『オーシャンズ13』あらすじ・感想 | ダニーの策略でベネディクトがテレビ出演

仲間を陥れたホテル王に復讐するために、因縁の相手カジノ王ベネディクトと手を組むオーシャン達。

前2作と違って復讐劇だけど、所々にコミカルなシーンがあって飽きずに楽しめます。

最後のコミカルシーンはベネディクトが担当!?

『オーシャンズ13』の詳細情報
  • 公開年  : 2007年
  • 上映時間 : 1時間 53分
  • 製作国  : アメリカ合衆国
  • 監督   : スティーヴン・ソダーバーグ
  • キャスト : ジョージ・クルーニー / ブラッド・ピット / マット・デイモン / アンディ・ガルシア / ドン・チードル / バーニー・マック / エレン・バーキン / アル・パチーノ 他

『オーシャンズ13』あらすじ

オーシャンズの一員であるルーベンがホテル王バンクの裏切りに遭い、ショックで心筋梗塞を起こして寝たきりになる。

一報を受けたダニー達はラスベガスに集結し、バンクへの復讐計画を練る。

【見どころ】舞台は1作目と同じラスベガス

  • 1作目のターゲットだったベネディクトとオーシャンズが手を組む
  • ナイト・フォックスや伝説の大泥棒も登場

【主要登場人物 / キャスト】ライナスが急成長

  • ダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)
    仲間のルーベンの為に、ホテル王バンクへの報復計画を立てる。
  • ラスティー・ライアン(ブラッド・ピット)
    ダニーの相棒として現場での実行役を担う。
  • ライナス・コールドウェル(マット・デイモン)
    伝説の大泥棒を親に持つサラブレッド。
  • ルーベン・ティシュコフ(エリオット・グールド)
    ラスベガスでホテルを経営している実業家であり「オーシャンズ」のメンバー。
  • テリー・ベネディクト(アンディ・ガルシア)
    ラスベガスの3大カジノのオーナー。
  • ウィリー・バンク(アル・パチーノ)
    世界各地で最高品位のホテルを経営する実業家。

感想(ネタバレ含む)分かりにくい内容だけどラストは爽快!

1作目から通して楽しむシリーズ作品なので、いきなり『オーシャンズ13』を観ても絶対に内容が分かりません。
絶対にです!

1作目 『オーシャンズ11』あらすじ・感想

2作目 『オーシャンズ12』あらすじ・感想

元々大人向けの作風で子供が観ても何が面白いのか理解できない映画だと思うのですが、3作目はさらにその傾向が強くなった。

監督は一貫してスティーヴン・ソダーバーグなのだけど、雰囲気がちょっと変わった気がする。
今回は仲間を痛い目に合わせた相手に復讐をする内容だから、コミカルなシーンは控えめ。

といってもクスッと笑えるシーンが散りばめられています。

モロイ兄弟の兄が潜入している工場で起こった騒ぎを収めようと双子の弟が現地に行って、そのまま弟も感化されてストライキに参加してしまったシーンが個人的に好き。

ダニー:「工場の操業は再開できそうか?」
モロイ弟:「大丈夫だ、でもその前に経営者を倒さないといけない!」

こういうちょっとしたコミカルな部分が「オーシャンズ」シリーズの楽しいところ。

ライナスが少しずつ成長

親が泥棒業界の大物であるライナスの成長も見どころの一つ。

他のメンバーはみんな熟練のプロフェッショナルばかりなので、作品ごとに成長を楽しめるのはライナスしかいません。

1作目は名前が少し売れ始めた若手、2作目は少々背伸びしがちの若手、しかし3作目になるとさすがに成長していて重要な役を任されるようになります。

でもダニーやラスティから見れば若手だし、伝説の大泥棒の父親からは少し認められ始めた段階。

ライナスが主人公の作品も観てみたかった。

業界トップクラスの泥棒ダニーやラスティがいるチームの一員であり、親が伝説の大泥棒という環境で育ち、ライナス本人も「黄金の指を持つスリ」の異名があるのだから映画化すると面白そう。

ダニーの強みは幅広い人脈

ターゲットにしたバンクには自分達の正体がバレているので作戦が成功しても報復が恐ろしいはずなのだけど、ダニーは脅されても終始強気な態度を崩さないところがカッコ良い。

「闇の組織を使って地獄の苦しみを与える!」という事を言われると、
「むしろ彼らは自分達と一緒に組みたがる。」と言い返すシーン。

ダニー自身が生きる伝説だし仲間達も伝説級の凄腕ばかり、そうなってくると闇の組織もダニーと組んだ方が得だと思うのは必然。

仲間のためなら義理人情で動くかも知れないけど、外部の組織と手を組む時は損得勘定が大きな基準になっているのは間違いなさそう。

2作目でベネディクトに居場所がバレた時はビビりまくってたけど、ダニー達も3作目の段階では闇の組織も一目置く相当な大物になっているという事ですね。

ベネディクトがダニーのせいでテレビ出演をする羽目になった時に、内心何を考えていたのか気になる(笑)

「オーシャンズ」シリーズは1作目から観ないと理解できない

もはや3作目になると前作を知っている事が前提で物語が進むので「このキャラは誰だったかな?」
と思うような事があっても親切に説明してくれるシーンはありません。

まず1作目の仲間集めのシーンを観ない事には始まらない。
2作目から観始めても理解できないはず。

「オーシャンズ」シリーズは必ず1作目から観るようにしてください。

とはいえ、さすがに仲間の人数が多いので3作全部を観てもダニー・ラスティ・ライナスの3人以外は良く分からない人も多い気がします。

ほかに記憶に残っているのは年長組のソールルーベンの2人くらいではないでしょうか?

たごやま
たごやま

さらにまだ6人の仲間がいる。
そりゃ覚えられんわ。

何の専門家か覚えていなくても、顔を見ればチームの一員だとは分かりますけどね。

『オーシャンズ13』を配信しているサブスク

『オーシャンズ13』を配信している動画配信サービスは1、2作目も配信しているので、1作目から順番に観るようにしてください。

ダニーの妹が女性だけの泥棒チームを結成する『オーシャンズ8』も一緒に観ると面白いと思います。

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※最新の配信状況は入会前に公式サイトで確認してください。

『オーシャンズ』シリーズとは関係ないですが、ブラピが「筋肉バカ」、ジョージ・クルーニーが「浮気男」という役柄を演じている『バーン・アフター・リーディング』というコメディ作品もオススメ。

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