
『悪の教典』あらすじ
東京都内にある私立晨光学院高校の英語教師・蓮実聖司は同僚教師に頼りにされ生徒からも「ハスミン」の愛称で親しまれる人気者。
しかし爽やかなイメージとは真逆の二面性を持つ彼の黒い部分が徐々に現れ始め、不審な事件が続けざまに起こる。
【見どころ】極端すぎる二面性を持つ男・ハスミン
二重人格ではなく完全に一つの人格として行動しているハスミン。
生きている人間の事をプラモデルか何かと思っているのか、サイコキラーぶりが突き抜けている。
【登場人物 / キャスト】IQが極めて高いサイコキラー
感想(ネタバレ含む) | 天才とサイコパスは紙一重!?
職員室では定期考査のカンニング問題について議論が交わされていた。
どうやら生徒の中にカンニングをしている者がいる様子。
そこで爽やかイケメン教師・ハスミンが画期的な提案。
携帯を利用してカンニング行為を行っている可能性が高いので、校内限定の妨害電波を発生させてテストの時間だけ圏外にしてしまおうという作戦。
しかし電波法に抵触する恐れがあるので残念ながら却下。
学校が法を犯すのはさすがにマズイですからね。
最終的に次回のテストは事前に端末を回収するという形に落ち着く。
まあ普通に考えたら、この方法が一番。
これで一安心かと思いきや、カンニングの首謀者・ 圭介は只者ではなかった。
何と彼は端末を二台所持していた。
この生徒は勉強ができる秀才で、答えを教える側。
どうしてここまでしてカンニング行為を続けようとしているのかというと、何の事はない単なるゲーム感覚。
親友の怜花と雄一郎からやめた方が良いと忠告されるが、 軽く受け流す。
自分に絶対的な自信を持っているタイプですね。
でも結局、例の妨害電波が出ていた為にカンニングは未遂に終わる。
そのお陰でヤンキー達にシメられる圭介。
金でも受け取っていたのでしょうか。
カンニングをするならこの映画くらいに突き抜けた事をやらないと。
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爽やかハスミンは一体何者?
蓮見は東京で開業医の家に生まれたが、中学生の時に両親が家で強盗に襲われて他界。
その後は親戚の家に身を寄せて京都大学法学部に入学。
しかし、たった一か月で退学。
数か月後に、今度は米国の名門ハーバード大学に入学して卒業。
MBAまで取得している優秀な人物。
卒業後に就職した米国の投資銀行を二年で退職した後に、日本に戻り都立高校の教師に。
その高校で蓮見が在籍時にある事件が発生。
今の学校に異動してくる前の職場で、不可解な事件が起こっていました。
蓮見という男は生まれついての精神病質者・サイコパス。
その中でも最もタチが悪いサイコキラー。
知能が高いゆえに、自分が疑われない術を知っているという厄介な男。
最初は少し怪しい程度で匂わせているだけだったけど、ストーリーが進むにつれてこの男の黒い本性が表に出てくる。
地獄の宴が開幕!
この日の為に体を鍛え、同僚教師の秘密を握って脅し、クラスの女子生徒から情報収集を行うなど準備を重ねてきた蓮見。
もちろん妨害電波を出して携帯を圏外にする事も忘れない。
さらに校内に設置された公衆電話も不通にしておく用意周到ぶり。
ここからハスミン主催の地獄の宴が開催されます。
狂っているとかそんなレベルではなくて、もはや意味が分からない。

ハスミン、どんだけヤバいねん!
完全に壊れてる。
頭のおかしな人に対してネジが飛んでいるとかそんな表現をする事があるけど、本当に何かの部品が足りていない感じ。
犯行時はいつも逃げ道を用意している悪魔・ハスミン。
今回も計画通りに事が進むのか!?
アメリカ時代も同じような事をしていたみたいだけど、手を組んでいた現地のサイコパス男が快楽でやっているのに対して自分は違うと言っていた。
ではハスミンが犯行に及ぶ動機は何なのか?
『悪の教典』というタイトルから想像すると、自分の頭の中だけに存在するルールがあって、そのルールブック(経典)に従って行動しているのかも。
ある意味では自分教の宗教行為?
原作は同タイトルの小説だそうですが、私は現在のところ未読。
もしかすると原作を読む事で詳しい事が分かるかも知れません。
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