『スター・ウォーズ エピソード4 / 新たなる希望』あらすじ・感想 | ベイダー卿の息子が主役

スター・ウォーズといえば世界中にファンがいる大人気SF映画。

このシリーズは公開順ではエピソード4~6、その次にエピソード1~3、そしてエピソード7~9という順番になっていて、どうしてこのような複雑な感じになっているのかというと、本当はエピソード1から制作したかったのだけど当時のCG技術では理想の映像を表現できないという理由でエピソード4から作り始めて映像技術が進歩した1999年にエピソード1が公開されたという経緯があるという情報をどこかで見た記憶があるのですが、元々シリーズ化するつもりだったので話の内容的に4が一番売れそうだと判断したから最初に作ったという情報もあります。

・・・が実際のところはシリーズ化する予定だったとかは後付けの話で、エピソード~というのも最初は付いていなくて、ただの『スター・ウォーズ』という単発映画として制作されたそうな。

公開当時、監督のジョージ・ルーカス自身がここまで大ヒットするとは全く思っていなかったそうで、初作のヒットにより続編の企画が持ち上がり現在に至るという話です。

『スター・ウォーズ エピソード4 / 新たなる希望』の詳細情報
  • 公開年  : 1977年
  • 上映時間 : 2時間 5分
  • 製作国  : アメリカ合衆国
  • 監督   : ジョージ・ルーカス
  • キャスト : マーク・ハミル / ハリソン・フォード / キャリー・フィッシャー / アレック・ギネス / ピーター・カッシング 他

『スター・ウォーズ エピソード4 / 新たなる希望』あらすじ | C-3POはツンデレ

銀河系の星々を支配する銀河帝国と反乱同盟軍が戦いを繰り広げている中、帝国軍の宇宙要塞デス・スターの設計図を盗む事に成功した反乱軍指導者の一人であるレイア姫は、ドロイドのR2-D2にメッセージと設計図を託し、R2-D2は相棒のC-3POと共に帝国軍に襲撃された船から脱出し砂漠の惑星タトゥイーンに漂着する。

【見どころ】スター・ウォーズの記念すべき第1作目

  • 主人公はダース・ベイダーの息子ルーク・スカイウォーカー
  • エピソード4だけど、シリーズ作品としては1作目
  • ベイダー卿は相手の話を聞かない

【登場人物 / キャスト】ハリソン・フォードが若い

  • ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)
    叔父が営む水農場で働く若者。
  • ハン・ソロ(ハリソン・フォード)
    高速艇ミレニアム・ファルコン号の船長。
  • レイア・オーガナ(キャリー・フィッシャー)
    オルデラン王室の姫であり、帝国元老院議員。
  • ダース・ベイダー(デヴィッド・プラウズ)
    フォースを操る元ジェダイの騎士で、現在はシスの暗黒卿として帝国に仕える。
  • オビ=ワン・ケノービ(アレック・ギネス)
    ルークにフォースの扱い方を教えた人物で、元ジェダイの騎士。
  • C-3PO(アンソニー・ダニエルズ)
    様々な言語がプログラムされているヒューマノイド型プロトコル・ドロイド。
  • R2-D2
    R2型アストロメク・ドロイド。
  • チューバッカ
    ファルコン号の副操縦士としてハン・ソロと行動を共にしている、ウーキー族の戦士。

感想(ネタバレ含む)銀河帝国と反乱同盟軍

銀河を支配している銀河帝国の高圧的なやり方は人々から反感を買っていたので、自由を目指して戦う反乱同盟軍が存在。

冒頭に現在の宇宙の情勢について説明の文字が流れるのだけど、演出的に宇宙空間を船が航行しているような斜めの角度で流しているので非常に読みづらい(笑)
1977年に映画館でこのシーンを観た人は「オーッ」となったのかも知れないけど、テレビで観るとかなり読みにくい。

表向き帝国側の人間だけど実際は反乱軍側のオルデラン星のレイア姫は、帝国軍が誇る巨大軍事要塞デス・スターの設計図の入手に成功し、これを反乱軍の拠点に向かい移動中の船内でR2-D2というドロイドに託します。
ドロイドとは、この世界におけるロボットの総称。

レイア姫自ら設計図を持っていけばよかったのだけど、途中で帝国側に捕まってしまった訳です。
この時に船を襲撃した帝国軍側の指揮を取っていたのが、ダース・ベイダー
スター・ウォーズといえばこのキャラクターですよね。
エピソード4ではあの有名な登場曲は一度も流れなかった。
「ダーダーダーダーダダーダーダダー」が聞きたかったのに、残念。

シュコーッ、シュコーッとスキューバダイビングをしているかのような呼吸音を響かせながら、反乱軍兵士の首を掴み片手で体全体を持ち上げながら尋問するベイダー卿。
でもこの人、尋問の最中に相手の首を折ってしまい情報を聞き出せなかった。

たごやま
たごやま

ベイダー卿、相手が喋ってる最中に首をゴキッとしたらアカンがな。

その隙にR2-D2は相棒のC-3POと共に船を脱出して、オビ=ワン・“ベン”・ケノービという人物に姫からのメッセージを伝えに行くために脱出ポッドでその場を離脱。

反乱軍の兵士は布製の服を着ていて帝国兵は頭から足先まで白色のアーマーを装着している。

ビーム銃で撃ち合いになった際は双方とも一撃喰らっただけでダウン。
これが何だかオカシイ。
反乱軍兵士はともかく、帝国兵が一撃で戦闘不能になるという事はアーマーの意味が無いのではないかと思ってしまったのだけど、どうなんでしょうか。

ビーム銃に対してはあまりガード性能は無いけど、宇宙空間や水中でも活動できるようにあの装備を装着しているのかな?
でもそれならわざわざ戦闘時にアーマーを装着する意味が無いですよね。

結論としてはアーマー越しならビーム銃で撃たれても命が助かる可能性は高いけど、布製の服しか着ていない場合は一発退場になってしまうという感じですかね。

ジェダイの騎士

R2-D2は人の言葉が話せない業務用掃除機みたいな形のドロイド。
相棒のC-3POは人間と同じ二足歩行型で様々な言語が話せて感情も豊かだけど、この個体は愚痴っぽくて危険な事には関わりたくないけど、相棒の事が心配で結局一緒に行動をするツンデレ。

このドロイドも『スター・ウォーズ』シリーズには欠かせない存在というイメージですね。

そんな二体のドロイドが砂漠の惑星でルーク・スカイウォーカーと出会い、その後にオビ=ワン・ケノービと出会う事になります。

オビ=ワン師匠の話によるとルークはジェダイの騎士の血を引いているので、フォースなる不思議な力を操ることが出来るそうな。
まあ師匠自身も帝国に滅ぼされたジェダイの騎士の生き残りなんですけどね。

ジェダイ騎士団はフォースの力で人の心を操って交渉事を有利に進めたり他にも超能力的な力を持っている集団で銀河の平和を保つために一役買っていたけど、エピソード4の時点では人々からほとんど忘れ去られた存在。

ルークの父もジェダイの騎士だったけど命を落としたという話。
なので彼は叔父夫婦の元で育てられていた。

でもそんな叔父さん夫婦がR2-D2を追ってきた帝国軍にビーム銃か何かでやられたみたいで、ルークが家に戻った時には焼け焦げた骨だけの状態になっていた。
宇宙では恐ろしい武器が使われていますね。
地球なら撃たれてた後は肉体が横たわっている状態のはずなんだけど、帝国軍が使う武器にかかれば一瞬で骨だけの状態になってしまう訳ですよ。

叔父さんたちがいなくなってしまったルークは、オビ=ワン師匠とR2-D2・C-3POと共に星を出る事を決意。
この時に乗せてもらう船の船長がハン・ソロという男で、演じているのは『インディ・ジョーンズ』シリーズで有名なハリソン・フォード。
公開時の1977年の時点で実年齢35歳。
見た目がとても若い。
まあそれは置いておいて、この人物もシリーズを通して重要な役割を果たします。

最終的には帝国軍の宇宙要塞デス・スターの弱点を突いて破壊を試みるという展開になります。

スター・ウォーズは元々単発映画で制作された

ハン・ソロのミレニアム・ファルコン号に乗せてもらって目的地を目指すルーク達一行。

船の中でフォースの操り方のレクチャーを受けるルーク。
厳しい修行のシーンとかは無くて、何だか緩い感じのトレーニングに見えます。
フォースとは移動中の短時間でそんな簡単に習得できるものなのか・・・。

今回はルークがライトセーバーで戦うシーンは無いので、この時は基本をマスターするためのトレーニングでしょうかね。
フォースを操るのは感覚的なものが重要みたいなので、センスとか生まれ持った素質なんかも重要になってくるのかも知れない。

『スター・ウォーズ』シリーズは最初の作品である今回の一本で終わる予定だったので、結末もハッピーエンドみたいになっている。
でもベイダー卿が行方不明になってしまったまま終了する等いくつか気になる点があるので、続編が制作されてよかった。
乗っていた戦闘艇がクルクル回ったまま退場しちゃったもので、ベイダー卿はあの後どうなったのかと気になりますからね。

私は2021年に生まれて初めて『スター・ウォーズ』を鑑賞したけど、44年前の作品とは思えない位に見応えがあった。

R2-D2C-3POのコンビは物語に欠かせない存在ですな。

私が観たのはDVD版なので公開当時のオリジナル版から変更された点がいくつかあるみたいです。
あとは映像が奇麗だったのでとても観易かった。
冒頭シーンの説明文字は読みにくかったけど。

『スター・ウォーズ エピソード4』はジョージ・ルーカス監督が1958年公開の黒澤明監督の『隠し砦の三悪人』からヒントを得たと回想しているそうです。
さすがは世界の黒澤。
確かにレイア姫を助ける為にルークとオビ=ワン師匠、ハン・ソロとチューバッカが集結して活躍する内容なのでちょっと似ている感じがしますね。

まあ私が観たのは2008年のリメイク版『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』の方ですけど。

エピソード4では反乱同盟軍に軍配が上がってベイダー卿が行方不明になってしまったけど、あの残虐非道な銀河帝国がこのまま黙っているはずがないという事ですね。
エピソード5ではあの有名なテーマ曲が流れまくりです。

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映画『スター・ウォーズ エピソード4 / 新たなる希望』を配信しているサブスク

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たごやま
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