『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』あらすじ・感想 | 市原隼人と佐々木蔵之介によるイタズラ対決

1979年の栃木県を舞台にした高校生と町の駐在さんとの仁義なきイタズラ合戦。

この映画は実話に基づいて構成されているというのが驚きです。

今の時代なら大問題になりそうだけど、当時は日本全体が大らかな時代だったのでしょうね。

『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』の詳細情報
  • 公開年  : 2008年
  • 上映時間 : 1時間 51分
  • 監督   : 塚本連平
  • 脚本   : 福田雄一
  • キャスト : 市原隼人 / 佐々木蔵之介 / 竹中直人 / 麻生久美子 / 石田卓也 / 倉科カナ / 加治将樹 / 賀来賢人 / 冨浦智嗣 / 脇知弘 / 小柳友 / 豊田エリー / 水沢奈子 / 成嶋こと里 / 森崎博之 ほか

『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』あらすじ

イタズラに青春の全てをかけている高校生と、彼らの住む町に駐在として赴任してきた大人げない一人の警察官によるイタズラの応酬合戦が描かれる。

【見どころ】ガキのイタズラに本気で報復する大人げない警察官

  • 1970年代だからこそ許されたイタズラ合戦を実話を基にして映画化
  • 駐在所の本棚にエロ本を並べるママチャリ
  • 高校生のイタズラに国家権力を駆使して報復する駐在

登場人物(キャスト)とにかくみんな若い!

  • ママチャリ(市原隼人)
    駐在と壮絶なイタズラ合戦を繰り広げる悪ガキ軍団の頭脳。
  • 駐在さん(佐々木蔵之介)
    相手が子供でもやられたら必ずやり返す、大人げない男。
  • 加奈子さん(麻生久美子)
    駐在の奥さん。
  • 西条(石田卓也)
    ママチャリと共に駐在に挑むスケベな不良少年。
  • 美奈子さん(豊田エリー)
    加奈子の妹の大学生。
  • グレート井上(賀来賢人)
    ママチャリ達とつるむ軍団員にして、地元の大病院の長男。

感想(ネタバレ含む)精神年齢が中学生の男・駐在さん

1979年(昭和54年)の栃木県の小さな町が舞台。

ワルガキ高校生軍団の主要メンバー・西条が、新しく町に赴任してきた駐在に原付のスピード違反で捕まった事が発端となり、軍団の頭脳・ママチャリが様々なくだらない作戦を考案してイタズラを仕掛けていく。

高校生のイタズラに対して、同じ目線で同レベルの仕返しをする駐在。
他人に被害が出ていないので大目に見ては貰えるものの、相手は国家権力。
ママチャリ達は何度か手錠をかけられている。
その都度、駐在所に先生や保護者やらが謝罪に来て事なきを得るの繰り返し。

ネットのブログで掲載されていた実話を元にした小説がこの映画の題材。
という事は、実際にこんな駐在さんが居たという事なんでしょうか?

巡回中で無人の駐在所にSM雑誌を置く、とんでもない悪臭がする雑巾のイタズラなんかは可愛いものだけど、自転車で追いかけてくる駐在に向けてロケット花火を撃ったりするのは現在なら確実にヤバい。

バブルが始まるの10年くらい前の話だけど、東京とかでやったらこの時代でも大問題になって、ヘタすりゃ新聞に載りそうですけどね。

対する駐在もママチャリ達をパトカーに乗せて峠に連れて行き、そのまま置き去りにしてしまう非道な男。
原作では元暴走族の総長だったみたいですが、映画ではその描写はありません。

ちなみに奥さんは元レディースである事が作中で描かれ、当時既に警察官だった駐在が奥さんを抜けさせる為にレディースのメンバーに袋叩きにされるシーンがある。
その事が原因で左遷されて、ママチャリ達の町の駐在になったそうな。

事実に基づいているとはいえ、どこまでが本当なのかは分かりませんけどね。

残念ながら続編は制作されなかった

ある日、スケベな西条がバイクを運転中に女の子のスカートの中を覗こうとしてガードレールに激突して骨折し入院します。

見舞いに来たママチャリ達に夏祭りの日にある物を盗んで欲しいと依頼する。

駐在はワルガキ達が何かを企んでいる事を察して祭り会場に急行!

ママチャリ達は作戦通りに目的のモノを盗み出したまでは良かったけど、そこに駐在が到着。

高校生達は複数人いる事を生かした連係プレーができるけど、駐在はいつも一人だから分が悪いですね。

駐在はパトカー以外ではいつも自転車に乗っているけど、出来ればバイクを導入して欲しいところ。
小さい町だからパトロールを含めて移動は自転車で事足りるという感じなんでしょうか。

駐在所にバイクがあれば小回りが利くし移動スピードも格段にアップするから、ママチャリたちにとっては脅威になるはず(笑)

昭和って色々な意味で今とは全然違ったんですね。
この映画と同じ時代に生まれていたら・・・と考えてしまうくらいにちょっと羨ましい。

『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』の映画はこの1本のみで続編は制作されていません。
700日の攻防の中で108日間が映画で描かれました。

もうさすがに年月が経っているので、続編を作るとしたらキャストは一新される可能性が高そうですね。
むしろ、一から作り直した方が良いかもしれない。

原作ではママチャリの自転車がプールに浮いていたり、他にも色々な悪戯やキャラクターが出てくるのでぜひ続編を作って映像化して欲しかったけど残念。

この映画の脚本を担当したのは映画監督の福田雄一。
コメディ要素が多いので、事実ではない脚色されたシーンも多い気がします。

どこまでが事実で、どこからがフィクションなのかは分かりませんけど。

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