『ナッシング・トゥ・ルーズ』あらすじ・感想 | 「ショーシャンクの空に」のティム・ロビンスが暴走

『ショーシャンクの空に』主演のティム・ロビンスが妻の浮気で自暴自棄になって暴走するエリートサラリーマンを演じるコメディ。

収録時間が約100分程度なので、気軽に楽しめます。

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暴走に巻き込まれる不運な強盗役は『バッドボーイズ』のマーティン・ローレンス。

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『ナッシング・トゥ・ルーズ』の詳細情報
  • 公開年  : 1997年
  • 上映時間 : 1時間 38分
  • 製作国  : アメリカ合衆国
  • 監督   : スティーヴ・オーデカーク
  • キャスト : ティム・ロビンス / マーティン・ローレンス 他

『ナッシング・トゥ・ルーズ』あらすじ

ロサンゼルスで大手広告会社の重役として働いているニックは上司に頼まれていた予定がキャンセルになり、妻に連絡せずに帰宅してみると部屋から物音が・・・
静かにその場を後にしたニックは、放心状態で行く当てもなく車を走らせる。

やがて治安の悪い地区にある交差点の赤信号で止まったニックの車に、銃を持った強盗が乗り込んでくる。

【見どころ】スキャットマンが流れるシーンは必見

  • 「頭にクモが乗ってる」から続く一連のシーンは必見
  • テレンスの母親が強烈キャラで面白い
    「息子の友達なんだからワルに決まっている!」
  • なぜか主人公2人に似た悪者が登場して全部の罪を負ってくれる

【登場人物 / キャスト】「ショーシャンクの空に」の主役がコメディに挑戦

  • ニック・ビーム(ティム・ロビンス)
    妻の浮気現場を目撃して自暴自棄になり家を飛び出した男。
  • テレンス・ポール・デヴィッドソン(マーティン・ローレンス)
    自暴自棄になったニックが運転する車を襲った間の悪い強盗。
  • フィリップ・”P.B”・バーロー(マイケル・マッキーン)
    ニックの上司。
  • アン・ビーム(ケリー・プレストン)
    ニックの妻。

感想(ネタバレ含む)おばちゃんにシバかれるニックとポール

帰宅して寝室で見てしまったのが妻の浮気現場というのはショッキングですよね。
こういう場合は2つの選択肢が考えられます。

  • 怒りにまかせて現場に乱入する
  • 気付かれないようにその場を去る

ニックが選んだのは後者。

こういう時の行動は難しいものがありますね。

もはや人生どうでも良い状態のニックは、強盗のポールに金を出せと言われると暴走中の車の窓から財布を放り投げる。
自分が狙ったリッチそうな白人が実はとんでもない男だと分かり、もはや強盗どころではなくなったポール。

気が付けばアリゾナの砂漠地帯まで来てしまった彼らは、一旦落ち着こうとカフェに入店。
しかし代金を支払おうとした時に財布が無いことを思い出すニック。

代わりにお金を払ったのはポールだけど、一悶着あってつかみ合いの喧嘩に発展。
そんな時に車に隠していた予備のクレジットカードを思い出したニックだけど有効期限が切れていた。

最終的に二人ともカフェのおばちゃんにフライパンでシバかれます。

ドタバタコメディの典型的な展開で、観ていて楽しい!
こういう何も考えずに頭を空っぽにして楽しめる映画って、本当にオススメです。

その後、ガソリンを入れる為に立ち寄ったコンビニでニックが目を離した隙にポールが店主に銃を突き付けて金を強奪。
それが原因で二人とも指名手配されてしまうけど、何故か別の白人と黒人の二人組の名前と顔写真が使用された手配書が作成される。

彼らは現地周辺を縄張りにしている本物の強盗犯。
同じ白人と黒人のコンビという事で間違われてしまった二人。

悪運が強いというか、ある意味で九死に一生を得ましたね。
しかし結局、そのヤバイ奴らとの出会いが訪れてしまうのですが。

ちなみに本物の強盗はニックとポールと違って堂々とした仕事ぶり。
店に入るなり商品をポケットに入れて、レジにいた店員の顔面にパンチ!
そして何事もなかったかのように去って行く。

必要なものだけを盗っていくという、まさに店を自分たちの倉庫代わりに利用していて全く悪びれる様子もない完全な悪党。

白人と黒人の二人組が事件を起こしたという情報だけで、どうせアイツらだろうと警察から手配されるくらいの札付きのワルです。

アメリカって怖いですね。

オカンににシバかれるニックとポール

ロサンゼルスに戻ったニックとポールは、ニックの上司を相手に大胆な計画を立てる。
自分の妻を寝取った上司に復讐する気満々のニック。

途中でポールの家に一泊した時に奥さんは温かく迎えてくれたのに、ポールの母親にシバかれる二人。

このオカンが大人になった今でも息子を全力でビンタする強烈なキャラ。
息子の友達なんだからワルに決まっている!
と決めつけ、とりあえずニックにもビンタ。
カフェのおばちゃんと良い勝負です。

終盤は衝撃の事実が判明してアタフタする訳ですが、そこに畳み掛けるように追ってきた例の二人組との対決も待っていて面白い結末になります。

さらにポールとニックのその後の関係は・・・

といった感じなんですが、この映画は日本語吹き替え版で観る方が確実に面白い!

私の個人的な感想ですが、外国のコメディ作品は吹き替え版で観た方が笑える気がする。

字幕の文字を読んでもあまり笑えないのに、日本語で会話を聞くと笑ってしまったりする事が多々有るのがコメディ作品。
ある意味では声優さんの技量が最も試されるジャンルかも知れない。

そして、この作品は監督が面白い役で出演しています。
確かに見事なライト捌きとダンスだったけど・・・

たごやま
たごやま

何やってんねん、この人(笑)

映画『ナッシング・トゥ・ルーズ』を配信しているサブスク

「Amazonプライムビデオ」は1契約で最大3つの端末で同時視聴が出来るので非常にコスパの良いサブスク。

のようなあまり知られていない映画も配信しているので、旧作のマイナー作品を探している場合はオススメです。

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『ナッシング・トゥ・ルーズ』ニック役のティム・ロビンス主演の名作『ショーシャンクの空に』と併せて視聴する場合の順番は、本記事の映画がコメディなので後回しにした方が良いと思います。

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