
『48時間』あらすじ | 囚人とコンビを組む破天荒刑事
野外作業中に警官を射殺して脱獄した凶悪犯のギャンズを追う一匹狼の刑事ジャックは、捜査をしていく内に行き着いたギャンズの仲間・レジーを協力者名目で48時間限定で刑務所から釈放させる。
荒くれ者刑事と非協力的な囚人のコンビが徐々にお互いの信頼感を高めながら、犯人を追い詰めて行く。
【見どころ】2人の立場が逆の方がしっくりくる
ジャックは正義感が強い荒くれ者、レジーは冷静に物事を判断できる犯罪者。
観ていると、どちらが刑事なのか途中で分からなくなる。
【登場人物 / キャスト】
感想(ネタバレ含む) | 荒くれ刑事とお調子者の囚人
ジャック役の人は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のビフではありません。
似てる感じがしたけど全くの別人です。
子供の頃は同一人物だと思っていた(笑)
ジャックは警察内でも浮いた存在みたいで、一人で行動している。
アメリカの警察って、コンビを組んで行動しなくても良いのでしょうか。
その辺は上司の判断で自由にさせて貰えているのかも知れない。
ある日、おんぼろキャデラックのオープンカーで移動中に同僚と遭遇し、彼らの仕事に便乗したジャック。
手伝わなくても良いと煙たがられているのに無理やり仕事に加わる。
何だか嫌われている雰囲気ですね。
脱獄犯を取り逃がす失態
調べるのはホテルの一室。
不良少年が何か悪さをしでかしたとの情報だったはずが、そこにいたのは脱獄犯のギャンズと相棒のビリー。
ロビーを見張っていたジャックは銃声を聞き部屋に飛んでいくと同僚の一人がすでに力尽きていて、もう一人も重傷を負っていた。
ギャッツは従業員の女性を人質に取り、ジャックから奪った銃で瀕死の刑事を撃つ。
人質の命を優先して相手に渡してしまった自分の銃で同僚を撃たれたジャック。
これはシャレになりません、明らかな失態。
囚人を相棒にした荒くれ刑事
ギャンズ逮捕の為にはなりふり構っていられないジャックは、公文書を偽造してまでレジーという男を釈放させてしまう。

公文書偽造か、破天荒やなぁ。
協力してくれた同僚がタイプライターで偽の書類を作ってくれました。
今なら普通にPCで作成出来るけど、当時はタイプライター。
文字を間違って打ったら作り直しというハイリスクな代物。
レジーを釈放できるタイムリミットは48時間。
その間に凶悪犯を捕まえなければならない。
囚人服からダブルのスーツに着替えて出てきたレジー。
今ではオールドファッションだけど、当時は普通のスタイルだったのかな?
この作品の公開が1983年なので、今から約40年前ですね。
現在はこの時代に似たファッションが流行っているそうな。
時代は繰り返すと言いますからね。
当時を知らない世代にとっては、新鮮に映るとの事。
一緒に行動し始めた当初はレジーを人間扱いせずぞんざいに扱っていたジャック。
そしてレジーも反発して情報を小出しにしながら何かを隠していた。
まだまだお互いを信用していない二人。
刑事と囚人の間柄なので当然だけど。
レジーの犯罪者仲間を無理やり逮捕してみたりビリーの女友達がいるチャイナタウンを捜索しても、有力な情報を得られない二人は次第に険悪なムードになっていき、最後は殴り合い。
上手くいかない時は何をやってもダメなんですよね。
イライラが募って遂には喧嘩。
最悪の状態に陥っています。
これはちょっと、立て直さないとドツボに嵌るパターンですよ。
ようやく和解し協力を始める二人
殴り合ってスッキリしたのか、レジーは真実を語り始める。
ようやく真相が分かりました。
どうやら相当な訳あり案件。
色々なシーンを見ていると、恐らくレジーの方が刑事に向いています。
途中でバス vs おんぼろキャデラックのカーチェイスが勃発。
もちろん勝てるはずもなく、ジャックの愛車がオシャカになってしまった。
こうしている間にもレジーの仮釈放期限が迫っている。

おたくら、協力するのが遅すぎるって!
この作品がエディ・マーフィの映画デビュー作
エディ・マーフィ、さすがに若い。
数々のヒット作に出演していますが、この作品が映画俳優としての原点だそうです。
この作品は今でも時々、深夜の時間帯でにテレビで再放送されています。
ネットも携帯も街中の防犯カメラもない時代が舞台。
今ではなんでもデジタルですぐに情報を取得できるけど、当時は本当に足で情報を稼いでいた。
ある意味では古き良き時代のような気がします。
めちゃくちゃ効率が悪かったでしょうけどね。
続編はヘマをしたジャックが48時間後に査問にかけられることになり、失職する事が確定的な状況で、7年ぶりにコンビを組んだ二人が事件解決に乗り出す。
続編 『48時間PART2 帰って来たふたり』あらすじ・感想
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