
『ビルとテッドの地獄旅行』あらすじ
数百年後の未来から悪の一味に送り込まれたロボットによって、本来の歴史で未来を救うはずの若者二人組ビル&テッドは命を落としてしまう。
ゴーストとなった二人は地獄に堕ちて様々な体験を繰り返しながら、迎えに来た死神の案内で何とか生還を果たす。
その後、悪のロボットを倒すために、神様に紹介された天才科学者を味方に加えて反撃を開始する。
【見どころ】天才科学者は火星人!?
- ハチャメチャな作品なので軽い気持ちで鑑賞してください。
- タイムマシンで過去からお姫様を連れ帰ってきた主人公二人。
- 本物の死神が主人公の子分になる。
【登場人物/キャスト】キアヌ・リーブスの出世作
感想(ネタバレ含む) | 未来の悪党がサイボーグを送り込む

何だ、このB級感満載のおバカ映画は・・・。
無名時代のキアヌ・リーブスが主演してスターになるきっかけとなった作品だそうだけど、展開が軽いというかご都合主義すぎるコメディ中のコメディ。
今から30年前の作品でたぶん低予算映画っぽいけど、キアヌ・リーブスの出世作という事なので観てみた次第。
感想としては、安っぽいけど面白かったです。
今回の「ビルとテッドの地獄旅行」は実は続編で、最初の作品は「ビルとテッドの大冒険」。
私は前作を観ていないので、ざっとあらすじを調べてみました。
ロックスターを夢見るおバカな高校生二人組が未来からやって来たルーファスという謎の人物に電話ボックス型のタイムマシンを与えられて、歴史上の人物を現代に連れてきて騒動を巻き起こすという内容の作品。
何故ルーファスがタイムマシンを与えたのかといえば、二人が組んでいるロックバンド “ワイルド・スタリオンズ” が将来的に人類の未来を救う事になるので解散されては困るから。
でも二人はおバカすぎて歴史の単位が取れずに落第しそうでバンド解散の危機に瀕していて、タイムマシンを使って過去に行き、歴史上の人物を現代に連れて来れば単位もバッチリという馬鹿げた考え方で本当に教科書に載っている偉人たちを現代に連れて来て、ナポレオンやリンカーンたちが大騒動を巻き起こす。
「ビルとテッドの大冒険」は最終的に歴史の単位を取得出来て、歴史上の人物たちも元の時代に戻り、中世で処刑されそうになっていた二人のお姫様エリザベスとジョアンナだけが現代に残った。
という結末。
ちなみにお姫様の二人はバンドに加入してドラムやキーボードを担当。
そして現在は片やビルの彼女、片やテッドの彼女という状況。
ビルとテッドがニセ物ロボットに殺される
現代のビルとテッドは知る由もないのだけど、未来ではワイルド・スタリオンズが偉人として崇められていて、それこそナポレオンやアインシュタインのような存在として認知されている。
よく分からないけど、どうやら彼らのロックのお陰で世界的に平和な世の中が築かれた模様。
しかしいつの時代も現状に反感を持つ勢力は存在するもので、ノモロスという人物がタイムマシンを使ってビル&テッドの姿をしたサイボーグを送り込んで二人の抹殺を計画。
つまりビルとテッドが築いた平和な未来の世界に生きるノモロス一派は、いずれ歴史に名を残す事になるビルとテッドを亡き者にして歴史を自分達の都合の良いように変えようとしている訳ですな。
この作品はどうやらタイムマシンで歴史を変えてもパラレルワールドが形成されずに一本の線で時間軸が繋がっている設定みたいなので、真面目な話、二人の存在を消して歴史を改ざんしたいのなら彼らが生まれた直後とかにタイムスリップして、赤ちゃんの時を狙えば済む話でしょうに。
この作品に限っては、真面目に考えても意味がありません。
とりあえず二人は未来から来たサイボーグに崖から突き落とされて死んでしまい、色々あって地獄に堕ちます(笑)
霊体になった後も、おバカな行動は変わらない安定のビル&テッド。
作品のタイトルが地獄旅行というだけあって、彼らは地獄めぐりをする訳ですが最終的にはあの世への水先案内人である死神に掛け合って、勝負に勝ったら生き返らせて貰える事に。
命の灯って、死神の都合で簡単につけたり消したりできるものなのでしょうか?
死神がビルとテッドの子分に!?
「私とのゲームに勝てば生き返らせてやる。」
二人の魂をゲームのチップとして扱う死神さん。
普通なら死神と勝負をして勝つ事など出来そうもないのだけど、ボードゲームやツイスターゲーム等、何をやっても全部負けてくれる。
しかもわざと負けるのではなく、単純に弱い!

メチャクチャ弱いがな。
しかも負けたからってビルとテッドの子分になってるし、死神さん・・・あんた何やってんねん。
という事で死神を子分にした二人は、他にも火星人を連れて現世に生還を果たし、悪の一味との決戦に挑むという展開に。
昔の映画はほのぼのとした雰囲気が楽しい
この作品も含めてだけど90年代前半くらいまでのハリウッド作品はインターネットが普及する前というのも影響しているのか、90年代後半以降の作品とは雰囲気が違ってアットホームな娯楽作品という感じがします。
インターネット普及後の映画はリアリティを追及していたり、脚本が緻密で過ぎて頭が疲れる作品が多くなった気がする。
昔の映画は何も考えずに観賞できたけど、今の映画は事前にどんな内容なのかを調べてからでないとよく分からない事もしばしば。
昔の映画を安っぽいと感じるか懐かしいと感じるか、それは年代ごとに違いがあると思いますが、まあ面白ければ何でも良いのですがね。
まさかの続編『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』
今回の作品は能天気でおバカな二人がロックで世界を救うという内容の映画で、最後は都合の良い展開になって終了するのだけど、実は「ビルとテッドの地獄旅行」から29年ぶりとなる2020年に新作が公開されている。
1・2作目は内容なんてあってないような作品(失礼)だけど、次回も世界を救う為に中年となったビルとテッドが動き回る。
そして死神も健在(笑)
それにしても三度目の世界の危機。
どうして何度も窮地に陥ってしまうのか。
未来ってそんなに危なっかしいの!?
二人にはそれぞれ娘がいるみたいで、彼女たちも関わってくる模様。
お姫様たちとの間に生まれた子ですね。
大スターになってからのキアヌリーブスが出演している作品なので、気になります。
『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』

そんな事よりも、死神は本来の仕事をしなさいよ。
インディ500のレースに出場したり、ソロアルバムを発表してる場合じゃないでしょうが(笑)
次回作『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』あらすじ・感想 | ポンコツ親父と優秀な娘たち
映画『ビルとテッドの地獄旅行』を視聴できるサブスク
『ビルとテッドの地獄旅行』は1991年公開なのでビデオテープの時代の作品だけど、数十年前の作品でもデジタル化されていればネット動画配信サービスで楽しめるのが現代の利点。
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