『オーシャンズ11』あらすじ・感想 | ベネディクトを狙ったのは元妻の恋人だから?

オーシャンズ11

ジョージ・クルーニーが演じるオーシャンと10人の仲間達で結成された犯罪ドリームチームが、カジノの売上金を狙う。

仕事の過程がスタイリッシュというかオシャレに描かれていて、犯罪だけど普通にカッコイイ。

『オーシャンズ11』の詳細情報
  • 公開年  : 2001年
  • 上映時間 : 1時間 56分
  • 製作国  : アメリカ合衆国
  • 監督   : スティーブン・ソダーバーグ
  • キャスト : ジョージ・クルーニー / ブラッド・ピット / マット・デイモン / アンディ・ガルシア / ジュリア・ロバーツ / ドン・チードル / バーニー・マック 他

『オーシャンズ11』あらすじ

刑務所を仮釈放されたばかりのオーシャンは服役中に練っていた「カジノの金庫から現金を盗み出す」計画を実行に移す為に相棒のラスティと共に各分野のスペシャリストを集め、11人の犯罪ドリームチームを結成する。

【見どころ】スターが共演

  • ジョージ・クルーニーとブラピは相棒同士、マット・デイモンは下っ端
  • ターゲットのカジノ王の恋人はオーシャンの元妻(ジュリア・ロバーツ)。

【登場人物 / キャスト】マット・デイモンは若手

  • ダニエル・オーシャン(ジョージ・クルーニー)
    裏の世界で名をはせる凄腕の泥棒・詐欺師。
  • ラスティ・ライアン(ブラッド・ピット)
    数々の仕事を共に成功させてきたオーシャンの相棒。
  • フランク・キャットン(バーニー・マック)
    前科を隠すために偽名で働いているカジノのディーラー。
  • ルーベン・ティシュコフ(エリオット・グールド)
    若手時代のオーシャンに目をかけていた資産家。
  • バシャー・ター(ドン・チードル)
    いつも仕事(泥棒)のパートナーに恵まれない爆弾の専門家。
  • バージル・モロイ(ケイシー・アフレック)
    ドライバーや潜入役を務めるモロイ兄弟の双子の兄。
  • ターク・モロイ(スコット・カーン)
    モロイ兄弟の弟。
  • イエン(シャオボー・チン)
    中国雑技団に所属する小柄な曲芸師。
  • リヴィングストン・デル(エディ・ジェイミソン)
    電子機器の専門家。
  • ソール・ブルーム(カール・ライナー)
    オーシャンよりも上の世代の天才詐欺師。
  • ライナス・コールドウェル(マット・デイモン)
    伝説的な泥棒を父に持つ青年。
  • テリー・ベネディクト(アンディ・ガルシア)
    オーシャン達が狙うカジノのオーナー。
  • テス(ジュリア・ロバーツ)
    オーシャンの仕事を知り絶縁した元妻。

感想(ネタバレ含む)仲間の何人かは印象が薄い

凄腕の泥棒であるオーシャンが相棒のラスティと共に11人のドリームチームを結成してカジノの売上金を盗み出してしまおうというストーリーなのだけど、メンバーを集めるシーンに結構時間をかけた割にはマット・デイモンが演じるライナス以外の印象が薄い。

さすがに11人もいると空気のような存在が何人も出てきますよね。
それぞれの分野の専門家なので必要な人材ではあるのだけど・・・。

2001年の作品なので今時の映画と違って細かい描写は省いて重要な部分だけを繋ぎ合わせて作った感が否めない気がする。
当時の映画は上映時間を2時間以内に収めるのが一般的だったイメージがあります。

とはいえ、全体的には面白かったです。

カジノの警備が厳重過ぎて「これ、本当に大丈夫なの?」とラスト近くまでハラハラ感がある展開だったので、その点は楽しめると思います。

テスの心変わりに疑問

オーシャンの元妻のテズは夫が逮捕されてはじめて泥棒稼業だと知り離婚したらしいのだけど、彼女が次に選んだ恋人はカジノ王・ベネディクト

ベネディクトは表向きは健全なカジノの経営者、裏の顔は完全にサイコパス。

テズはオーシャンが犯罪者という事に嫌悪感を持って離婚したはずなのに、知らなかったとはいえ元夫以上にヤバい男と恋人関係になっている。

もう少し男を見る目を養わないといけないですよ、この人は。

ベネディクトの本性を知った後はオーシャンの元に戻ったのだけど、この行動もまたモヤモヤ感が残る。
どうして嫌悪感を抱いていた元夫への愛情が復活してしまうのか分からない。

現恋人に裏切られて絶望するのは理解できるけど、その後どうしてオーシャンの元に?

自分を悪い男(ベネディクト)から救ってくれた元夫に対する評価が急上昇?

たごやま
たごやま

もしかして本当はオーシャンが泥棒なのはどうでも良くて、結婚生活中に自分を騙していた事に傷ついたから離婚したというのが本音なのかな?

うんどん
うんどん

オーシャンも世間から見るとバリバリの悪人だけど、自分にとっての王子様であればそれで良いのか?
女心は良く分からん・・・。

結局ドリームチームはまんまと仕事を成功させて、リーダーのオーシャンはテズとよりを戻すに至ってハッピーエンドに見えたけど、続編でベネディクトが登場します。

盗まれたカジノの売上金の損害は保険が下りて返って来たみたいだけど、それでも報復をしないと気がおさまらない様子。

そりゃ、そうでしょうね。
思いっきりコケにされたのだから。

自分のカジノに強盗が入った事は警察に通報するけど、犯人については知らないふりをして自分の組織を使ってケリを付けようとしているところが恐ろしい。
しかも実行犯だけではなく、友人や親戚に至るまで関係者全員に報復をするという鬼畜ですよ。

オーシャン達はベネディクトの性格を把握していたのに金を盗んだという事は、逃げ切れる自信があったという事なのでしょうか?

たごやま
たごやま

次回作でベネディクトに思いっきり居場所がバレて脅されてるやん。

次回作は同業者からの挑戦状!

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『オーシャンズ11』を配信しているサブスク

『オーシャンズ11』は実はリメイク作品で、原作は「オーシャンと11人の仲間(1960年公開)」という作品です。

「Amazonプライムビデオ」や「U-NEXT(ユーネクスト)」では、原作も併せて楽しめるので興味のある方はぜひ鑑賞してみて下さい。

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※最新の配信状況は入会前に公式サイトで確認してください。

盗みのプロで結成されたチームが主役の1969年の映画『ミニミニ大作戦』のリメイク版(2003年公開)も面白いですよ。
「オーシャンズ」シリーズと違ってカーチェイスが見所なので、アクション系の泥棒作品を楽しみたい人にオススメ。
タイトルだけではB級感が漂いますが、若かりし頃の有名俳優が多数出演している豪華な作品です。

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