『約束のネバーランド』あらすじ・感想 | レイのセリフはアフレコだった

『約束のネバーランド』の詳細情報

公開年  : 2020年
上映時間 : 1時間 58分
監督   : 平川 雄一朗
キャスト : 浜辺美波 / 城桧吏 / 板垣李光人 / 渡辺直美 / 北川景子 ほか

『約束のネバーランド』 登場人物(キャスト)

エマ(浜辺美波)
孤児院で暮らす15歳の楽天的な性格の少女。
非常に高い知能の持ち主でテストでは度々フルスコア(満点)を取る。

レイ(城桧吏)
孤児院で暮らす15歳の少年。
テストの成績は常にフルスコアの優秀な人物で、性格は冷静沈着。

ノーマン(板垣李光人)
エマ・レイと共に育った孤児院で二人と同様に最年長の少年で、性格は現実主義。
テストでは度々フルスコアを獲得している。

シスター・クローネ(渡辺直美)
子供達の監視強化の為にイザベラの要請で本部から派遣された補佐役。

マム・イザベラ(北川景子)
グレイス=フィールド(GF)ハウスの “ママ” として子供達を管理している飼育監。

グランマ(三田佳子)
イザベラの上司。

謎の男(松坂桃李)
人間の世界と鬼の世界を行き来している人物。

あらすじ | 孤児院の驚くべき秘密

孤児院で幸せに満ちた生活をしていた少年少女たちは、里親に引き取られて外の世界で暮らす日を夢見ていた。

しかしある日、最年長のエマとノーマンは孤児院の秘密を知ってしまい、自分達がどういう存在であるかを認識し、一緒に暮らす孤児たち全員を引き連れて施設から脱出する事を決意する。

感想(ネタバレ含む) | 鬼と人間はどちらがひどい!?

少年漫画が原作の作品なのだけど、主人公は孤児院で暮らす少年少女たち。
しかしですよ、その孤児院はと呼ばれる種族たちの食料として出荷するために子供たちを育てる養殖場だった。
なんとも恐ろしい話じゃないですか。

かつて人間と鬼はお互いに対立していて狩ったり狩られたりを繰り返す関係だったそうだけど、ある時に協定が結ばれて、人間だけが住む地域と鬼だけが住む地域に分けられた。

まあそれが一番合理的でしょうね。
そうじゃないと、どちらかが滅びるまで争い続ける事になりますからね。

厄介なのが鬼は人間を食べる種族であるということ。
鬼は定期的に人間を食べる事によって知性を保つことが出来るらしく、特に知能の高い人間の脳を食べると自身の知能も上昇するという特性を持っているそうな。

鬼って面倒な連中ですね。
人間も牛や豚などの他の生物を食べているので、文句を言う資格があるのかどうか微妙だけど。

鬼は一般の人間を“約束”により食べてはいけない事になっているので、食用の人間をプラントで養殖していて、それが主人公であるエマたちが暮らす孤児院という形で複数存在している。

これも人間が家畜や魚を養殖しているのと変わらないのかも知れないけど、人間には高い知性があるので他の生物のように簡単ではないという側面がある。

だから自分達が「食用に育てられている」という秘密を知った後は脱走を企てるのだけど・・・
まあそりゃ逃げるでしょうよ。

知能が高い上に多種多様な感情まであるのだから、簡単に出荷されてたまるかって話になりますからね。

そう考えると秘密を知らないまま出荷されていく牛や豚やブランド魚なんかは、ある意味では幸せな存在なのかも知れませんな。
出荷直前までは美味しい食事が与えられてストレスのない環境で優雅に暮らしていたりするのだから“知らない”という事は、ある意味ではとても幸せな事なのかも、と思ったりします。

マム・イザベラという存在

エマたちが暮らしている孤児院には表向き“ママ”という肩書の管理人がいる。

イザベラという名の女性で、養殖している子供たちの世話人なのだけど、実はこの人も元々は養殖されていた側の人間。

彼女は子供時代にエマたちと同様に施設の“秘密”を知ってしまったけど、鬼側に魂を売ってしまった訳ですよ。
そして養殖場の一つであるGFハウスのママとして子供たちの管理をしていると。

出荷されるよりも、生き延びる選択をしたという事ですね。

自分の子供時代と同じく秘密を知ったエマたちに対して、
絶望から逃れる方法は、諦める事。
と説くイザベラ。

まあ分からないでもない。
抗う事を辞めると楽にはなるけど、でも大切な何かを失う事にもなりますね。

長いものに巻かれてしまうか、粘り強く抵抗を続けるか・・・
難しいところですね。

権力闘争とかならどちらが自分に利があるかを考えて選択すれば良い話だけど、エマたちにとって諦めるという事は出荷されるのを受け入れるという事なので、まさに究極の選択!

つまり死を受け入れるかどうかという話になってくる。

私がもしエマの立場なら、長いものに巻かれているでしょうね。
だってエマだけは特別扱いで別の施設のママとして推薦してくれるっていうじゃないですか。
そりゃレイやノーマンたちを犠牲にしてでも巻かれますよ。

いつまでもイザベラさんに付いて行きますよ。

鬼の食料になるくらいならね、私の安い魂くらい売りますよ。

ええ、私はそういう人間ですよ(笑)

鬼という存在

この世界における鬼という存在は人間を食べる事で言葉を話し知性を保っている鬼と、知能指数が低い野良鬼という野獣のような連中に大別される。

野良鬼はイノシシとか熊みたいな感じなのでしょうか。
山登りをしていて野良鬼に遭遇なんてしたら、シャレにならないですよね。

逆に知性を備えている鬼は人間に近い姿の者もいるのだとか。
そんな知性鬼も一定期間人間を食べないと野良鬼化してしまうという性質を持っている。

どちらにしても人間を食べないといけない鬼って、本当に面倒な連中ですね。

彼らは傷を負っても再生能力が高くて致命傷与えないと復活してしまうという特性があるそうで、人間側も殲滅を諦めて共存の道を選んだのかも知れませんね。

途中から”With鬼”にシフトした訳ですよ。

そして鬼の世界には神のような権力者がいて、その存在が言う事は絶対なので、鬼たちは律儀に一般の人間を襲わないというという約束を守っているとの事。

どこの世界にも凄い存在は居るものですね。
クーデターが起こらない事を祈るばかりですな。

エマたちのその後・・・

『約束のネバーランド』の原作コミックは既に完結しています。
今回の映画で描かれたのはエマたちが施設から脱出する「GFハウス脱獄編」。

映画は第5巻までの内容なので、作品全体の4分の1くらいではないでしょうか。

ところで、レイ役の城桧吏は撮影後にセリフだけアフレコ(セリフだけ後で入れ直す)だったそうです。
撮影当時は成長期で声変わりの時期だったのが関係しているそうな。

今回はちょっとセリフが棒読みな感じで違和感を感じずにいられなかったけど、もし続編があるのだとしたら、今度はアフレコではなく演技と声の両方で楽しませてくれるのではないでしょうか。

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そういえば『ハリー・ポッター』シリーズも初作では生徒役が12歳くらいだったので、男子生徒役の俳優の声が変わっていきましたね。
吹替え版の声優もハリーたちと同世代だったので、作品を重ねるごとに声質が変化していった気がします。

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