『アイアンマン3』あらすじ・感想 | パニック障害を発症したヒーロー

『アイアンマン3』の詳細情報
  • 公開年  : 2013年
  • 上映時間 : 2時間 11分
  • 製作国  : アメリカ合衆国
  • 監督   : シェーン・ブラック
  • キャスト : ロバート・ダウニー・Jr / グウィネス・パルトロー ドン・チードル / ガイ・ピアース / レベッカ・ホール / ステファニー・ショスタク / ジェームズ・バッジ・デール / ジョン・ファヴロー / ベン・キングズレー

『アイアンマン3』あらすじ

テロ組織「テン・リングス」がアメリカ国内で活動を活発化させて問題化しており、アイアンマンとしての対応を質問されたトニーはマスコミを通じて自宅の住所を通知して宣戦布告する。

【見どころ】アイアンマンがパニック障害を発症

ヒーローにしては珍しい、リアリティのある症状で苦しむアイアンマン。

アイアンマンのスーツを着用せずに生身で戦おうとするトニー・スタークが新鮮。

【登場人物 / キャスト】傍若無人時代のトニーを恨む人物が復讐に来る

  • トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)
    アイアンマンとして活動する天才発明家。
  • ヴァージニア・“ペッパー”・ポッツ(グウィネス・パルトロー)
    スターク社CEOでトニーの恋人。
  • J.A.R.V.I.S.【ポール・ベタニー(声)】
    トニーの電脳(AI)執事。
  • ジェームズ・“ローディ”・ローズ(ドン・チードル)
    トニーの親友の空軍大佐。
  • ハロルド・“ハッピー”・ホーガン(ジョン・ファヴロー)
    スターク社の警備部長。
  • アルドリッチ・キリアン(ガイ・ピアース)
    人間の肉体を強化できるエクストリミスを開発するA.I.M.の社長。
  • エリック・サヴィン(ジェームズ・バッジ・デール)
    キリアンの側近。
  • トレヴァー・スラッタリー(ベン・キングズレー)
    テロリスト マンダリンを名乗る謎の男。
  • ハーレー・キーナー(タイ・シンプキンス)
    トラブルに見舞われたトニーを偶然助けた少年。

感想(ネタバレ含む)トラウマに苦しむアイアンマン

傲慢で自己中で繊細なナルシストという面倒くさい男、トニー・スターク。
アイアンマンとなった時から徐々に傲慢さは消えていったけど、繊細な面はそのまま。

パニックの兆候が出た時にはスーツを装着する事で症状が落ち着くという、世界で唯一のアイアンマンスーツ依存症。

体の不調は過去の戦闘のトラウマなのに、戦闘用のスーツを着ると落ち着くという皮肉な状態。
スポーツ界や芸能界のスーパースターも表向きの華やかな印象とは裏腹に繊細な心の持ち主が多いみたいだけど、トニーも例外ではないという事でしょうか。

ニューヨークでの戦いは相手が宇宙人だし、仲間は70年間の冬眠から目覚めた男、怒りが頂点に達すると緑の怪物になる男、さらには神様。
さらに仲間が変な杖で洗脳されて敵に寝返ったりするし。

そりゃ頭が変になりますよ。

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尚、ヒーロー達の中にも宇宙人が混ざっている。

ペッパーを訪問する怪しい人物キリアン

ある日、トニーから会社のCEOの役職を引き継いだペッパーの元にキリアンという人物が訪問。
彼はA.I.M(アドバンスド・アイデア・メカニクス)というシンクタンクの代表で、ペッパーとは昔の同僚という間柄。
A.I.Mが研究しているのは人間の脳細胞。

変な奴がペッパーを訪ねて来ました。

この後、ハッピーが大変な事になってしまう。

巨漢のハッピーがスキンヘッド男の顔面を殴っても全くダメージを受けず、逆に吹っ飛ばされてしまった。
つまりスキンヘッド男はA.I.Mの研究で細胞を強化されている人間という事ですよ。

最終的にハッピーは爆発に巻き込まれて意識不明の重体に。

うんどん
うんどん

ハッピー・・・大丈夫やろか。

相手の男は『ターミネーター2』のT-1000が元に戻る時と同じような感じで爆発から復活。

いやいやA.I.M、どんなヤバい研究してんねん。

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ハッピーの敵討ち

住所を敵に公表した直後に家を爆破された間抜けなトニーは、スーツの故障も相まって数千キロ離れた場所に不時着。

たごやま
たごやま

コイツ、アホやな。

飛ばされた先である少年と知り合う。
どうやらアイアンマンのファンみたいだけど、トニーの事は知らない様子。
所詮子供はこんなものですよ。
ヒーローの外面は知っていても、中身には興味が無い。

とりあえず少年に場所を借りてスーツを応急修理。

でもスーツはまだ全然使える状態にはなっていない。
そこで運悪くパニック障害の発作が出てしまったトニー。

スーツ依存症なのにスーツを使えないと分かり息苦しくてハァハァとなるが、少年の言葉により我に返る案外単純な天才発明家。

近所のホームセンターを訪れて色々と必要な資材を購入し、何かを作り始める。
初心に帰った感じで懐かしいシーンですね。
スーツの事は一旦忘れて、ホームセンターの材料で作った装置で敵の拠点に乗り込むようです。

アイアンスーツなしで敵地に乗り込む

キリアンという男は、ビルの屋上で一晩中トニーに待ちぼうけをくらわされた屈辱的な過去を持つ。
1999年、傲慢極まる男だったアイアンマンになる前のトニーは若き研究者のキリアンの話に興味を示して屋上で待ち合わせをしていたのに、マヤとムフフな夜を過ごしてすっかり彼の事を忘れてしまっていた。

逆恨みとかじゃなくて、正常な恨みですね。

その時の屈辱を胸に研究を重ね、ヤバい技術で世界を牛耳ろうとしているキリアン。

スーツが不調なのに、どうやって戦うつもりなのでしょうか。

トニー・スタークはアイアンスーツを着ていなかったら普通の生身の人間。
強化人間でもなければ宇宙人でもない、ただのワガママなおっさん。

最終的にどうやってこの危機を乗り越えるのかって話ですよ!?

アイアンマンの単体作品は今作で終結

アイアンマン単体では最終作という事だけど、他の作品にはちょこちょこ出るみたいです。

考えてみると今やリモート操作が可能な状態なので、本人は家でゲームをしている感覚でアイアンマンスーツを操作できるから色々なところに顔を出せる状態。

作中でトニーを手助けしたハーレーという少年には最後に粋なプレゼントが送られる。
この少年、後に何かの役割で他の作品に出て来そうな気がします。
念のため彼のフルネームを確認しておきましょう、ハーレー・キーナー。

今回の『アイアンマン3』はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の第7弾にしてフェーズ2の最初の作品。

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