『アイアンマン』あらすじ・感想 | 傍若無人な天才発明家がヒーローに転身

『アイアンマン』の詳細情報
  • 公開年  : 2008年
  • 上映時間 : 2時間 6分
  • 製作国  : アメリカ合衆国
  • 監督   : ジョン・ファヴロー
  • キャスト : ロバート・ダウニー・Jr / グウィネス・パルトロー / テレンス・ハワード / ジェフ・ブリッジス / ショーン・トーブ / クラーク・グレッグ 他

『アイアンマン』あらすじ

世界有数の軍需企業の経営者兼天才発明家のトニー・スタークは、アフガニスタンを訪問中にテロ組織から襲撃を受け彼らの拠点に連行される。

監禁生活の中でスタークは、テロ組織から指示された武器を製造していると装いながら秘かにパワードスーツを作り自力で脱出に成功。

【見どころ】鈍感すぎる男・オビー

トニーの指示でペッパーが怪し過ぎる行動をしているのに、見逃してしまった副社長。
この人は鈍感を通り越して「バカ」なのかも知れない。

【登場人物 / キャスト】野心家だけど鈍感な副社長

  • トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)
    巨大軍需企業のCEOを務める天才発明家。
  • ジェームズ・“ローディ”・ローズ(テレンス・ハワード)
    軍とスターク社のパイプ役を務めるアメリカ空軍中佐。
  • オバディア・“オビー”・ステイン(ジェフ・ブリッジス)
    スターク社のナンバー2。
  • ペッパー・ポッツ(グウィネス・パルトロー)
    トニーが全幅の信頼を置く秘書。
  • フィル・コールソン(クラーク・グレッグ)
    戦略国土調停補強配備局のエージェント。
  • ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)
    戦略国土調停補強配備局の長官。

感想(ネタバレ含む) | アイアンマン誕生

トニーが父から引き継いで経営しているスターク・インダストリーズ社は米軍に武器を卸していて、彼はいわゆる死の商人と言われる人物。

そして経営者という顔だけではなく、天才発明家という顔も持っている。
マサチューセッツ工科大学(MIT)を17歳にして首席で卒業したという、文句なしの天才。
彼が開発した数々の武器は、米軍が採用し高い成果を上げている。

さらにトニーにはプレイボーイという側面があり、何人もの雑誌の表紙モデルと関係を持っていたり取材に来た記者をお持ち帰るする等、とんでもなく女癖が悪い。

そして自身に贈られる賞の表彰式をすっぽかしてカジノで遊んでいたりするような責任感に欠けるところもあり、まさにこの世の春を謳歌しているやりたい放題の男。

たごやま
たごやま

何やねんコイツ、まあチョット羨ましいけど。

いわゆる勝ち組の特権というやつですね。

トニー・スタークの人生観が一変

そんな彼の性格や人生観を一変させた出来事が、アフガニスタンでの一件。
親友の空軍中佐・ローディがいる現地で新製品のミサイルのプレゼンテーションを終えた後の移動中にテロ組織の襲撃に遭い、洞窟の隠れ拠点に監禁されてしまう。

親友の依頼でアフガニスタンに行った途端に、テロ組織に誘拐されてしまった。

監禁生活中に寄せ集めの材料でパワードスーツを作ってしまったトニー。
さらにエネルギー源がとんでもなく高性能。
スタークから説明を聞いたインセン曰く、人生を50回ほど満喫できる発電量との事。

人生80年として、4000年くらい稼働し続けるという事でしょうか?
さすがは天才!

この技術を応用すれば原子力発電所なんて全て撤去できそうだけど、考えてみると使用済みの核燃料の問題が残りますね。
その辺もトニーに頼めば何とかしてくれそうだけど、何せ唯我独尊の男。
自分がやりたいと思った事しか興味が無いので、多分無理でしょうね。

完成したスーツは太っている人用の中世の鎧みたいなデザイン。
あと某錬金術師の弟に似ている気がしないでもない。

アフガンでの監禁生活の中で自社が開発した武器がテロリストの手に渡って使用されているという現実を知り、人生観が大きく変わったスターク。

どうやら正義の心が芽生えてしまったようです。

平和を維持する為に武器を作るというのも矛盾しているような気もしますが、米軍が使用する事が前提だったのでその事を特に気にしていなかった彼は、米軍の敵対勢力が自分が開発した武器を使って人々を苦しめている現実を知った訳ですよ。

米軍が使う分には問題ないという考え方も偏った正義という感じでどうかと思いますが、テロリストは一般人を平気で襲うのでその点が許せなかったようです。

何にしても死の商人から、正義のヒーローに真逆の転身を果たそうとしている。
性格は傲慢なままだけど。

「ちょっとそこまで出かけてくるわ。」
的なノリで村を救ったトニーは帰りの飛行中に米軍の戦闘機と一悶着を起こすが、未確認飛行物体の正体を知ったローディの機転により事なきを得る。
戦闘機を一機お釈迦にしてしまいましたけど。
あれって何百億もするんでしょ?

副社長の裏の顔

勝手に正義のヒーローぶって会社の業種転換を図ろうとするトニーを快く思わない副社長。
普通に考えたら当たり前の話だけど、会社から追放しようと画策するだけではなくて、さらに過激な行動に出てしまう。

けど、この副社長が優秀なのか鈍感なのか分からない人物。
トニーの指示で秘密裏に会社のデータファイルを盗んでいたペッパーをその場では怪しまずに、後になって悔しがる間抜けぶりを見せる。

ペッパーと対面した時に、「秘密を知られたからには・・・」とかそんな展開になると思いきや何も起こらなかった。

おいも
おいも

鈍感にも程があるやろ!
どう見てもペッパーの動きは怪しかったやん。

トニーの自宅が侵入し放題疑惑

秘書のペッパーは暗証番号とかを知っているみたいだけど、副社長侵入されたり、長官まで部屋にお邪魔してしまっているトニー宅。
セキュリティの甘さが気になります。

次回作以降でセキュリティゆるゆる疑惑は確定的に。

アベンジャーズ関連シリーズは、この作品が始まり

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)というマーベルスタジオが制作しているヒーロー作品の時系列として、まずはこの『アイアンマン』が記念すべき第1弾。
アベンジャーズの始まりはココからという事で、様々な関連作品があるので順番に観て行った方が分かりやすいと思います。

第2弾 『インクレディブル・ハルク』あらすじ・感想

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