
『キングダム』あらすじ
時は古代中国の春秋戦国時代。
西の大国・秦において奴隷の身分でありながら、天下の代将軍になる事を夢見て日々修行に励む信と漂という2人の少年がいた。
数年後、身請けにより王宮に仕える事になった漂が瀕死の状態で信の元へ帰って来る。
漂から死に際に託された地図を頼りに目的地に行った信は、親友の漂と姿形がそっくりの人物と対面する。
【見どころ】筋肉ムキムキの王騎将軍
王騎将軍は信を助けるに値する人物かどうかを見定めている。
【登場人物 / キャスト】主人公の親友とそっくりな王
感想(ネタバレ含む)中華統一を目指す王と大将軍を目指す男
500年の間、戦乱の世が中国全土で続いている春秋戦国時代。
三国志の時代よりも約四百年前との事。
ちなみにこの時代の日本は弥生時代。
キングダムの舞台となっているのは、戦乱の時代の終盤でしょうか。
終盤といっても数十年という時間の流れがあると思いますけど。
七つの国に分裂している中華で西方に位置している、秦という国で始まる物語。
大将軍を夢見る二人の少年
奴隷として買われ働かされている戦争孤児の少年・信と漂は、今の状況から抜け出す為に独学で武術の修行をして、天下の代将軍になる事を夢見ている。
この時代は身分制度が厳格に決まっているみたいで、奴隷の子は同様に奴隷でいつまで経っても低い身分のまま変わる事はないが、唯一逆転する方法が戦場で武勲を立てて軍の中で出世する事。
漫画が原作の作品だけど、身分制度はリアルでこういう感じだったんでしょうね。
そもそも人として扱われず、仕事でミスなんかしたら主人が容赦なく鞭でビシバシ叩く訳ですよ。
今ならパワハラどころの騒ぎじゃない。
二人は主人にこき使われながらも、薪を拾いに行ったついでに秘かに剣術の修行を重ねていき数年が経過。
親友の死、そして王との出会い
ある日、秦の重臣・昌文君が漂を身請けしにやってくる。
以前通りがかりに二人を見かけた時に目を付けていたみたいです。
という事で二人のうち、先に漂が王宮に行く。
その後、大事件が起こって信は都を追われた王の嬴政と行動を共にする事に。
この時点で信はある程度の力を持っているんですね。
感情の高ぶりによって内に秘められた力が解放されるタイプに見えます。
一緒に行動するようにはなったけど、信は「勘違いするな、俺は・・・」というセリフを言うタイプで、嬴政もどちらかというと同じタイプで似た者同士だと判明。
二人ともツンデレ。
そして行き着いた先は奇麗に掃除が行き届いている別荘のような場所。
王の弟と伝説の将軍
場面が変わって王宮では、反乱を起こした張本人・成蟜がいつまで経っても兄の首が届かない事で、イラついていた。
彼の周囲には武官が何人かいるけど、多くが政治系の文官。
成蟜は踊り子を母に持つ兄と違って王族の血が流れる自分こそが王に相応しいと考える血統重視タイプ。
取り巻きの人間達も名家の出身のいわゆるエリート達。
「嬴政の首が手に入れば自分達に権勢が・・・ウヒョヒョ」
と小物感丸出し。
戦場で手柄を立てて成り上がった武官達にはどうやら人気がない。
何人かは付き従っている指揮官がいるみたいですが、こういうのは現実の世界でも共通していますね。
そんな中、成蟜の前に先代の王に仕えていた秦の伝説的な将軍で現在は一歩引いた立場の王騎が現れる。
王騎は昌文君の領地を要求し、成蟜が了承。
ヤツを味方にしておけば役に立つ的な考えを持っている様子だけど、成蟜程度の器では絶対に持て余すというか、使いこなせない事請け合い。
王騎はどうして成蟜にあんな態度をとったのでしょうか?
何か思惑がありそう。
それにしても王騎将軍は原作通りで特徴的すぎる。
筋肉ムキムキだけどオネエっぽい部分とか。
嬴政が反撃を開始!
今のままでは絶対に勝てないので、味方を増やさないといけない。
そこで目を付けたのが山の民。
文字通り山を根城にしている民族。
この山の民を束ねている楊端和を演じているのは長澤まさみ。
王騎将軍の大沢たかおもそうだけど、配役が絶妙で素晴らしい。
『キングダム』の実写版がヒットした大きな要因の一つに、キャスティングが良かったというのがあると思います。
『キングダム』を配信しているサブスク
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