『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』あらすじ・感想 | アメコミのパロディ満載だけど最後はしっかり締めて心地良いエンディング

『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』の詳細情報
  • 公開年  : 2021年
  • 上映時間 : 1時間 22分
  • 製作国  : フランス
  • 監督   : フィリップ・ラショー
  • キャスト : フィリップ・ラショー / ジュリアン・デリス / ダヴィド・ゴキエ / エロディ・フォンタン 他

『バッドマン 史上最低のスーパーヒーローあらすじ

売れない役者セドリックは新作映画「バッドマン」の主役に抜擢された直後に事故で記憶喪失になり、自分がヒーローだと誤解する。

そして映画の設定を事実と思い込み、各地で大騒動を巻き起こす。

【見どころ】勘違い男が起こす大騒動

自分を正義のヒーロだと信じて疑わない主人公。
撮影用のニセ銃と強盗が所持していた本物の銃が入れ替わったせいで、あの大スターが大変な目に遭う(笑)

【主要登場人物 / キャスト】ラショー作品にハマると抜け出せない!?

  • セドリック・ドゥジモン(フィリップ・ラショー)
    売れない役者。
    お金が無いので妹の家に転がり込んで生活している。
  • セブ(ジュリアン・アルッティ)
    セドリックの親友。
    怪しい薬の治験に参加していて、よく幻覚を見る。
  • アダム(タレク・ブダリ)
    セドリックの親友。
    セブの母親と交際中。
  • エレオノール(エロディ・フォンタン)
    セドリックの妹。

感想(ネタバレ含む)エレオノールにお仕置きされるセブとアダム

フィリップ・ラショーが監督・主演を務める作品の主要キャストは、関連作品同様にいつものメンバーで固められています。

ラショーが演じるセドリックは基本的にマジメで常識的な性格。
問題は親友二人ですよ。
セブは変な薬を飲んでいるせいで何度も幻覚を見るし、アダムは親友セブの母親と堂々と付き合っていて常にイチャついているし、どうしようもない連中ですな(笑)

そこが色々と面白いポイントでもあるのですが。

個人的に笑ったのは、セブとアダムが時間差でエレオノールに強制180度開脚させられたシーン。

たごやま
たごやま

フランス流のお仕置き方法かな。

DCとマーベルのパロディが満載

バットマンやアベンジャーズ等のアメコミヒーロー作品のパロディがふんだんに盛り込まれていて、フランス映画全体がこうなのかフィリップ・ラショーが関わっているからなのか分からないけど、ギリギリ本家から怒られない程度の悪ノリが色々と出てきます。

そもそも映画のタイトルが『バッドマン』ですからね。

ところでエレオノールが緑の粉を全身に被った時に作り手がイメージしていたのはハルクだと思うのだけど、見た目はガモーラにも似ていた。

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たごやま
たごやま

どっちが正解かな?

別に深く考察するような事でもないですけどね。

フィリップ・ラショー作品の特徴

ノートルダム大聖堂に惨事が起こったり、荷物を取りに来た神父さんがポツリと危険な言葉を発したり、社会ネタが散りばめられているのもラショー作品の特徴。

フィリップ・ラショー作品はボケまくってハプニング満載なのに、脚本が破綻していないのが素晴らしい。
観ていてバカバカしく感じるのに、ストーリーが成立しているって凄いと思う。

『シティーハンター』の実写版を観て、フィリップ・ラショーは本気でコメディ作品と向き合っていると感じた。
フランス映画って不思議な終わり方をする作品もあるけどラショー監督の作品はバカな事をした後は真面目なシーンで締めて、最後は心地良くエンディングを楽しめる。

ハマると抜け出せないタイプの監督かも知れない。
私はキャスト陣が毎回同じチームという部分も含めて好きです。

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最後に考察しないと意味が分からない終わり方をされるとモヤモヤが残るので、軽い気持ちで最後まで楽しめるラショー作品はオススメです。

逆に意味の分からない終わり方をされて今でもモヤモヤしているフランス映画があります。

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この映画に関しては、霧が発生した理由は神による選別が始まったという事にしています。
真面目な話、何かしらの皮肉めいた理由が隠されていると思いますがハッキリとは分からない。

『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』を配信しているサブスク

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