精神を病んで休職する人も多いみたいですが・・・。
それはそうと、神野は島崎(北沢)を本当に同級生として信用していたのか。
そして保守党の江藤議員は一体何の容疑で逮捕されたのか。
エンドロールの後にもまだ続きが・・・。
ラスト近くで人間関係が全部判明してスッキリするので、最後まで飽きずに楽しめる面白い映画でした。
映画『アフタースクール』を配信しているサブスク
『アフタースクール』は『鍵泥棒のメソッド』と同じ、内田けんじ監督の映画。
堺雅人が出演しているという事もあるけど、なんとなく作品の雰囲気が似ています。
『アフタースクール』は大泉洋が中心だけど、『鍵泥棒のメソッド』は堺雅人が中心の作品です。
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