バブル期制作の日本映画『いつかギラギラする日』あらすじ・感想 | ロックな生き方をしようぜ!

おそらくバブル末期に制作された映画で、車の破壊や派手な爆破シーンが多いアクション映画。

主人公は強盗団リーダーの神崎。
萩原健一が演じる神崎は骨格が金属で出来ているサイボーグなんじゃないかと思うぐらいにタフな男で、何でこれで生きてるんだというシーンが多数あります。

『いつかギラギラする日』の詳細情報
  • 公開年  : 1992年
  • 上映時間 : 1時間 48分
  • 監督   : 深作欣二
  • キャスト : 萩原健一 / 木村一八 / 多岐川裕美 / 荻野目慶子 / 石橋蓮司 / 千葉真一 / 樹木希林 /八名信夫 / 安岡力也 / 原田芳雄 他

『いつかギラギラする日』あらすじ

現金輸送車の襲撃後にギャング団が仲間割れを起こし、メンバーに死者が出る。

命拾いをしたリーダーの神崎は奪われた現金と命を落とした仲間の仇を撃つために、仲間割れの発端となった新入りの角町を執拗に追跡。

【見どころ】神崎は不死身なのか!?

  • 現代の日本映画では難しい爆破シーンの数々
  • 主人公が乗っている車が恐ろしく頑丈
  • ルパン三世を彷彿とさせる内容

【主要登場人物 / キャスト】麻衣の魔性の女ぶりにやられる

  • 神崎(萩原健一)
    強盗専門のギャング団のリーダー。
  • 角町(木村一八)
    函館のライブハウスのオーナー。
    今回の仕事を持ちかけた青年。
  • 美里(多岐川裕美)
    神崎の公私におけるパートナー。
  • 井村(石橋蓮司)
    ギャング団のメンバー。
    家族との関係に悩み心を病んでいる。
  • (千葉真一)
    ギャング団のメンバー。
    麻衣に惚れこんでいる。
  • 麻衣(荻野目慶子)
    柴と付き合っている若い女。

感想(ネタバレ含む) CGなしのリアルなカーアクションが見所

1992年(平成4年)に公開された映画なので現在では亡くなっている出演俳優が多いですが、作品内容はこの記事を書いている2022年(令和4年)の感覚で視聴しても実に見応えのあるアクション映画でした。

関係のない作品なのでキャラクターの個性とかは全然違うけどルパン三世の世界観を真面目に実写化すれば、もしかすると「いつかギラギラする日」のような内容の映画が自然と出来上がってしまうのではないでしょうか!?

そもそも主人公はプロの強盗。
仕事が決まればいつものメンバーを集めて打ち合わせの上、決行!

ルパン一味みたいな連中ですね。

1992年当時の状況
  • インターネットがまだ普及していない
  • 防犯カメラの設置体制なども脆弱
  • 携帯電話も普及していない

考えてみると、当時はプロの犯罪者にとって天国のような状況ですよね。

防犯カメラの画質は粗くて、映っていたとしても詳細な識別が難しかっただろうし。

今回の舞台となるのは北海道。
そこで週末にリゾートホテルを利用した客が落とした売上金を奪い取ってしまおうという魂胆。

現在は電子決済を利用する人が多いけど、当時はまだ現金払いをする人が多かった時代。
ギャング団はそれを狙って、ホテルから銀行に向けて現金が運ばれている道中に襲撃!

三億円事件を彷彿とさせるような手口を少し荒っぽくした手法で現金の強奪に成功したまでは良かったけど、そこから先で事件が起きる訳ですよ。

狂気の男・神崎とロックな青年・角町

強盗後の仲間割れにより生き残ったのは、リーダーの神崎と今回の強盗事件を彼らに持ち掛けて来た若者の角町

ここから神崎と角町の出し抜き合いが始まるのだけど、神崎の不死身っぷりがヤバ過ぎる。

あの場面からどうやって生き延びたのかと思うような事が何度もあって、化け物としか思えないような神崎のしぶとさにビビらされた。

さらに神崎と同じぐらいタフなのが乗っていた車ですよ。
日産の「テラノ」というSUVだけど、頑丈とかそんなレベルじゃない。

数十台のパトカーにぶつかりまくっても、マシンガンで撃たれてボディが穴だらけになっても神崎は涼しい顔で運転して角町を追いかけ回すヤバ過ぎる車。

普通ならさすがにパンクぐらいはするでしょうに(笑)

そして神崎と対立する事になる角町はロックンロールな生き方に憧れる若者。

おいも
おいも

ロックな生き方を目指すのは勝手だけど、破天荒にもほどがあるやろ。
いくらお金が欲しくても強盗はアカンで。

映画公開当時の時代は、まだビッグな夢を持つ若者が多かったという事でしょうか。

今はもう完全に堅実主義にスケールダウンしていますからね。
「もっとロックに生きようぜ!」
なんて言ったら現代では冷めた目で見られてしまう世知辛い世の中になってしまったのは、ちょっと悲しいですな。

神崎と角町に並んで狂気的なキャラクターなのが麻衣という女。

もしかすると彼女が一番ロックンロールな生き方を体現しているキャラなのかも知れない。
何度もルパン三世に例えて恐縮ですが、立ち位置としては峰不二子。

敵なのか味方なのかよく分からない危なすぎる女。

何故かショットガンやマシンガンの扱いに慣れているし、恐らくマニュアル車であろうスポーツカーを普通に運転するし、とにかく自由奔放で欲望のままに行動するし・・・

おいも
おいも

完全に不二子やないか!

JACKS’N’JOKER(ジャクスン・ジョーカー)というバンド

角町が経営しているライブハウスで演奏しているヘヴィメタルバンド「JACKS’N’JOKER(ジャクスン・ジョーカー)」は実在のバンドで、メンバーの一人だったベーシストのRADYは「いつかギラギラする日」にエキストラで出演していたYUKIと意気投合して、後にJUDY AND MARY(ジュディ・アンド・マリー)を結成したのだとか。

RADYと「JUDY AND MARY」リーダーの恩田快人は同一人物。

映画『いつかギラギラする日』を配信しているサブスク

『いつかギラギラする日』は機会があればぜひ視聴して欲しいオススメの日本映画です。

視聴できるサブスク動画配信サービスは複数ありますが無料お試し期間があるサービスを利用するとお得。
個人的にオススメなのは「U-NEXT(ユーネクスト)」です。

サービス名月額料金(税込)同時視聴できる端末数無料お試し期間
U-NEXT2,189円4台31日間
Hulu1,026円4台
各サービスの詳細は別途解説記事を参考にしてください。
U-NEXT(ユーネクスト)の特徴
デメリット
  • 月額料金が他のサブスクに比べて2,189円と高い!
    しかし毎月自動付与される1,200円分のポイントを活用すると、実質の月額会費が989円となるので考えようによってはお得だと思います。
メリット
  • 取り扱っている作品が豊富で見放題作品が多い。
  • 電子書籍も配信しているので原作と一緒に楽しめる。
  • 1人が契約するだけで、4端末で同時に利用できる。
  • 無料お試し期間が31日間あるので、じっくり試せる。
Hulu(フールー)の特徴
デメリット
  • アマプラやU-NEXTと比較すると映画の取り扱いが少ない。
  • 無料お試し期間がないのが残念。
メリット
  • 1人が契約するだけで、4端末で同時に利用できる。
  • 日本テレビ系列の過去のドラマ・アニメ・バラエティ番組等を楽しめる。
  • 日テレ系動画コンテンツのスピンオフ作品が独占配信されている。
  • 読売巨人軍の公式戦主催(ホーム)試合をリアルタイムで楽しめる。
  • 「ディズニープラス」とのセットプランがお得。