
『コーヒーが冷めないうちに』あらすじ
「フニクリフニクラ」はマスターの時田流と従妹の時田数が切り盛りしている喫茶店。
常連客であるスナックのママやいつも同じ席で物静かに本を読んでいる不思議な雰囲気の女性、最近店に通い始めた大学生などで賑わっていたが、ある日、例の噂を聞いた一人の人物が数に真相を尋ねる。
その店には、ある席に座ると過去に戻れるという都市伝説がある。
しかし、いくつかの面倒なルールが存在し、そのルールを守らなかった場合は・・・
【見どころ】過去に戻れる喫茶店
過去に戻るためにはルールがあり、守れなかった場合は大変な事になる。
能力を発動できるのは時田家の血筋の女性だけ。
登場人物(キャスト)
感想(ネタバレ含む) | ルールを破ると大変な事に
ある席に座ると時間移動が出来る喫茶店。
しかしルールに反した行動を取ると大変な事になるという話。
一体何が起こるのでしょうか。
とりあえず、ルールを確認してみましょう。
- 過去に戻ってどんな事をしても、現実は変わらない。
- 過去に戻っても、喫茶店の外には出られない。
- 過去に戻れるのはコーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷める直前まで。
※コーヒーが冷めないうちに全部飲み干さなければならない - 過去に戻れる席には先客がいる。
※席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ。 - 過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない人には会うことが出来ない。
1については、タイムスリップで過去に戻った先で別の行動を取ると未来も変わる理論の逆。
結局、何をしても最後は同じ結末が待っていると。
2と5は関連している感じですね。
喫茶店内で会いたかった人と全ての用事を済ませなければならない。
じゃあ、電話をかけて外部の人と・・・いや、何でもありません。
おそらく固定電話も含めて圏外になっていて繋がらないでしょう。
3はどうか。
コーヒーが冷めるまでに飲み干す必要がある。
実質、数分間がタイムリミットという事。
最後は4に関して。
過去に戻るには、ある決まった席に座る必要があるが先客がいる。
もしかして、あの人かな?
この作品は四つのエピソードで構成されています。
それぞれに事情を抱えた常連客
幼馴染みでお互い意識し合っているのに素直になれない二人。
近くにいて何時でも会える内は憎まれ口を叩き合えるけど、離れてしまうと寂しさが押し寄せてくる。
誰にでも経験が有りそうな話。
続いては心温まる夫婦の話。
「毎日忘れるという事は、毎日新しく出会うという事。」
個人的には、この作品の中で一番感動的なエピソードだと思います。
さらに続いて姉と真剣に話し合いたい妹と、ある事情で逃げ続ける姉。
一度、妹さんとじっくり話し合ってみたら良いのに、勝手な思い込みで話そうとしない姉。
いつかは向き合わないといけない問題なんだから、先送りしても解決しませんよ?
最後は数自身のエピソード
不思議な現象を起こせるのは時田家の女のみ。
時田の血筋だが男であるマスターに能力は無い。
つまり現時点ではこの世で唯一、数のみ。
そりゃね、そんな世の中上手くはいきませんよ。
マスターに依頼して見てきてもらうという手もありますが、やはり数自身で行かないと意味が無い。
本人の心の問題ですからね。
ある時、マスターの口から驚きの事実が判明する。
行き先はアチラ方向でも可という事。
しかしアチラ側に行った人は確認できていない。
未来?
そもそも、この力って一体何なのでしょうね?
ルールを破るとシャレにならない事になるし。
結局、数の願いを叶える方法が見つかるのかどうかというのが最後の話。
そして、このフニクリフニクラという喫茶店の噂についての根幹にかかわる問題。
ところで、店の名前の語源はもしかして「フニクリ・フニクラ」という曲でしょうか。
ナポリ民謡で世界最古のCMソングだそうな。
日本でもCMとかで使われていて、聞いたことがある人は多いはず。
この曲が店名の元になっているかどうかは不明ですけどね。
『コーヒーが冷めないうちに』を配信しているサブスク
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