『超高速!参勤交代』あらすじ・感想 | 悪徳老中に振り回される気の毒な貧乏藩

『超高速!参勤交代』の詳細情報

公開年  : 2014年
上映時間 : 1時間 59分
監督   : 本木克英
キャスト : 佐々木蔵之介 / 深田恭子 / 伊原剛志 / 寺脇康文 / 上地雄輔 / 知念侑李 / 柄本時生 / 六角精児 / 市川猿之助 / 石橋蓮司 / 陣内孝則 / 西村雅彦 ほか

『超高速!参勤交代』登場人物(キャスト)

内藤政醇(佐々木蔵之介)
居合の達人だが閉所恐怖症の湯長谷藩4代藩主。

相馬兼嗣(西村雅彦)
藩随一の知恵者の湯長谷藩家老。

荒木源八郎(寺脇康文)
湯長谷藩で一番の剣豪。

秋山平吾(上地雄輔)
一歩引いた目線で冷静に物事を見る頼れる男。

鈴木吉之丞(知念侑李)
弓の名手だけど高所恐怖症。

増田弘忠(柄本時生)
政醇の飼い猿・菊千代の世話係にして、千里眼を持つ男。

今村清右衛門(六角精児)
槍の名手にして、料理が得意。

お咲(深田恭子)
牛久の旅籠「鶴屋」の飯盛女。

雲隠段蔵(伊原剛志)
江戸への近道の案内役を買って出た、戸隠流の抜け忍。

松平信祝(陣内孝則)
湯長谷の金山(実は価値無し)を狙う悪徳老中。

あらすじ | 通常の半分の日数で江戸へ参上せよ!

江戸時代、一年間の参勤交代の勤めを終えた東北の小藩・湯長谷藩主・内藤政醇一行。
十日がかりで帰国した直後、江戸にいるはずの家臣が血相を変えて政醇の元へやって来た。

幕府老中・松平信祝の命令により五日以内に江戸に参勤するようにとの事。
湯長谷藩の領内にある金山の産出量に偽りの疑惑があるとの因縁をつけてきた。
命令に背けば藩が取り潰しになる・・・

湯長谷藩一行は、決死の覚悟で江戸を目指す!

感想(ネタバレ含む) | 悪徳老中に狙われた小藩の運命は!?

せっかく参勤交代を終えたばかりだというのに、また江戸に来いとの命令。
しかも、藩が所有している金山についての報告が怪しいと。

実際に金山といっても、ほぼ金が取れない残念な山なんだけど、幕府の悪徳老中・松平信祝が間者(スパイ)からの金が豊富に産出されているという報告を真に受けてしまい、それを手に入れて私腹を肥やそうと無理難題を吹っ掛けたわけですよ。

通常は大名行列で江戸まで十日ほどかかる所を半分の五日で来いというのも悪意満々。
完全に藩を取り潰すつもりです。

参勤交代という制度は全国の大名に大金を使わせて国元から江戸に来させることで財政的に疲弊させて反乱の芽を摘む目的があったといわれているけど、さすがにこんな事をやっていたら各藩の不満は増大するばかり。
一定の効果はあったとは思いますが、明治維新を考えると反乱は必然だったのでしょうね。

金欠貧乏藩、絶体絶命のピンチを知恵で切り抜ける!

石高一万五千石の小藩では、不満があっても何の力もないので従うしかない。

ちなみに一石は大人一人が一年に食べる米を生産できる土地の広さだそうです。
だからといって単純にそれだけの人数を養えるわけでもなく、東北なので飢饉とかもしばしば発生している厳しい地理的条件。
とにかく財政は常に火の車の貧乏藩、それが湯長谷藩。

殿様は領民との距離が近く気さくな人柄で慕われていて、家臣との結束も堅い。
ただ絶望的に金がない。
家中一の知恵者として周囲からの信頼が厚い家老の相馬が知恵をひねり出し、通常のコースでは間に合わないので役人のチェックがあるポイントだけ地元の浪人を雇って大名行列を装い、役人がいない宿場はショートカットして飛ばすという作戦を考案。

というわけで湯長谷藩一行は道案内に雇った忍者・雲隠段蔵と共に、殿様以下全員が「えいさ、ほいさ!」と軽妙な掛け声で江戸に向けて緊急出発。

何が面倒かって、江戸に向かう道中は行列をなして進まないといけないという変な制度。
しかもポイントポイントで幕府の役人がいて行列をチェックが待っている。

この参勤交代という制度があったおかげで江戸幕府が約260年続いたといっても過言ではないのかも知れませんが、もはや欧米列強と対抗するにはこんな訳の分からん事をしている場合ではないと力のある薩摩藩や長州藩が攘夷に立ち上がったという歴史があります。
日本人同士で力の削り合いをしていては、あっという間に欧米の植民地ですからね。

考えると江戸時代は各藩がそれぞれに教育機関や軍を持っていて、それを統括しているのが幕府。
合衆国に近いシステムですな。
しかし鎖国をしていたので、外国に対抗するための手段が乏しかった。

・・・にもかかわらず欧米列強が江戸時代の日本を植民地化できなかった一つの可能性として、日本中どこに行っても各地域に刀を持った屈強な侍が存在している危ない国だったからとも言われているそうな。
宣教師が母国にそんな報告をしていたとかしていないとか。

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殿様と家臣団、別行動を余儀なくされる

湯長谷藩一行は足をくじいてしまった殿様の為に馬を調達して先行させ、家臣たちは後から追いつくという事になり、当初の計画からの変更を余儀なくされる。

ここで殿様と家臣たちが別行動をとる事になります。
家臣たちは途中で松平信祝が放った忍者集団に襲われるがなんとか切り抜け江戸を目指す。

飛脚に託された知らせで家臣の事情を知った殿様は、落ち合い予定だった宿で幕府から指名手配されていると教えてくれた遊女の咲に一目惚れして、彼女の安全を考慮し旅に同行させる。
江戸に向かう道中でこちらも忍者集団に襲われるが、段蔵の加勢により窮地を切り抜ける。
そしてこの殿様、居合の達人でかなり強い。
閉所恐怖症という弱点もあるんですけど。

湯長谷藩は悪徳老中の野望を打ち砕く事は出来たのか!?

・・・それから、一か月後。

>> 『超高速!参勤交代リターンズ』

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