『パーム・スプリングス』あらすじ・感想 | タイムループも慣れたら楽しい!?

『パーム・スプリングス』の詳細情報

公開年  : 2020年
上映時間 : 1時間 30分
製作国  : アメリカ合衆国
監督   : マックス・バーバコウ
キャスト : アンディ・サムバーグ / クリスティン・ミリオティ / J・K・シモンズ / カミラ・メンデス 他

『パーム・スプリングス』登場人物(キャスト)

ナイルズ(アンディ・サムバーグ)
サラよりもずっと前にタイムループに陥った男。

サラ(クリスティン・ミリオティ)
ナイルズが原因でタイムループに陥ってしまった女性。

ロイ(J・K・シモンズ)
ナイルズに巻き込まれてタイムループに陥った恨みから、彼の命を狙い続けている。

ミスティ(メレディス・ハグナー)
ナイルズの彼女。

タラ(カミラ・メンデス)
サラの妹で今回の結婚式の花嫁。

エイブ(タイラー・ホークリン)
タラの婚約者。

あらすじ | 同じ日を繰り返す地獄

砂漠のリゾート地パーム・スプリングスで開催された結婚式に出席した花嫁の姉サラは、出席者の中で一人だけ浮いた感じの妙な男ナイルズに惹かれ、二人きりになりイイ雰囲気に。

しかしその直後、謎の襲撃者が射た矢が体に刺さったナイルズが近くの洞窟に逃走する。
一人残されパニック状態のサラはナイルズを追って洞窟に入った瞬間、その日の朝に逆戻り。

その後、何度も同じ日を繰り返すタイムループに陥った事を悟り、時間の迷宮から脱出する方法を模索するが・・・。

感想(ネタバレ含む) | 狂人に追われる日々

何度も同じ日を繰り返すタイムループ系の作品です。

繰り返されるのは結婚式当日の11月9日。
ちなみに会場が砂漠地帯なので、参列者は前日から宿泊施設に前乗りしている。
ロイは会場から遠く離れた自宅から直接に来るらしく、到着は夜の時間帯。
そのため出現するのは夜。

サラがタイムループに陥った時には、既にナイルズが何千回も同じ日を繰り返しているという状況というのが他の作品と違って斬新ですね。

他の作品は大抵1人の人物がタイムループに陥るのだけど、この作品は3人が繰り返し世界の住人となっている。
※登場人物の中に実はもう1人いるという噂も。

あらゆる可能性を試した末に諦めの境地に達したナイルズ、何としても現状を打破したいサラ。
そして遠くに住んでいるため数日から数週間に一度しか出現しない狂人・ロイ。

ロイに関しては、気が向いた時にナイルズを狩りに行く感覚ですかね。
まあ時間はいくらでもあるし、狩る側だから立場は有利だし。

・サラは脱出の為に考えられる可能性を色々と試している。
・ナイルズは繰り返される毎日を楽しむ方向にシフトしてしまっている。
・ロイは妻と子供との生活を楽しみながら、たまにナイルズを狩りに行く。

最初にタイムループに陥った男・ナイルズ

ナイルズは付き合っている彼女のミスティが花嫁介添え人を務めている関係で式に同席した男なのだけど、そもそも彼がタイムループに陥ってしまった原因は何なのか。

まずタイムループに陥る原因は、結婚式会場の近くだと思われる岩場の洞窟に入る事。
それにより同じ日を繰り返すようになってしまうらしい。

神が与えた試練か悪魔の呪いか、現代文明が始まる前の古代人が作った実験装置か宇宙人の仕業か、これについては何の説明もありません。

とにかくナイルズは結婚式に出席した後にパーティ会場から一人抜け出して、偶然に岩場の洞窟に足を踏み入れてしまいタイムループから抜け出せなくなってしまったという事。

ナイルズに誘われ洞窟に入ったロイという男

ナイルズがタイムループに陥ってまだ日が浅かったころ、偶然パーティー会場で意気投合して一緒に危ないブツを使用した末に洞窟に案内されてタイムループに陥ってしまったのがロイという人物。

この人の初登場時は執拗にナイルズの命を狙う狂人みたいな感じで『初代ジュマンジ』のヴァンペルトを彷彿とさせる雰囲気だったけど、最初からこんな人だったのではなくてタイムループに陥ったせいでナイルズに恨みを抱いて狂人化してしまったという経緯がある。

パーティーで初めて出会った時は、何事かに悩んでバーで酒を煽っているナイルズに結婚についての持論を説く普通の紳士だった。

その時のナイルズは別に結婚に悩んでいたのではなくて、タイムループ地獄に絶望していただけなんですがね。

その時に二人で話が盛り上がって、最後は危ないブツでおかしくなった勢いで例の洞窟に案内されて呪われた日々が始まってしまったために、ナイルズを目の敵にするようになったという訳です。

ロイは悩んでいる若者に人生の先輩としてアドバイスをしただけだったのに、こんな目に遭わされたら、そりゃ狂人と化しますわ。

3人目のタイムルーパーは花嫁の姉・サラ

ロイはともかく、ナイルズに巻き込まれてタイムループ地獄に陥ってしまったサラは何の落ち度もないので本当に気の毒。

パーティ会場で知り合った男とイイ雰囲気になって岩場でイチャついている時に、その相手の背中にいきなり矢が刺さって変な洞窟に逃げ込んだから、心配して後をついて行ったらタイムループ地獄に・・・。

サラが見つけた脱出方法

ナイルズはむしろ現状を楽しんでいる、そしてロイも実は毎日繰り返す家族とのかけがえのない時間を大切にするようになってナイルズに対する恨みも薄まってきている。

そんな二人に対して、何としてもタイムループから抜け出したいサラは地元の図書館かどこかから借りてきたらしい難しい本を読み漁って科学的に解決しようと試みる。

まあ時間はいくらでもあるし、毎日同じ日を繰り返すといってもサラ達は前日(?)の記憶が残った状態でまた一日が始まるので、知識は蓄積されていきます。

とはいえ本は毎日借りに行かないといけないだろうし、ノートに書いた内容は毎日リセットされるので、頭の中だけで理論を確立しないといけないというハードな状況。

不幸中の幸いなのがインターネットが使えるという事ですね。
これが1970年代とかだったら完全に終わりですよ。

でもどうなのでしょうか。
科学的に解決できるのならば、現在の状況は何かの実験装置の効果?

という事は洞窟は神や悪魔の力ではなくて、科学の力で製作された施設?

何にしてもサラが導き出した理論でナイルズと一緒に脱出を試みたのだけど、最後のシーンは成功したのかどうなのか微妙なところ。

ひとつ分かっている事は、日付が変わっているという事。

しかし、必ずしも成功したとは言えない終わり方。

一応はハッピーエンド・・・と思うのは早計な理由があって、砂漠の彼方に見える恐竜の姿。
監督曰く、設定的に本物の恐竜だそうな。

つまり元の世界に戻れなくて、別のパラレルワールドに転移してしまった?

とりあえずロイは一旦置いてけぼりで現在も無限ループが続いていると思われる。
※一応サラから事前に脱出の理論は教わった模様。

元の世界に恐竜なんているはずがないので、やはり別次元に飛んだかな?

最後のシーンでナイルズとサラは満足そうな雰囲気だったので、悪い状況ではなさそうだけど。

たごやま
たごやま

恐竜の存在は一体何を意味しているんや?

ところで、サラ役のクリスティン・ミリオティは見る角度によって非常に美人にも見えるし、ちょっと違う感じにも見える特徴的な人ですね。
※別に悪口ではありません。

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もし自分がタイムループに陥ったら

『パーム・スプリングス』と同じ理論でタイムループに陥ってしまった場合に自分ならどうするかと考えてみると、ナイルズと同様に脱出を諦めて楽しむ方向に行く可能性が高い気がします。

・普通に眠って目を覚ますと、また同じ一日が始まる

・交通事故などで命を落としても、次の瞬間にまた同じ一日が始まる。

・例の洞窟に入ると意識が消失して、また同じ一日が始まる

眠ろうが死のうが、また朝に戻る訳ですよ。
もはや諦めるしかありませんな。

そういえば映画かアニメか漫画か忘れたけど何かの作品で「諦めると楽になる。」という誰かのセリフが印象に残っています。

諦めたらそこで試合終了ですよ。
という某先生の有名なセリフも気になりますが、残念ながら私はナイルズと同じタイプの人間です。

同じタイムループ系の映画で『ハッピー・デス・デイ』という作品は、リセットする度に体の内部にダメージが蓄積されていくけど、今回の作品はダメージもリセットされるみたいなので有り難いですな。

別に私は実際にタイムループに陥っている訳ではないので、有り難がっても仕方ありませんけど。

ちなみに記憶に関しては、どのタイムループ作品でもリセットされずに蓄積されます。
まあそうしないと物語がいつまで経っても進展しないので当たり前だけど。

いちいちリセット毎に記憶もなくしていたら、それこそ永久ループですからね。
この場合は、そもそも自分がループしている事自体に気が付かない(笑)

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