ロンドンの上流階級の娘・クララがドロッセルマイヤーの導きにより「秘密の王国」で発生した戦いを解決するという話。
まずモーガンフリーマンが演じるドロッセルマイヤーという人物が何者なのか。
優秀な科学者みたいだけどそれは別に良いとして、彼の邸宅の中に不思議な世界へと繋がっている場所がある。
舞台は間違いなく異世界です。
『くるみ割り人形と秘密の王国』あらすじ
ロンドンで暮らしているクララは、家族と共に彼女の名付け親でもあるドロッセルマイヤーが主催するクリスマスパーティーに参加。
プレゼントの時間となり、自身の名札が付いた紐を辿っていくと何故か森の中へ迷い込んでしまう。
【見どころ】少女が迷い込んだ先は秘密の王国
- CG映像が非常に美しい
- ドロッセルマイヤーは何者!?
- 秘密の王国を作ったのは主人公クララの母
【登場人物 / キャスト】謎の男ドロッセルマイヤー
感想(ネタバレ含む)オモチャが人間化すると想像と違う感じになる
「ひみつの王国」はクララの母・マリーが作り上げた王国で四つの国で構成されている。
連合王国という事ですかね。
国民はみんな元はオモチャの人形で、マリーが人間化させた。
もはや科学の域を超えて完全に魔法です。
そして森で出会ったくるみ割り人形が、クララの名前を聞いただけで忠実な部下になる。
何でやねん!
一瞬でマリーの娘と気付いたという事でしょうか。
何か面影があったんですかね。
最初からプリンセスと呼んでいたので、何か特徴的な部分が有ったのかも知れない。
お城に招かれたクララは、第四の国以外の摂政たちに迎えられる。
どうやら第四の国は禁断の国と呼ばれていて悪い魔女が統治しているとの事。
そしてどういう訳か、クララがその危険な国に攻め込むという話になってしまう。
周囲にプリンセスと煽てられて、行かざるを得ない展開に。
何がズルいかって、摂政達はお留守番だという事。
完全に便利に利用されているとしか思えない。
攻め込んだ末にマザー・ジンジャーと対面したんだけど、思っていたような邪悪な魔女といったイメージとは違った。
見た目は道化師っぽい感じなので不気味なのは間違いないけど。
この時点で何かキナ臭い感じになってきました。
事件はクララが第四の国から帰還してから発生します。
ところで、この国の住人は元はオモチャだった。
そしてどうやら、人間化される際はどんなオモチャだったかによって違いが出るようです。
ブリキのおもちゃは、人間化されても腹話術人形みたいな感じ。
フィリップ大尉は元くるみ割り人形だけど、どう見ても今は普通の人間。
この違いは一体何なのか・・・
むしろ大尉の方がオモチャ然としていないとおかしい様な気がするのですが。
そんな事よりも王国がクーデターにより大変な状態になってしまった。
相手はオモチャとはいえ、変な装置で人間みたいになっているのでそう簡単には倒せない。
アイツは最初から怪しいと思っていたんや。
子供の頃にお気に入りの人形に命を吹き込めば最高の親友になれると思っていた女性は多いはず。
しかし実際に人間化されると「なんかチョット違う」となってしまう可能性が高いです。
やはり子供は負の側面までは想像できずに自分に都合の良いイメージを抱いてしまうので、この映画の装置で人形に命が吹き込まれたらショックを受けるかも知れません。
夢を壊すような事を書いて恐縮ですが、理想の人形はあっても理想の人間なんてそうは居ませんから。
まあディズニー映画なので、この作品はハッピーエンドですけどね。
映画『くるみ割り人形と秘密の王国』を配信しているサブスク
『くるみ割り人形と秘密の王国』はディズニー直営のサブスク動画配信サービス「ディズニープラス」で視聴することが出来ますが、独占配信作品ではないので「U-NEXT」などでも視聴可能です。
ディズニー映画は他の動画配信サービスでも視聴できることが多いですが、スピンオフドラマなどは独占オリジナル作品として「ディズニープラス」に加入しないと視聴できない作品があります。