二宮和也主演『ラーゲリより愛をこめて』あらすじ・感想 | シベリア抑留の実話に基づく感動作品

作家・辺見じゅん氏のノンフィクション「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」を基に映画化したヒューマンドラマ。

山本幡男氏は実在の人物で、作品は事実を基に構成されています。

主演の二宮和也だけではなく、登場人物それぞれが「物語を紡ぐ」役割を果たしている感動作品。

『ラーゲリより愛をこめて』
  • 公開年  : 2022年
  • 上映時間 : 2時間 13分
  • 監督   : 瀬々敬久
  • キャスト : 二宮和也 / 北川景子 / 松坂桃李 / 中島健人 / 寺尾聰 / 桐谷健太 / 安田顕 ほか

『ラーゲリより愛をこめて』あらすじ

第2次世界大戦後の1945年にソ連の捕虜となり強制収容所(ラーゲリ)に連行された山本幡男は、決して希望を捨てることなく周囲の仲間達と共に帰国(ダモイ)を信じて耐え続けた。

【見どころ】実話が原作なのでリアリティがある

  • 山本幡男という人物に生きる希望を貰った多くの日本人
  • 帰国後に遺言を伝える役割をしっかりと果たした仲間達の絆
  • 戦争映画だけど人間ドラマの側面が強い

【主要登場人物 / キャスト】実在の人物がモデル

  • 山本幡男(二宮和也)
    満州で捕虜となり強制収容所(ラーゲリ)に連行された人物。
  • 山本モジミ(北川景子)
    4人の子と共に幡男の帰りを待つ妻。
  • 松田研三(松坂桃李)
    捕虜生活中に山本に感化され強い心を持った若者。
  • 新谷健雄(中島健人)
    漁の最中に捕虜となり収容所に連行された若者。
  • 相沢光男(桐谷健太)
    軍曹の階級に拘り、周囲に威圧的に振舞う男。
  • 原幸彦(安田顕)
    山本にロシア文学を教えた同郷の先輩。

感想(ネタバレ含む)生きる希望を捨ててはいけない

氷点下40度にもなる極寒のシベリアで強制労働をさせられた旧日本兵たちの姿が痛々しくて、これが実話に基づいた話というのだから非常にショッキングです。

シベリア抑留の話は歴史の授業などで習ったので軽くは知っていましたが、過酷な状況下で奴隷のように扱われて数万人もの死者を出して・・・想像するだけで恐ろしい。

そもそも1945年にソ連側が突然ルールを破って日本に攻撃を仕掛けて捕虜を連行して働かせた目的は、ドイツとの戦いで不足していた労働力の補填だったらしいです。
つまりソ連国内の人手が足りないから日本人を捕まえて働かせるために、日本に宣戦布告したという事。
ふざけた話ですよね。

国名が変わっても21世紀になっても未だに同じ事を繰り返しているし、過去の過ちを全く反省しないですね、あの国は。
過ちだという認識すら持っていない可能性が高いですけど。

当時は60万人程度の日本人が軍人と民間人を問わずシベリア鉄道の建設工事などに従事させられて、約1割の人が亡くなったそうです。

その抑留者の象徴のような存在が『ラーゲリより愛をこめて』の主人公・山本幡男さん。
誰にでも優しい温厚な人柄で、日本に帰国するために希望を捨てずにみんなを励ましながら苦難に耐えていたのに、収容中に病に倒れて天国に旅立ってしまった。

山本さんのお陰で生きる希望を捨てずに念願の帰国を果たした仲間が大勢いるのだけど、一番印象的だったのは相沢軍曹です。
この人の場合はダモイ(帰国)しても愛する家族がいない状況。
収容生活中に妻と子の死を知って絶望した時に、山本さんに説得されて生き続ける決意をした人物。

帰国後は仲間達と分散して記憶した山本さんの遺言の一部を妻のモジミさんに伝える役割を果たした。
自分が山本さんから貰った生き続ける希望の力をモジミさんに届けに来た感じですね

この作品の素晴らしいところはキャストが豪華というのはどうでも良くて、それぞれがしっかりと重要な役割を担って演じている部分。

こんな所で死ぬわけにはいかない。
という山本さんの言葉をみんなが共有して収容所生活を最後まで耐え抜いた。

そして病室のベッドで力尽きた山本さん役の二宮和也に代わり、桐谷健太・安田顕・松坂桃李・中島健人がしっかりとバトンを受け継いで物語を紡いでエンディングを迎えます。

そりゃ、多くの人が涙しますよ。
だって実話に基づいているんだもの。

遺言を届けに来た仲間達の話も実話らしいです。

この作品は人間関係に焦点が当てられていて内容は重いのだけどシリアス過ぎない良いバランスだったと思うし、戦闘シーンは回想に少し登場するだけなので戦争映画が得意ではない人にもオススメ。

映画『ラーゲリより愛をこめて』を配信しているサブスク

実話を基にした感動作品『ラーゲリより愛をこめて』は複数の動画配信サービスやレンタルDVDのサブスクで取り扱っています。

私はたまたま見放題解禁直後だった「Amnazonプライムビデオ(アマプラ)」で視聴しました。

やはりヒューマンドラマは日本映画の方が感情移入しやすいですね。

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