
『図書館戦争 THE LAST MISSION』あらすじ
表現の自由を守るために結成された図書隊と『メディア良化法』の下に合法化された検閲を行う良化隊との戦いが繰り広げられる架空の日本。
図書隊を解体し現在の歪んだ日本を正しい方向に導こうと理想を掲げて暗躍する男に対し、表現の自由を守るために命懸けで抵抗する図書隊員たち。
【見どころ】図書隊解体の危機
国家権力を使って図書隊解体を企む男が暗躍。
【登場人物 / キャスト】危険な男・手塚慧
感想(ネタバレ含む) | 自由の象徴を巡る戦い
この世界の日本では検閲は法律に守られていて合法。
つまり、国家にとって都合が悪い出版物は問答無用で葬り去る事が許されているという事。
恐ろしい話じゃないですか。
そして検閲を執行する良化隊は法務省傘下の国家組織。
対する図書隊は図書館法という法律に基づいて設立された自衛組織。
一応は地方行政がバックについている公の組織のようだけど、良化隊と比較するとやはり脆弱性を感じます。
しかし武装が許されているのは凄いところ。
国としても何か後ろめたい部分があって、認めざるを得なかったのかも。
自由の象徴を死守せよ!
ある日、現存している最後の一冊にして自由の象徴『図書館法規要覧』を芸術の祭典で展示する事になり、図書隊の特殊部隊タスクフォースが警備に付く事に。
このイベントを主催しているのはどうやら地方自治体のようで、県知事が直接貸して欲しいと依頼しに来ていました。
もしかして図書隊 VS 良化隊の戦いは地方と国の代理戦争!?
今回のミッションは、この貴重な一冊を良化隊に奪われないように死守する事。
そもそも自衛隊や警察は国家防衛や国の治安を守るための組織なのに対して、良化隊と図書隊は日本人同士で実弾を使って命のやり取りをしている異様な存在。
しかし相手は国家組織であり、当然、一筋縄ではいかない。
法務省や良化隊だけではなく、手塚慧という人物が暗躍。
狙われたのはタスクフォースの紅一点・笠原郁。
理由は、図書隊の中で一番隙がある感じだったからだそうな。
手塚慧は笠原の同期の手塚光の兄。
何を考えているのか読めないので、とにかく怪しい。
図書隊と良化隊の戦闘時のおかしなルール
図書隊と良化隊との戦闘はルールに基づいて行われる。
- 検閲の根拠を良化隊側が文書で示す。
- 図書隊側が法律に基づいて拒否。
- 何時から何時までと両者合意の下に時間を決めて銃火器を使用した戦闘。
- 図書隊は専守防衛組織なので先制攻撃は不可、そして図書館敷地内でのみ武器使用可。
普通に考えたらおかしすぎる。
お互い訓練を受けたプロの戦闘員なので、もちろん遊びではない。
戦闘時間が決められていて、その時間が過ぎるとキッチリ終了。
今まで命懸けで戦っていたのに、そんな簡単に終了できるんやろか・・・
結論としては、「日本人同士で何やっとんねん!」の一言に尽きる。
今回の良化隊は手塚慧が色々と動いていた事もあって、いつも以上に激しく攻め立ててくる。
しかも街中でもルール無視の発砲。
もはやここまで来たら、内乱状態。
どうして日本はこんな訳の分からない国になってしまったのでしょうか。
国にとって都合の悪い書物は検閲対象になって没収されるという法律自体が、完全に独裁国家の考え方そのもの。
実際にメディア良化法の様な法律がこの国で成立するとは思えないけど、世の中何が起こるか分からない。
それぞれの思想信条に沿って同じ国民同士が命懸けで戦うって、某宗教の別の宗派同士が争っているのと同じ。
図書隊や良化隊に対しては各省庁の思惑も絡んでるっていうんだから、恐ろしい話ですね。
そのうち本以外も検閲対象になって、それを守る為にまた新たな部隊が出来るかもしれない。
全ての省庁が傘下に良化隊のような武装組織を持ち始めたら、どうしようもなくなる。
まあその前に少子化の時代なので人が足りないと思うけど。
外国人部隊を作り始めたら、もうこの国は終わりですよ。
自由を守る事は確かに大切だけど日本はただでさえ周囲に危ない国がたくさんあるし、こんな事をやっている場合じゃないのに。
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『図書館戦争』の原作は少女コミック
図書館戦争は実写映画の他にコミック・小説・アニメも制作されています。
アニメは劇場版で完結。
実写版はこれで終わりなのか、まだ続くのかは不明です。
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『図書館戦争 THE LAST MISSION』を配信しているサブスク
『図書館戦争』はコミックが原作で実写版・アニメ版があります。
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