『バイオハザード』あらすじ・感想 | ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の実写版1作目

アンブレラ社は表向きには日用品などを製造しているメーカーだけど、消費者どころか働いている社員すら知らない裏の顔を持っています。

この会社は裏で軍事利用を目的に生物兵器などを研究していて、アメリカ国内のラクーンシティに極秘の地下研究所=ハイブが存在する。

巨大複合企業というだけで何だか怪しいイメージですが、こういう会社は裏で自社の社員にすら内緒の部署があったりする訳ですよ。

『バイオハザード』はカプコンの同名ゲームが原作で2002年に公開された映画だけど、現実の世界では巨大IT企業が年々勢力を拡大して、いずれ国家に対抗できるほどに力を持つのではないかと警戒されていますよね。

アンブレラ社もそんな感じのイメージでしょうか。
もう既に私設の特殊部隊を保有している位なので、かなり力を持っていると推測できます。

『バイオハザード』の詳細情報
  • 公開年  : 2002年
  • 上映時間 : 1時間 40分
  • 製作国  : アメリカ合衆国
  • 監督   : ポール・W・S・アンダーソン
  • キャスト : ミラ・ジョヴォヴィッチ / エリック・メビウス / ジェームズ・ピュアフォイ / コリン・サーモン / ミシェル・ロドリゲス / マーティン・クルーズ / パスクエール・アリアルディ / ハイケ・マカッシュ / ミカエラ・ディッカー / ジェイソン・アイザックス 他

『バイオハザード』あらすじ

全米最大の巨大複合企業アンブレラ社の極秘地下研究所「ハイブ」で、研究中の「T-ウィルス」が空調設備を通じて施設内に拡散してしまうバイオハザードが発生。

アンブレラ社は私設の特殊部隊を現地に派遣し、研究所の入り口を警備していた隊員のアリスが一時的な記憶喪失の状態で発見される。

アリスと共に「ハイブ」に潜入した特殊部隊員たちは、明らかに異常な状態の研究員たちと遭遇する。

【見どころ】秘密研究所でバイオハザード発生

  • 全てを切り裂くレーザーのシーンが衝撃的
  • アメリカ政府以上の力を持っていると思われるアンブレラ社
  • ドーベルマンのゾンビが恐ろしい

【登場人物 / キャスト】男勝りな隊員レインが気になる

  • アリス・アバーナシー(ミラ・ジョヴォヴィッチ)
    冒頭シーンで洋館の浴室で記憶を失って倒れていた女性。
    途中で徐々に記憶を取り戻し、自分がアンブレラ社に雇われている特殊部隊員ではあるが、アンブレラ社が秘密裏に行っている非道徳的な活動を阻止するために動いていた事を思い出す。
  • マット・アディソン(エリック・メビウス)
    警察官を装いアンブレラ社の秘密研究所への潜入を試みた男。
  • スペンサー・パークス(ジェームズ・ピュアフォイ)
    アリス同様に神経ガスの影響で一時的に記憶を失っていた特殊部隊員。
  • ジェームス・P・シェイド(コリン・サーモン)
    アンブレラ社特殊部隊隊長。
  • レイン・オカンポ(ミシェル・ロドリゲス)
    男勝りな性格の女性特殊部隊員。
  • チャド・カプラン(マーティン・クルーズ)
    特殊部隊のIT担当。

感想(ネタバレ含む)人工知能レッド・クイーンはドS

アンブレラ社がアメリカ合衆国政府と連携していたのか、独自に世界を牛耳ろうと画策していたのかは不明ですが、ヤバ過ぎるウィルスの研究に手を染めていた事が発覚します。

このウィルスに感染すると体の細胞は生前と同じように新陳代謝を繰り返すけど、脳の活動は最低限の電気信号しか発しなくなる。
つまり感染者は「食欲」という本能のみで活動するゾンビになってしまうという代物です。

もちろんワクチンも一緒に製造していたので万が一の場合の備えも出来ているのだけど、ウィルスについてどういう使い方を想定していたのでしょうか。
まだ研究段階で実用には程遠くて、将来的には強化人間とかを作ろうとしていたのかな?

冒頭シーンで何者かが「ハイブ」でウィルスを意図的にまき散らしたせいでバイオハザード(生物災害)が発生して、研究所を管理している人工知能「レッド・クイーン」が地上へのウィルス漏洩を防ぐ為に散布した神経ガスの影響で意識を失い、一時的な記憶喪失の状態で目を覚ましたのが主人公のアリス。

アリスは目を覚ました直後にやって来た特殊部隊の隊長から、自分自身も特殊部隊の隊員である事を知らされる。

そして隊員たちと一緒に「ハイブ」に潜入する事になり、1作目のストーリーはこの地下研究所が舞台となります。

途中でアリスは、アンブレラ社が行っている秘密実験を白日の下に晒そうとウィルスを盗み出す計画を立てていたという断片的な記憶を取り戻す。

彼女はアンブレラ社に雇われている身でありながらも、正義感が強いので悪事を見逃せない性格だった訳ですね。

うんどん
うんどん

それにしても人間がゾンビ化するウィルスを研究しているって、とんでもない会社やな。

ゾンビと人工知能「レッド・クイーン」

地下研究所「ハイブ」は人工知能「レッド・クイーン」が全施設を管理しているので、特殊部隊はゾンビたちから逃れつつ、レッド・クイーンと対峙しなければなりません。

この人工知能は敵なのか味方なのかよく分からない。
施設の保全が仕事なので、そういう物差しで考えるのはちょっと違いますかね。

レッド・クイーンの起動やシャットダウンが出来る部屋に通じる廊下での攻防は、メチャクチャ緊張感があって恐ろしかった。

細長い廊下に立つと前からレーザーが迫ってきて、避けないとスパッと体が切断されてしまうという警備システム。

残念ながらここで隊長がサイコロステーキ状にカットされてしまった。
この作品ではゾンビよりも、レーザーのシーンの方がグロ注意だと思います。

最初は胸の高さに一本だけ、次はもう少し高めの位置に一本だけだったので慎重に避けていれば大丈夫と思わせておいて、最後は網目状のレーザー攻撃!

うんどん
うんどん

あれはさすがに、卑怯すぎるわ。
レッド・クイーンは、なかなかのサディストやな。

ゾンビが数百体もいてレッド・クイーンまでいて特殊部隊といえどもほぼ全滅しかけている中で、女性隊員のレインがゾンビに噛みつかれながらも最後まで頑張ります。

うんどん
うんどん

レイン姐さん、頑張れ!

見覚えがある顔だと思ったら、演じているのは「ワイスピ」シリーズのレティ役のミシェル・ロドリゲス。
途中で思い出しました。

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残念ながらゾンビに噛まれたので最終的には・・・という感じなのだけど、姐さん、最後までカッコ良かったです。

レインに対して、IT担当の隊員チャドの最後は何だか中途半端。
変なヤツに外に放り出されて「ギャーッ!」という悲鳴を残して消息不明に(笑)
彼はこれで終わりなのか、それとも今後また登場するのでしょうか!?

『バイオハザード』1作目はただの序章に過ぎない

今回の1作目はバイオハザードが発生した地下施設での攻防が描かれたけど、2作目は地上が舞台となります。

2作目のタイトルは『バイオハザードII アポカリプス』
アポカリプスとは「黙示録」という意味。
ちなみに黙示録とは、終末的な状況を示したもの。

次回作 『バイオハザードII アポカリプス』

まあ世界がゾンビだらけになっちゃったのでね、そりゃタイトルだって「黙示録」ですよ。

『バイオハザード』シリーズはPG12という指定を受けている映画です。
映倫によると「小学生は保護者の助言や指導が必要である」という意味。

ゾンビという存在もさることながら、隊員たちがレーザーで切り刻まれるシーンは小さな子供が観たらトラウマ必至なので確かに親御さんの配慮は必要だと思います。

あとは犬もゾンビ化するので、飼っているペットに対して変な感情を抱いてしまわないように注意する事も必要かもしれません。

海外ではこの作品は小さい子供は(R15)指定とかでそもそも鑑賞できないのに、日本は観る事自体は大丈夫になっています。

ちなみにこの映画シリーズはは全部で6作品あるので先はまだ長いですよ。
※2022年公開の『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』とは別シリーズ

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映画『バイオハザード』を配信しているサブスク

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