前作でドラッグ密造の罪で犯罪者になった教授たちは、過去の罪の抹消と引き換えに警察に強直する事に。
コメディ作品とはいえ今回は悪ノリし過ぎな感じがしますが、イタリアはラテンの国なのである程度のブラックジョークも許される空気があるのでしょうか。
『いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち』あらすじ
薬物犯罪を担当しているコレッティ警部は、合法ドラッグ製造・密売の罪で収監されているピエトロに過去の犯罪歴抹消と引き換えに捜査に協力するよう取引を持ち掛ける。
再結成されたピエトロたちのグループは次々と合法ドラッグの撲滅を成功させていくが「SOPOX(ソポックス)」と呼ばれる薬物だけは製造法や関連組織が全く謎のまま手がかりを掴めない。
【見どころ】一作目よりも確実に面白くなっている
- 今回は学者らしく銃ではなく科学兵器を使う事が多い
- よく分からない武闘派が1人加入
- 基本的に頭の良いおじさん集団というだけなので体を張るシーンではドジな部分が多くて笑える
【主要登場人物 / キャスト】コレッティ警部がクセ者
感想(ネタバレ含む)コメディ要素が増えてさらに楽しくなっている
前作はイタリア語の早口かつ巻き舌が気になったけど、2作目ともなると全く気にならなかった。
慣れというのは恐ろしいですな。
実際はストーリーが面白いので夢中になって発音なんてどうでも良いといった感じだったんですけどね。
1作目からの続きになるので当然観ておいた方が良いけど、前作のあらすじを説明してくれるシーンがあるので2作目から観始めても楽しめます。
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今回は市内に蔓延している数々の合法ドラッグを撲滅するために、ピエトロ達が犯罪歴抹消と引き換えに捜査に協力するといった内容。
あくまで秘密の捜査なので警察の協力が得られない中でピエトロ達はインテリ集団を再結成して頑張る訳ですが、仲間が3人増えて10人になるのは「オーシャンズ」シリーズを意識しているのでしょうか。
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前作に比べてアクションシーンが増えたけど構成メンバーが全員学者なので、肉体派のカッコイイ展開にはならずグダグダなところがこのシリーズの面白いところ。
そして体を張るのは苦手だけど頭は冴えているので、口喧嘩が止まらない(笑)
笑いを誘うシーンも歴史ネタが多くて、ハリウッド作品とは色々な意味で一味違います。
ヨーロッパのコメディ映画って結構面白い!
新メンバーの武闘派の人は、強いのか弱いのかよく分からない。
警備員を気絶させようと首に手刀を入れても効かなかったし(笑)
今回は歴史ネタで笑わせてくれるシーンがあります。
戦時中のドイツ軍用車両を乗り回していたシーンは国によっては怒られそうだけど、イタリアはブラックジョークとして笑い話になるのでしょうか。
列車と並走するシーンは面白かった。
わざわざ“あのシンボルマーク”がついたヘルメットをかぶって、車には旗をたなびかせて「少し悪ノリし過ぎでは?」と思ったけどイタリアではラテン系のノリで許されそうな雰囲気が羨ましい。
そういえばイタリアとドイツって第二次大戦中は似たような体制の同盟国でしたね。
当時は日本も同盟国か・・・でもさすがに日本ネタは出てこなかった。
1作目は続編がなく単発で終了しても違和感がない構成だったけど、2作目の今回は続編を意識して制作されています。
映画『いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち』を配信しているサブスク
『いつだってやめられる』シリーズはイタリア映画なので取り扱っているサブスク動画配信サービスが少ない印象です。
私が視聴したのは「U-NEXT」ですが、もしこの作品に興味がある場合は入会前に現在も配信されているかを事前チェックしてください。
サービス名 | 月額料金(税込) | 同時視聴できる端末数 | 無料お試し期間 |
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U-NEXT | 2,189円 | 4台 | 31日間 |
Amazonプライム | 600円 | 3台 | 30日間 |
このシリーズは三部作を時間を空けずに短期間で一気に観た方が面白いですよ。
1作目 『いつだってやめられる 7人の危ない教授たち』あらすじ・感想
2作目を観終えた直後は、3作目が気になって夜も眠れなくなります。
安らかな睡眠のために一刻も早く続編を観なければ!
3作目 『いつだってやめられる 闘う名誉教授たち』あらすじ・感想
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