『来る』あらすじ・感想 | 比嘉琴子(松たか子)は最後どうなったの!?

来る
『来る』の詳細情報

公開年  : 2018年
上映時間 : 2時間 14分
監督   : 中島哲也
キャスト : 岡田准一 / 黒木華 / 小松菜奈 / 青木崇高 / 柴田理恵 / 太賀 / 志田愛珠 / 蜷川みほ / 伊集院光 / 石田えり / 松たか子 / 妻夫木聡 ほか

『来る』登場人物(キャスト)

野崎和浩(岡田准一)
オカルトライター。
津田の紹介で秀樹と知り合う。

田原秀樹(妻夫木聡)
育児ブログを開設しているサラリーマン。
自分や家族に奇妙な出来事が発生したため津田に相談し、野崎を紹介される。

田原香奈(黒木華)
秀樹の妻。
表向きは理想の妻だが、実際は育児ノイローゼに陥っている。

田原知紗(志田愛珠)
秀樹と香奈の娘。

比嘉真琴(小松菜奈)
野崎の知り合いで、霊能力者の血を引くキャバ嬢。
姉の琴子曰く、霊能力者としては未熟。

比嘉琴子(松たか子)
真琴の姉。
日本最強と言われる実力を持つ霊能力者。
警察や政府などにコネクションを持っている。

津田大吾(青木崇高)
秀樹の幼馴染みで、民俗学者として大学で教鞭をとっている准教授。

高梨重明(太賀)
秀樹の会社の後輩。
謎の奇病に侵される。

逢坂セツ子(柴田理恵)
テレビの心霊番組でもおなじみの霊能力者。
琴子もその実力を認めているヤリ手霊媒師。

あらすじ | 心の闇が「あれ」を呼ぶ

サラリーマンの田原秀樹は結婚し娘が生まれて、育児ブログを更新する事を生きがいに毎日を過ごしていたが、ある日から自分や家族の周囲で奇妙な現象が頻発したため、友人の紹介でオカルトライターの野崎に相談。

野崎は知り合いの霊能力者に協力を求め怪奇現象の正体を探るが、それは想像を超えるとんでもないものだった。

感想(ネタバレ含む) | 心の隙間に入り込む「あれ」

映画では単に『来る』というタイトルなので、一体どんな作品なのかが分からなかった。
カテゴリーを確認してみるとホラーとなっているので、怪奇現象的な何かが“来る”事は理解。

この作品の原作は『ぼぎわんが、来る(著者:澤村伊智)』というホラー小説。

という訳で何が“来る”のかというと、ぼぎわんが来ます。

ぼぎわんとは一体何なのかという話なんですが著者のオリジナルのお化けだそうで、原作小説によると室町時代の宣教師が「ブギーマン」と名付けたものを日本人が「ぼぎわん」という発音で聞き取った事が始まりだそうな。

イクメンの周囲で怪奇現象が起こり始める

サラリーマンの田原秀樹は妻と娘との三人家族。

毎日の子育ての様子をブログに書き込む事が日課になっているイクメンの秀樹。

しかしですよ、この秀樹という男はブログではイクメンぶりをアピールしているのだけど、実際は妻の香奈に娘の知紗の世話を任せっきりで能天気にブログの訪問者の反応を楽しんでいるだけの外面だけが良いタイプ。

知紗が頭にケガをした時も、下手に動かして悪化するといけないからと何もせずに香奈からは呆れられているダメな父親。
病院で娘が治療を受けている間も待合室でブログを更新している、ちょっと異常な性格。
・・・何やねん、コイツ。

そんな夫に妻は不満を募らせていく一方。
そりゃそうですよね。
自分は母親として頑張って娘の世話をしているのに、夫は何もしていないくせに妻が娘を育てている様子を見て自分の手柄のようにブログに書き込んでニコニコしているだけ。

外面は抜群に良いので、周囲から良い評価しか聞かない秀樹。
厄介な男ですね。
映画では描写が無かったけど、原作では愛人までいるそうですよ!?
・・・何やねん、コイツ。

芸能人でもこういう人ってたまにいますよね。
善良なイメージのメッキが剥がれた途端に一気に奈落の底に転落したアノ人とか。

そんなある日、秀樹たちの自宅マンションの部屋で奇妙な現象が起こり始めた。
目に見えない何かが部屋の中で暴れ回って、メチャクチャな状態になってしまった。
これはどう考えても怪奇現象としか思えない状況。

そこで秀樹は旧友の民俗学者・津田に相談してみる。
うまい具合に民俗学者の知り合いがいて良かったですな。

とはいえ、津田は各地に伝わる怪奇現象などには詳しいけど霊能力者ではないので、オカルトライターの知り合いを秀樹に紹介する。
ここでようやく野崎(岡田准一)という男が登場。
一応この人が主役のはずなんだけど、30分くらい経ってからようやく出てきた。

この時点でようやく安心しましたよ。
もしかして主役は妻夫木聡が演じている秀樹で、岡田准一は脇役なのかと疑惑持ち始めていたタイミングだったもので。

怪奇現象の正体と霊能者

この作品は怪奇現象の正体である存在がハッキリと姿を現さないので、色々と考えないといけないんですよ。
まあそれが原作者の狙いなのかも知れないけど。

あれ」が来た時は姿は見えずに風が吹いて爪で人間や物を引っ掻いていく「かまいたち」のような現象が起こる。
霊能力者であるはずの真琴は、存在は感知できるけど太刀打ちできない。
アカンやん、この人。

真琴ではどうにもならないという事で、今度は真琴の姉の紹介で逢坂セツ子という霊能力者に相談していると、秀樹と野崎の目の前でセツ子さんは「あれ」にやられてしまった。
優秀だという話だったのに、この人もやられてるやん。

どうやらこの怪奇現象を起こす存在は、とんでもない化け物のようです。

その後、瀕死のセツ子さんに言われて自宅に戻った秀樹は大変な目に遭ってしまう。

「ぼぎわん」は秀樹を迎えに来た

一旦整理してみると、怪奇現象を引き起こす「あれ」が狙っているのは秀樹。

秀樹は小学生くらいの時に幼馴染みの少女から、アンタは嘘ばかり言っているからいつか迎えが来ると警告されていた。
この男は小学生の時から嘘つき体質だったのか(笑)

ちなみにその女の子は、それからしばらくして行方不明になり未だに事件は未解決。
彼女も何らかの理由で「あれ」に狙われていたという事です。

もしかすると悪い事をすると狙われるのでしょうか!?

そして「あれ」は秀樹以外も次々と襲い始めるようになった。

原作を読まないと理解できない部分が色々とあるので調べてみると、「あれ」は人間の心の闇に入り込む悪霊みたいな存在で、黒い心を持つ人間は憑りつかれやすい。

秀樹のような黒い男はもちろんの事、民俗学者の津田も心に闇を抱えた男、秀樹の妻も実母に愛されずに育った人生をおくってきた普通じゃない女。
この三人が「あれ」に憑りつかれたのは分かるけど、秀樹の後輩の高梨はどうして犠牲になったのか。

ある日、会社で秀樹に来客があると高梨が呼びに来たけど、その相手はいつの間にか姿を消していた。
高梨は明るい性格のムードメーカーで悪い人には見えなかったけど、たまたま会社まで秀樹を迎えに来た「あれ」に応対してしまったために運悪く憑りつかれたのでしょうかね。

おいも
おいも

もしそうだとしたら何という気の毒な男なんや、高梨・・・

そして秀樹の悪運の強さよ。
まあこの男は最終的に悲惨な事になるのですがね。

高梨には来世で幸せになって欲しいですね。
運良く人間に生まれ変わることが出来ればの話ですが。

聞いた話では、命を落とした人が来世でどの種族に生まれ変わるかは完全に運任せらしいですよ。

もしかすると高梨も順番待ち!?

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全国から霊媒師が大集合

とにかく「あれ」があまりにも強力過ぎるので、日本最強の霊能力者である真琴の姉・琴子が全国の仲間を招集して退治に乗り出す事に。

この作品は前半は田原夫妻、後半は野崎と真琴が主役のような形になっている?
原作を知らずに映画を観たら、途中から何だかよく分からなくなってしまう。

全体的には「ぼぎわん」という人の心の闇に憑りつく悪霊が黒い人間の心を栄養にしてどんどん力を増していって、最後は霊能力者と対決するという構図。

ただ、エンディングはよく分からない。
最強の霊能力者・比嘉琴子は最終的にどうなったのか!?
個人的には生き残ったような気がしますけど、映画では生死不明のまま。

映画と原作小説で結末が違う!?

映画は小説のダイジェスト版のような形なので、詳しい内容を知るには原作を読むしかなさそう。
この作品はホラーだけど、苦手な人でも大丈夫だと思います。
『リング』とか『呪怨』のようなトラウマレベルではありません。

小説は「比嘉姉妹シリーズ」となっているので、主人公は真琴と琴子なんですね。
野崎じゃなかった・・・。

という事は、この映画で琴子は生き残ったと考えて良いのでしょうか。

ところで、逢坂セツ子(柴田理恵)さんは「あれ」に瀕死の重傷を負わされていたはずなのにいつの間にか復活して儀式に参加していたけど、どういう事なのか気になります。
短期間で傷が回復する霊能力者特有の術とかを使ったのでしょうか?

最終的にセツ子さんは力尽きてしまった。
琴子は、原作では勝利したみたいだけど映画では違う感じの結末なんですかね?
もし映画の続編があるならば、生き残ったという形になるはず。
だって比嘉姉妹が主人公なので、負けてもらっては困るわけですよ。

原作小説では戦いに勝利して生存しているのだけど、映画版では曖昧な終わり方をしたので続編が制作されないのならば観た人の解釈に委ねるという方針かも知れませんね。
何だか不完全燃焼感があって気持ち悪いですな。

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