『ホテル・エルロワイヤル』あらすじ・感想 | 訳アリの客が同時に集まったホテルで起こった大事件

エルロワイヤルの従業員はマイルズという人物ただ一人。
もうこの時点で必要最小限の秘密を守れる人員しか配置していない怪しいホテルである事が確定。

ホテルの内部構造も普通じゃないし、客も変なのばかりだし、全てが訳アリの物語です。

『ホテル・エルロワイヤル』の詳細情報
  • 公開年  : 2018年
  • 上映時間 : 2時間 20分
  • 製作国  : アメリカ合衆国
  • 監督   : ドリュー・ゴダード
  • キャスト : シンシア・エリボ / ジェフ・ブリッジス / ジョン・ハム / ダコタ・ジョンソン / ケイリー・スピーニー / ルイス・プルマン / クリス・ヘムズワース 他

『ホテル・エルロワイヤル』あらすじ

かつて大勢の宿泊客で賑わっていたが現在は閑古鳥の鳴くホテル・エルロワイヤル。
1969年のある日、それぞれに秘密を抱えた訳ありの宿泊客が同じタイミングで集中してしまう。

普通ではない者達が一堂に会すれば、普通ではない事が起こるのは必然!?
そして秘密を抱えているのは宿泊客だけではなく、ホテル自体も・・・。

【見どころ】登場人物全員が怪しい

  • 怪しくない客がいない
  • 従業員マイルズも当然に怪しい
  • ヒッピーのリーダーは危険な男

【登場人物 / キャスト】ホテルの構造や従業員も怪しい

  • ダニエル・フリン神父(ジェフ・ブリッジス)
    どことなく怪しい神父。
  • ダリーン・スウィート(シンシア・エリヴォ)
    翌日の仕事に備えてホテルに宿泊している歌手。
  • ララミー・シーモア・サリヴァン(ジョン・ハム)
    せっかちな性格のセールスマン。
  • エミリー・サマースプリング(ダコタ・ジョンソン)
    ミステリアスでセクシーなお姉さん。
  • ローズ・サマースプリング(ケイリー・スピーニー)
    姉を悩ませる天真爛漫なエミリーの妹。
  • マイルズ・ミラー(ルイス・プルマン)
    一人で多くの仕事をこなす、ホテルの従業員。
  • ビリー・リー(クリス・ヘムズワース)
    ヒッピーコミュニティのリーダー。

感想(ネタバレ含む)客のみならず従業員までも訳あり

誰かが主役という訳ではなく、事情を抱えた宿泊客達のそれぞれの思惑が交錯する映画。

昨日まで赤の他人だったのに、ある出来事がきっかけで関わらざるを得なくなる事態に陥る。
同じ日に同じホテルに宿泊した事が不幸の始まり。

一番乗りは自称掃除機のセールスマン。
とにかく喋りまくる怪しさ満点の男ララミー。
フロントのベルを鳴らしても誰も出てこないので、勝手にコーヒーを入れる。

次にホテルに入ったのは歌手のダーリーン。
翌日に近くで歌の仕事があってこのホテルに宿泊。

そしてフリン神父。
弟に会うための旅の途中との事。

三人がホテルに入館してから数分後に、ようやく従業員のマイルズが登場。
寝ていたのか他に用事をしていたのか分からないが、とにかくようやく客に対応。
このホテルに登場する従業員は最初から最後までマイルズのみ。

部屋の掃除から宿泊の受付まで全てマイルズ一人で行っているので、利用できない部屋も存在。
かつて栄華を誇っていたホテルも現在はこの有様。
一泊の宿泊料金も格安です。

少し遅れて宿泊希望の若い女性が登場し一番良い部屋を希望するが、掃除機のセールスマン・ララミーにその部屋は自分が泊まると文句を言われ別の部屋の鍵を受け取る。

彼女が記入した宿泊者名簿のサイン欄には「お前、シバく!」的な放送禁止用語。
そして何故かララミーは一番高いスイートルームに固執。

もうこの時点で怪しい客が複数いるという不穏な展開。

何かが起こるのは間違いありません。

鍵を受け取って一番良い部屋に入室したララミーは、部屋の至る所から電気コードのような物を引き抜く。
それを机に並べるララミー。
よく見ると全て同じ形。
何でしょうか、これは?
彼は部屋を出て他の場所も色々と見て回る。

目的はまだ謎だけど、何かを探っている様子。

そして細長い廊下にさしかかった時、ホテルの妙な構造が判明。
何と客室の鏡の裏側がマジックミラーになっていて廊下側から丸見え。
つまり、覗き放題な構造になっていた。

別にセクシー系のホテルではなく、普通のホテルのはずなのに怪しいですな。

同時刻に様々なハプニングが発生!

実はララミーが動いていた同時刻に色々な出来事が発生していた。

フリン神父とダーリーンの間に一悶着。
ダーリーンとフリンはある協定を結んで行動を共にするようになる。

放送禁止用語のお姉さんはホテルの食堂でマイルズを椅子に縛って尋問。

うんどん
うんどん

マイルズ、何があったんや?
もしかして覗きがバレた、それとも部屋を融通しなかった仕返し?

最後に登場したビリー役のイケメンは『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワース。

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この映画のポスターを見た時に、中心にいるイケメンが主役なんだと思っていましたが真逆。
見た目に惑わされちゃいけません、男はヒッピー集団を洗脳して支配下に置く悪人。
完全にポスターに騙されました。

うんどん
うんどん

今回のクリヘムは悪役。

といっても別に登場キャラの中に正義の人物なんて、あっ・・・

ララミーがこのホテルに来た目的は、何かの調査でしょうか。
ホテル自体の秘密を探りに来たとか、色々とあるんでしょうね。

従業員のマイルズはこのホテルの上層部に指示されていただけ。
上層部とはつまり経営者だと思いますが、もしかすると政財界の大物と繋がっている人かも知れませんが、結局最後まで出てきませんでした。

逆にマフィア関係と繋がっていて、政財界の大物達を脅すための映像を集めていたのかも知れません。

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