主人公の悟にはどうやらタイムリープ能力があるみたいですが、作中に何の説明もないので最初はよく分からなかった。
ピザの配達中に対向車線を走っていたトラックが突然暴走して悲劇を引き起こしたと思ったら、空の景色が歪んで数分前に逆戻り。
いやいや、いきなり過去に戻られても・・・ 。
『僕だけがいない街』あらすじ
売れない漫画家の藤沼悟は、ピザ屋の配達のバイトで生計を立てる日々。
ある日、配達中にすれ違ったトラックが子供を轢いてしまう交通事故を目撃した直後に意識が遠退き事故が起こる直前にタイムリープし無事に命を救う。
自分ではコントロール出来ないこの不思議な能力が、今度は18年前のある事件に関わってくる。
悟は過去と現在を行き来しながら、徐々に事件の真相に近付いていく。
【見どころ】意志とは無関係にタイムリープする男
- タイムリープした先で事件を未然に解決するまで何度も同じ事を繰り返す
- 自分と全く関係のない事件にはリバイバルは発生しない
- タイムリープには神の意思が働いている!?
【登場人物 / キャスト】悟がなぜタイムリープ出来るのかは謎
感想(ネタバレ含む)解決するまで繰り返すタイムリープ
本人は「まただ・・・」と言っているので過去に何度も経験している様子。
この能力で過去に戻った時は、何かしらの問題を解決しないといけない。
この時は子供が交通事故で犠牲になる事を防止する事に成功したら時間が戻らずに正常に進み始める。
本人はこの現象を再上映(リバイバル)と呼んでいる。
つまり救出に失敗すると、またどこかのタイミングでピザ配達中に時間が戻ってしまう。
どうして正義の使者みたいな事をやらないといけないのかは知らないけど、時間が戻っちゃうんだから仕方がありません。
こればかりは神に与えられた使命だと思って、頑張ってもらうしかないですね。
この物語に神が関係しているかどうかは知りませんけど・・・。
悟は天に与えられた使命を果たした直後に車と正面衝突して病院送りになってしまう。
しかし軽傷で済んだみたいで何より。
本人が危機的な状況になった時は、能力の発動はない模様です。
病院のベッドで目を覚ますと同じ店でアルバイトをしている同僚の愛梨が座っていました。
そして彼女の口から悟の母が地元の北海道から駆け付けたと聞かされ、アパートに戻ってみると夕食の支度をしている母・佐知子の姿。
しばらく悟のアパートに居座って東京を満喫する魂胆のようです。
翌日、佐知子との買い物中に例のリバイバルが発動し違和感を探していると、本人の代わりに佐知子が事件を未然に防いだ様子。
悲劇を防ぐ事さえできれば、防止行動をとるのは他の人でもいいんですかね?
今回のケースは小さな女の子が怪しい人物に連れ去られそうになったところを佐知子が防止。
数日後、悟がバイトが終わって帰宅するとアパートで母が何者かに刺され意識朦朧に。
すぐさま救急車を手配し返事のない母に必死に呼び掛けていると物音が聞こえ、窓の外を見てみると走り去る人影が。
直感的に犯人だと気付いた悟は、窓から飛び降り追いかける。
ところで、とっさに犯人を追いかけてしまったのは仕方がないけど玄関の鍵を閉めたままやで。
救急隊が入って来られへんがな!
犯人を見失ってしまった悟はアパートに戻ってみるが、すでに警察が到着していた。
救急隊が呼んだんでしょうね。
このままでは自分が犯人と疑われてしまうと焦る悟。
玄関の部屋を施錠したまま救急車を呼んで、本人は不在。
しかも両手は母の血で真っ赤。
この状況は確かにマズイ。
思案しながら自宅の近所を歩いていると、すぐに警戒中のお巡りさんに発見され逃走。
捕まりそうになったが、そこでうまい具合にリバイバルが発生。
ある意味助かりましたな。
映画『僕だけがいない街』は原作と違う結末
警察に追われている最中にリバイバルが発生したのはグッドタイミングだったけど、戻った時間が1988年の小学生時代。
ほんの数分前に戻って事件を未然に防ぐのが今までのパターンだったけど、一気に18年前の小学生だった時代に戻ってしまいます。
もちろん本人は当時の姿だけど、頭の中はそのまま。
大人の意識のまま子供時代に戻ったという事。
ある意味では理想の戻り方。
どのタイミングでいつの時代に戻るのか分からないところが厄介だけど、私なら未来の記憶を頼りに色々と仕込むでしょうね。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』でビフが過去に戻って若い自分にやったような過去の改変をやる訳ですよ。
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まあ私の邪な考えは置いておいて、悟がなぜこの時代に戻ったのか。
当時住んでいた北海道では、子供の誘拐殺人事件が頻発。
同じクラスの女の子、雛月加代も犠牲者の一人。
元の時代の記録によると犯人は捕まり、死刑となっていた。
悟はこの件と母が刺された事が繋がっていると考え、いつも一人でいる加代に「友達になってほしい。」と話しかけてみる。
最初は冷めた態度で相手にされなかったけど、粘り強く接している内に徐々に打ち解ける。
結果的に加代は事件の犠牲になってしまい、1回目のリバイバルでは解決できなかった。
そして、 本人の意思に関係なく強制的に現在へ帰還。
天界から観察していた神様が、「いったん仕切り直して次いってみよう!」
という感じになったのかも知れない。
神さまは、本来もっと生きられたはずの人が命を落としたので、それはチョット気の毒だから事件を未然に防ぐように悟をパシリにして過去を改変しようとしたのかも知れません。
この映画はコミック、アニメ、映画の三作品で結末が異なっているそうです。
製作者側があえてこういう形にしたというような事がどこかに載っていました。
それにしても悟はどうしてこんな特殊能力を持っているのでしょうね。
悟ってもしかして神の後継者?
いや、パシリか。
悟は前世で悪人だったから懲役代わりにパシらされているだけなのかも知れない(笑)
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