
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』あらすじ
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーとして宇宙に名が知れ渡ったチームの次の仕事は、ソヴリン人の女王からの依頼で宇宙怪獣からバッテリー関連施設を守る事。
仕事は成功したけど、ロケットがバッテリーを盗んだせいでソヴリン艦隊に襲撃される。
その時に助けてくれたのが、ピーターの父を名乗る人物。
【見どころ】ピーターの実の父は驚きの存在
神とは宇宙に存在する数ある種族の一つ!?
【登場人物 / キャスト】謎の紳士・エゴ
感想(ネタバレ含む) | 今回はガーディアンズの絆が試される
前作のザンダー星での活躍によりクイル達はガーディアンズ・オブ・ギャラクシーというチーム名で認知され、賞金稼ぎ稼業に精を出していた。
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ピーター・ガモーラ・ロケット・ドラックスが必死に戦っている横で、音楽に合わせてノリノリで踊っているのは苗木から小型犬サイズに成長したベビー・グルート。
ロケットの声は『ワイルドスピード シリーズ』のヴィン・ディーゼル。
グルートの声は『ハングオーバー シリーズ』のフィル役のブラッドリー・クーパー。
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声優の配役がとても贅沢。
といっても、私は吹き替え版で観たんですけどね。
今回は家族というのは、単に血の繋がりだけではないという事が描かれます。
踊っているグルートを尻目になんとか怪獣を退治したガーディアンズ一行は、依頼主であるソヴリン星の女王アイーシャと対面。
彼女らはかなりインパクトのある種族で、髪や肌が全体的に黄金色。
しかも、自分達は高等種族なので手を汚したくないからガーディアンズに依頼したと堂々と言ってのける傲慢な態度。
約束の報酬さえ手に入ればそれで良いと、冷静な態度のガモーラ。
こういう連中はイチイチ本気で相手にしていたら身が持ちませんからね。
報酬として差し出されたのは、ガモーラの義妹で賞金首のネビュラ。
さっさと警察組織に引き渡して換金しようと、ネビュラを船に連れて行くガーディアンズ一行。
一緒にいたら何をしでかすか分からない危ない奴なので、とりあえず警察に引き渡すのが無難。
ガーモーラとネビュラの関係は、血が繋がっていない義理の姉妹。
そして二人の父はサノスという男。
といっても姉妹二人ともサノスと血が繋がっていないという、実質は全員が他人同士。
二人とも子供時代にサノスに誘拐されて、娘として育てられたそうな。
姉妹は常に競う事を強要され、毎回ガモーラが勝利。
ネビュラは負けるたびにサノスに体の一部を改造強化されて、現在の姿に。
義理の関係とはいえ、とんでもない父親。
気の毒な話ですな。
ネビュラを演じているのは『ジュマンジ シリーズ』の美人女戦士役のカレン・ギラン。
せっかくの美人が台無しな上、かろうじて分かるのは性別のみ。
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元の肌はたぶん青なので、サイボーグ化されていなければ肌の青いガモーラみたいな雰囲気だったのでしょうかね。
体をサイボーグ化されてもなお、義姉には一度も勝った経験が無い模様。

ガモーラ、めっちゃ強いやん。
ロケットのせいで、ソヴリン艦隊から総攻撃
ザンダー星に向けて飛び立った一行は、まもなく何者かの襲撃を受ける。
攻撃してきたのはソヴリン艦隊。
実はロケットがこっそり悪さをしていた事が判明。

アライグマ、何してんねん!
非常に危機的状況の中、ワープポイントを目指して必死に航行を続けるガーディアンズが乗るミラノ号。
すると謎の宇宙船が出現して、ソヴリン艦隊を殲滅してくれたじゃありませんか。
やられたソヴリン人たちは途中でテレビゲームをやっていてゲームオーバーになってしまった程度のリアクション。
ただのバーチャル体なので実被害が無かったからでしょうか。
謎の老紳士の正体
助けてくれたのは額に触覚の付いている女性と髭が似合う老紳士。
女性は老紳士のアシスタントで名前はマンティス。
エゴと名乗る老紳士は、信じられない事を口にする。
命の恩人とはいえ、普通なら、
「いきなり現れて何を寝言抜かしとんねん!」
と言いたいところだけど、妙にピーターの事情に詳しい。
エゴはソヴリンの大艦隊を一瞬で殲滅するほどの力を持っているので、ただ者ではない事は確か。
ロケットとグルートを残してエゴの星に向かったピーター達は到着した星の美しさに感動。
そして驚くべき事実を聞かされる。
エゴを完全には信用していないガモーラは、草原で一人考え事。
その時、ネビュラがやって来ていきなり襲撃されてしまう。
どうしても姉に勝ちたいネビュラと、情けで勝ちを譲るような甘さを持ち合わせていないガモーラの壮絶な姉妹喧嘩が勃発。
最後はお互いに本音をぶつけ合い、なんとか和解したように見えます。
この二人って、もしかして『マイティ・ソー』のソーとロキのような関係になるのではないかと思ったけど、ちょっと違う感じがする。
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ガモーラもネビュラも共通してサノスを恨んでいて、ネビュラが本当に欲しかったのは勝利ではなくて姉のやさしさ。
もしこれが本当なら和解も本物っぽいんだけど、どうでしょうね。
今作ではここから二人は共闘するので、次回作以降の関係にに注目。
エゴって、アニメ・ルパン三世の『ルパンvs複製人間』のマモーみたいな存在だったんですね。
途中から何となく、そんな気がしていたんですよ。
「この星そのものが私だ」とか言い出したあたりから。
もしかすると地球のコアもエゴみたいな感じで、どこかに複製体がいるのでしょうか。
今回の問題を解決できるかどうかは、グルートにかかっているという実に不安な状況。

頑張れ、グルート。
悲しい別れと新たな仲間
今回の戦いで、悲しい別れが起きてしまった。
ラヴェジャーズという海賊集団は、ヨンドゥが率いるチームの単独の名前だと思っていたら、どうやらもっと大規模な組織なようで、ヨンドゥのチームはその支部的な存在。
とはいえ、ヨンドゥは掟を破ったせいで破門にされているので、厳密には違う。
100を超える多数の氏族によって構成されるラヴェジャーズには厳しい掟があり、その一つが人身売買の禁止。
ヨンドゥは地球からピーター少年を誘拐した事が原因で破門にされたという事でしょうか。
そして今まで事実上解体状態だったラヴェジャーズが再結成される模様。
今後、ガーディアンズとはどういう関係になるのか気になりますね。
もう一つ、気になるのはマンティスとネビュラ。
マンティスは特にドラックスと意気投合し、今後は正式にガーディアンズのメンバー入りしそう。
ドラックスの寝かしつけ役に最適ですね。
さらにガーディアンズを執拗に狙う、ソヴリン星の女王アイーシャにも不穏な動きが。
続編で敵として登場するのでしょうか。
そんな事よりも、ベビー・グルートが少し成長して反抗期の中学生のようになってしまった。
言葉遣いも「僕はグルート」→「俺はグルート」に変化。
一日中ゲームばかりしている模様。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』はマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)シリーズの第15弾でした。
第16弾 『スパイダーマン:ホームカミング』あらすじ・感想
トニー・スターク(アイアンマン)も登場します。
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