ジェイソン・ステイサムが演じるフォーチュンという男は英国の諜報機関MI6に正式に所属しているのではなくて、MI6に雇われたフリーランスのエージェント役。
スパイの世界もフリーランスが活躍する時代なんですね。
フォーチュンのチームは新米スナイパー・アメリカ人ハッカー・ハリウッドスターというメンバー構成で、上官のネイサンが尻拭い役の苦労人として良い味を出しています。
『オペレーション・フォーチュン』あらすじ
英国諜報局MI6御用達エージェントのオーソン・フォーチュンが即席で集められたチームを率いて、「ハンドル」という名の危険なブツの取引阻止と回収を目指す。
【見どころ】チームのメンバーは全体的に優秀
- ジェイソン・ステイサム無双
- 新米のJJが非常に使える人材
- ハリウッドスターのダニーはおだてに弱い
【主要登場人物 / キャスト】使える男・JJ
感想(ネタバレ含む)フォーチュン以外のキャラに注目
ジェイソン・ステイサムが演じるフォーチュンはMI6から依頼を受けてスパイ活動を行うフリーランスという立場。
正式なMI6諜報員ではないけどイギリスの愛国者なので、重宝されていて非常に厚遇されています。
万が一アメリカのCIAに取られたら損失になるので、多少金がかかっても囲っておいた方がメリットがあるという事でしょうかね。
それにしてもフリーランスのスパイとは、どこの国にも所属しない無国籍スパイというやつでしょうか。
金次第でどんな仕事でも請け負う便利屋みたいな感じかな。
この作品の内容は闇の世界に流出すると世界中が大混乱に陥る危険なブツの回収という定番のシナリオだけど、コミカル要素が散りばめられていて全体的には面白かった。
でも緊張感が高まるハラハラ要素は少なめでした。
敵の拠点に潜入して逃げる時もそうだけど、危険な状況を簡単に切り抜けてしまうところは少し物足りなかった。
警備員が簡単にフォーチュンに始末されて、いくらなんでも無双過ぎる気がする。
ストーリーがテンポ良く進むのは良いものの、あっさりした展開の連続なので「悪くはないのだけど、なんだかなぁ~」という感じ。
この作品では主演のジェイソン・ステイサムよりも、どちらかというとヒュー・グラントが演じた武器商人のシモンズの方が印象的だった。
どっちつかずの仲介人の立場だけど、最後は面白い役割を演じて活躍します。
そしてもう一人面白かったのがジョシュ・ハートネットが演じたハリウッドスターのダニー。
弱みを握られてチームに無理矢理加入させられただけなのに、途中から使命感に目覚めて存在感が増大。
続編があるとしたら、シモンズとダニーのコンビをチームに加入させて再び使って欲しい。
『オペレーション・フォーチュン』は無敵すぎるジェイソン・ステイサムのアクションを楽しむワンマン作品ではなく、他のキャラクターの個性を楽しめるところに面白さがあると思います。
ハッカーのサラも見せ場があったし、新米諜報員のJJは非常に使える男だった。
冒頭で上官のネイサンがJJの事を成長著しい人材として評価していたのは伏線だったんですね。
あとは行く先々で現れるマイクの動きがあからさまに怪し過ぎたけど、思った通りの怪しい奴だった(笑)
映画『オペレーション・フォーチュン』を配信しているサブスク
『オペレーション・フォーチュン』は登場キャラクターそれぞれに見せ場がある作品で、アクションというよりもお気に入りのキャラクターを見つけて楽しむ作品なのかな、と思います。
もちろんジェイソン・ステイサムの無双シーンも楽しめますが、他のキャラクターにもしっかり見せ場があります。
登場人物を無駄遣いしていない作品。
サブスクで鑑賞する場合は「Amazonプライムビデオ」がオススメです。
私自身もアマプラで本記事の映画を視聴しました。
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