
科学を用いて危険な思想を全人類に広めようとしているテロ組織「エティオン」が保有している殺人ウィルス「スノーフレーク」をイギリスのスパイ組織MI6が奪取しようとしたところ、敵の返り討ちに遭って作戦は失敗してしまった。
この時に作戦に参加していたMI6の隊員の一人がハッティ・ショウで、彼女はウィルスを自分の体内に注入して現場から逃げて行方不明に。
人類を守る為の正義感溢れる素晴らしい行動だけど、エティオンの情報操作によってテロリストに仕立て上げられた訳です。
相手はマスコミにも大きな影響力を持っている、非常に厄介な組織という事ですね。
今回は自動運転するバイクとターミネーター並みにタフな強化人間ブリクストンが登場。
ワイスピってこういう映画だったかな・・・
あらすじ | 筋肉コンビが世界を救う
危険な殺人ウィルスを保有しているテロ組織をMI6が急襲したが作戦は失敗。
隊員の一人ハッティ・ショウは自らの体内にウィルスを取り込み現場から離脱。
その後、テロ組織の情報操作によりハッティはウィルスを盗んだテロリストに仕立て上げられた。
この事態に英米両政府は元アメリカ外交保安部(DSS)の捜査官ルーク・ホブスと元MI6のデッカード・ショウにハッティの保護任務を要請。
【見どころ】ドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサムが共演
- ホブスとショウは犬猿の仲
- 今回の敵はターミネーターにしか見えない
- 内容はほぼスパイ映画
【登場人物 / キャスト】マルガリータは一体何者なのか
感想(ネタバレ含む)殺人ウィルスを巡るほぼスパイ映画
『ワイルド・スピード ICE BREAK』で電磁パルス砲や核ミサイルの発射コードが登場したので、もうこれ以上にヤバいのは出てこないだろうと思っていたら今回は殺人ウィルス。
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その手があったか!

それにしても今作は本編とは枝分かれしたスピンオフ(外伝)とはいえ、完全にミッション・イン・ポッシブルみたいになってるやん。
ホブスはドミニク達と組んで数々の世界的危機を救った実績から、デッカードは今回のウィルスを体内に取り込んだ人物が実の妹という事もあって、それぞれにCIAから彼女の保護要請を受ける。
ホブスはともかくデッカードはどういう立ち位置なんでしょうか?
イギリス軍特殊部隊やMI6に在籍していたデッカードは、色々な秘密を知り過ぎたとして始末されそうになって、相手を返り討ちにして最強の殺し屋に転身。
現在も指名手配は解かれていないはずなんだけど、何だかよく分からない立場。
生まれた家が裏稼業を営んでいるみたいだけど、デッカードは継がなかった。
妹は兄に続いてMI6の隊員になった。
弟のオーウェンは自ら犯罪組織を率いて裏の世界で悪事を色々とやっていた男。
でも『ワイルド・スピード EURO MISSION』でドミニクファミリーに敗れて瀕死の重傷を負った末に現在は復活。
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母親が家業のトップを務めているという事は父親は他界しているのでしょうか。
その母は現在刑務所に服役中みたいなので、もしかすると今回登場しなかったオーウェンが家業を継いだのか代理の立場になったのかも知れませんな。
自分の組織は既に壊滅済みだし。
ところで、女ギャングのマルガリータとデッカードの関係が知りたい。
過去に何かしらの関わりがあった事は分かるけど、顔を合わせるなりいきなりキスをしてしまうような間柄という事は、それなりに親密な状態が続いているという事でしょうか。
詳しく描かれていなかったので、続編に期待ですね。
二人はハッティの保護を要請されるけど、割と早い段階で身柄を確保。
ここまでは良かったんだけど、強化人間がCIAの事務所に堂々と乗り込んでくる。
この強化人間ブリクストンを演じているのは、『マイティ・ソー』シリーズのビフレストの天文台を守っていたヘイムダル役のイドリス・エルバ。
どこかで見た顔だと思っていたんですよ。
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ブリクストンはかつてデッカードと戦って絶命寸前まで行ったはずなんだけど、エティオンの科学技術で強化人間として復活した男。
背骨(脊椎)が金属製になっているので恐らく他の骨格部分も同じ感じになっていて、もしかすると脳も何かしらの改造が施されているのかも。
それはそうと、もうちょっと敵に察知されにくい地下基地とかにいれば良かったのに悠長に普通のビル内の事務所にいるからこういう事になるんですよ。
ヤバいウィルスを体内に持っているんだから、分厚いコンクリート壁で囲まれた秘密研究所とかに連れて行ったりして万全の態勢で保護しておかないと。
航空保安官ディンクリー
ブリクストンの襲撃からは逃れることが出来たけど、今度はホブスとデッカードもメディア操作で指名手配犯に仕立て上げられてしまった。
エティオン、どんだけ影響力持ってんねん。
こんな芸当が出来るという事は、恐らく政治家にもコネクションがありそう。
何にしても、ハッティの体内にあるウィルスを取り出すにはエティオンの研究所から抽出装置を入手する必要がある。
しかし、指名手配犯なので表立った行動は控えないといけない。
そこでデッカードの裏人脈と、変装して飛行機で移動中に知り合った航空保安官の協力を得る。
この航空保安官が訳の分からない男で、機内で言い争っている二人の喧嘩を止めるために話に無理やり乱入して来て二人が元警官とスパイだと見抜く。
なかなかの洞察力を持つ人物のようですね。
しかし目の前の二人が指名手配中のテロリストだとまでは見抜けなかった。
テレビでも報道されていたのに(笑)
この航空保安官ディンクリーはケヴィン・ハートが演じている。
唐突に出て来て無理やり感があるような気がしたけど、色々と手助けしてくれる便利な男。
ドウェイン・ジョンソンとは『ジュマンジ』シリーズで共演した間柄なのでその関係での出演という噂も。
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二人が共演した作品といえば『セントラル・インテリジェンス』という作品も面白いです。
次回は本編に戻ります。
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あの男が復活するという気になる情報が!
本編はあと数作で終了するそうだけど、スピンオフ企画が色々と進行しているみたいなので今後が楽しみですね。
女性を主役にしたスピンオフ企画も進んでいるそうな。
「ワイルド・スピード」シリーズは車を使ったアクション映画のイメージが強いけど、本質は血の繋がりに関係なく家族(ファミリー)との絆を大切にすることを描く作品。
そういう意味では今回のスピンオフ作品も、思いっきり家族愛に溢れていた。
それ以外の部分は完全にスパイ映画さながらの内容でしたけどね。
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映画『ワイルド・スピード / スーパーコンボ』を配信しているサブスク
『ワイルド・スピード / スーパーコンボ』はシリーズ作品なので、関連作を含めて視聴するにはサブスク動画配信サービスに入会した方が良いと思います。
ワイスピシリーズは様々なサービスで配信されていますが、無料お試し期間がある「U-NEXT(ユーネクスト)」または「Amazonプライムビデオ」が良いと思います。
お試し期間はないですが映画の他に日本テレビ系のドラマやアニメも一緒に楽しめる「Hulu(フールー)」もオススメ。
サービス名 | 月額料金(税込) | 同時視聴できる端末数 | 無料お試し期間 |
---|---|---|---|
U-NEXT | 2,189円 | 4台 | 31日間 |
Hulu | 1,026円 | 4台 | ✕ |
Amazonプライム | 600円 | 3台 | 30日間 |
今回主演の二人は、別の映画でそれぞれ面白い役を演じています。
両方ともコメディなんですけどね。
ドウェイン・ジョンソンが短髪のヘアスタイルで出演『ゲット・スマート』
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ジェイソン・ステイサムが同僚の足を引っ張りまくるスパイコメディ『Spy / スパイ』
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