『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』あらすじ・感想 | 世間の評価はイマイチだけど個人的には面白かった

『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』の詳細情報

公開年  : 2018年
上映時間 : 1時間 45分
監督   : 波多野貴文
キャスト : 波瑠 / 西島秀俊 / 岡山天音 / 深水元基 / 戸田昌宏 / 朝倉えりか / 久保酎吉 / コング桑田 / 中村倫也 / 濱田マリ / 橋本愛 / 柄本明 ほか

『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』登場人物(キャスト)

波平久瑠美(波瑠)
恋人の俊郎が勤務している会社に就職できたもかかわらず、配属先は熊本の遊園地。
配属当初は満タラタラだったけど、次第に仕事に取り組む姿勢に変化が見え始める。

小塚慶彦(西島秀俊)
グリーンランドで過去に様々な企画を成功させ、入場者数の大幅アップに貢献してきた天才社員。

吉村豪太郎(岡山天音)
波平と同期入社の男性社員。
実は東大卒。

小西俊郎(中村倫也)
本社勤務の波平の彼氏。
恋人の久瑠美からは、としクンと呼ばれている。

南原カツヨ(濱田マリ)
グリーンランドのベテランスタッフ。
他人の婚活の世話が趣味。

玉地弥生(橋本愛)
波平と吉村より年下だけどキャリアは長い先輩スタッフ。

宮川肇(柄本明)
グリーンランドの園長。
新人時代の小塚の教育係。

あらすじ | 新社会人“なみへい”の成長物語

超一流ホテルチェーンに就職したものの、系列会社が運営している地方の遊園地へ配属された新人の波平久留美は、社会人として様々な経験を重ねていく内に働く楽しさを見出していく。

当初は理想と現実のギャップに不満を感じていたの波平が、周囲から“魔法使い”と呼ばれる上司の小塚の影響で新社会人として前向きに成長していく姿が描かれる。

感想(ネタバレ含む) | 小塚さんの器の大きさは無限大

主人公の女性・波平久瑠美は都内の実家在住で、大学卒業後は年上の恋人・俊郎が勤務している会社に入社してずっと地元で生活していこうと考えていたのに、入社後の配属先は熊本の遊園地。

全国展開している会社に入社したら、そりゃ希望通りという訳には行きませんよね。
最近は遠方への転勤を嫌がる若者に配慮して、自宅から通勤できる範囲内での異動に留める企業も増えて来たみたいですが、波平が入社した企業はそういう配慮は無いみたいです。

波平(なみひら)という名字を“なみへい”と読み間違われてユニフォームに刺繍されてしまうといったハプニングから始まった新社会人としての生活。
いきなりケチが付いてしまったけど、これもある意味では洗礼というやつですね。

理想と現実とのギャップに困惑する新社会人・なみへい

周囲から“なみへい”呼ばわりされる事は諦めがついたみたいだけど、グリーンランドで働き始めてから自分はこんな事をするために大学を出たのではないと上司に不満をぶつけてしまう。

社会に出たばかりの新人だけど有名私立大学出身の波平は、新人の仕事として与えられた園内のゴミ拾いや動物のフンの世話をやらされる事に不満を持っている訳ですよ。
エリート志向の新人にありがちな悪い傾向ですな。

それに対してもう一人の新人の吉村は、与えられた仕事を黙々とこなしていく対照的な存在。
しかも東大出身。

これはちょっと、なみへい・・・カッコ悪いな。

彼女は本社に勤務している彼氏の俊郎に電話で愚痴るけど、もう学生じゃないんだからと大人の意見で諫める器の大きい“としクン”。

この時点では恋人の俊郎はエリートサラリーマンで大人の男性といった感じで好印象だったのに、後々イメージが失墜。

なみへいの上司は魔法使い

西島秀俊が演じる小塚慶彦という人物が、色々な意味で大きな男なんですよ。
仕事の不満を堂々とぶつけてくる生意気な新人・波平に対しても怒ること無く、いつも笑顔で仕事を割り振るデキる上司。

彼はグリーンパークに就職して以来、数々の企画を成功させて業績アップに貢献してきた天才社員。

部下が失敗しそうになったらカバーしてくれるし、仕事を頑張ったら全力で褒めてくれるし、小塚さん最高やないか。

西島秀俊が面倒見の良いアニキを演じる『任侠学園』も面白いです。

責任感が芽生え始めた新社会人・なみへい

そんな小塚さんの影響で社会人としての自覚が芽生え始めたなみへいは、仕事に対する姿勢に変化が生じ始めます。

不満を並べていも仕方が無い。
大切なのは現実をしっかり見つめて、自分が置かれている状況で頑張る。
シンプルにそれだけ。

そう考えるようになった彼女は、ようやく仕事の楽しさや充実感に目覚めた模様。
新人が働き甲斐を見出すように導くことが上司の重要な仕事。
ここまで来れば、あとは勝手に伸びていきます。

まあ、それがとてつもなく難しいのですが・・・。

俊郎が熊本にやって来た

ある日、仕事が充実してきてやる気に満ち溢れるなみへいに水を差す出来事が発生。

東京から彼女に会いにやって来た俊郎が、グリーンパークの悪口を言ったり彼女に仕事を辞めて帰ってきて欲しいと言い出したり、あの大人の男像からかけ離れた感じに変貌。

どうやら遠距離恋愛に耐えきれなくなったみたいで、自分勝手な言い分を並べ始める。

たごやま
たごやま

としクン、それはちょっとアカンよ。
なみへいが仕事にやりがいを感じているのに、何でそんな事を言うんや!?

最初は彼女を大きく包み込む優しい彼氏だと思ってたのに、ただの勝手者やないか。

小塚さんと比較すると、尚更としクンのスケールの小ささが際立ってしまう。

これは将来結婚しても、上手くいかないパターンですな。

といっても前半のなみへいは俊郎と同様の価値観や考え方を持っていたので、もっと早い段階で迎えに来ていれば、遊園地の仕事を辞めてさっさと帰ってしまったかもしれない。

俊郎が熊本に来た頃には、彼女の価値観はすっかり変わってしまっていた。
厳密には社会人として成長したという事ですね。

という訳で、としクン退場!
これは仕方が無い。

小塚さんと波平の関係

俊郎と別れたからといって、小塚さんと恋愛関係になるとかそういう展開ではありません。

そもそも小塚さんは既に両親が他界している事以外の情報がない。
独身なのか既婚者なのかも分からない。
若い頃に色々なところに行って最後にグリーンランドに行き着いたそうだけど、一体何者なんや小塚さん。

もう少し彼の過去を掘り下げて欲しかった。

後半はすっかり遊園地のスタッフとしての自覚が芽生えた波平久瑠美。
もはや左胸のネーム刺繍はなみへいのままで堂々ですよ。

この作品は新社会人が自覚を持つまでの過程と、彼女の上司であり包容力の塊である器の大きな男・小塚さんを楽しむ物語。

波平の同期の吉村は、いつか南原さんにお見合いをセッティングして貰ったりするかも(笑)
何しろ彼女は園内で婚活企画を成功させたヤリ手ですからね。

この作品を観た他の人の感想(レビュー)を見てみる

※登録は一切不要で自由に感想が閲覧できます。
※作品評価のの横の数字をタップまたはクリック。
※諸事情で配信が停止になる場合があります。

原作小説の感想(レビュー)を見てみる

※登録は一切不要で自由に感想が閲覧できます。
※諸事情で取り扱いが停止になる場合があります。

タイトルとURLをコピーしました