鈴木亮平主演『HK 変態仮面』あらすじ・感想 | 主人公を上回る真の変態は安田顕!

いやいや、これは・・・原作漫画を知らないので何とも言えないけど、実写化して良かった作品なのだろうか!?

鈴木亮平が演じる高校生の狂介は、とあるきっかけでパンティを顔に被ると体の奥底に眠っていた変態のDNAが覚醒して、正義の戦士・変態仮面に変身するようになる。

外見は360度どの角度から見ても変態だけど、本人は変態という自覚は無い。
自分は平和を守る為に悪者と戦っている正義のヒーローだと信じて疑わない。

でも変態仮面に変身するには、使用済みのパンティを被る必要がある。
どうやら新品ではエクスタシーを感じない為、本来の力を発揮できないらしい。

おいも
おいも

新品では興奮しないって、完全に変態やないか!

『HK 変態仮面』の詳細情報
  • 公開年  : 2013年
  • 上映時間 : 1時間 45分
  • 監督   : 福田雄一
  • キャスト : 鈴木亮平 / 清水富美加 / 片瀬那奈 / ムロツヨシ / 安田顕 / 佐藤二朗 / 池田成志 ほか

『HK 変態仮面』あらすじ

正義感の強い高校生・色丞狂介は、強盗の人質となってしまった転校生・愛子を助ける為に犯人の一人から変装用マスクを奪って被ったつもりが、気が付くと女性のパンティを装着していた。

その瞬間、ドМの父とSM女王の母から受け継いだ変態のDNAが覚醒し、変態仮面に変身。

そして変態仮面として町の平和維持活動を続けていたある日、偽物の変態仮面が出現する。

【見どころ】パンティを被ると変態仮面に変身する男

  • 家族ぐるみで変態の主人公
  • 戸渡先生には特大の秘密がある
  • ニセ変態仮面は極めて強敵

【登場人物 / キャスト】主人公は変態界のサラブレット

  • 色丞狂介(鈴木亮平)
    ドМだった亡父とSM女王の母との間に生まれた、変態のDNAを受け継ぐ男。
  • 姫野愛子(清水富美加)
    狂介のクラスメイト。
    とある事件で変態仮面に救われてから憧れを抱くようになった。
  • 色丞魔喜(片瀬那奈)
    狂介の母。
    夫の死後もSM女王として仕事を続け、息子を女手一つで育てている。
  • 色丞張男(池田成志)
    狂介が3歳の時に殉職した元警視庁捜査一課の鬼刑事。
  • 大金玉男(ムロツヨシ)
    狂介が通っている紅優高校の地下に眠るとされる埋蔵金を狙う男。
  • 戸渡(安田顕)
    産休の女性教師の代わりに赴任してきた数学教師。

感想(ネタバレ含む)変態道は自覚する事から始まる

この作品の悪の親玉はムロツヨシが演じる大金玉男。
なんでも、狂介が通っている高校の敷地内には埋蔵金があるらしく、学校の乗っ取りを画策。

まあこの男は放っておけば良いのだけど、問題は玉男から刺客としてとして送り込まれた戸渡という人物。
ニセ変態仮面として様々な場所に出没し女性のスカートをめくりまくって、本物の変態仮面の評判を落としてしまう。

本物の変態仮面はパンティの下にスパイダーマン風のマスクも装着しているので顔は一切バレない。
ニセ変態仮面の場合は(安田顕が)顔にパンティを被っただけで横から素顔が丸見え(笑)

そしてコスチュームは本物もニセ物もの際どい姿。

2人の一番の違いは肉体にあります。

本物は胸板が厚く腹筋もボコボコに割れているゴリマッチョなのに対して、ニセ物は貧相な中年体型。

でも強いんですよ。
本物と互角以上に渡り合う程の格闘技の腕前を持つ戸渡。

変態は自覚を持っている人間の方が力を発揮できるのかも知れません。
自分は変態ではないという見苦しい言い訳をする狂介に対して、戸渡は一切の迷いがない。

自覚があるからこそ100%の力を発揮できるのだと断言。
ある意味で変態の鏡。

そして安田顕が面白すぎる!

こういう役こそ、安田さんが真の力を発揮できるんですね。

自分を変態と認めない変態仮面

狂介は変態仮面の時は変態以外の何者でもないけど、プライベートモードの時は普通だと言い張る。

父親は真正のドМだった男。
母親は未だ現役で毎日予約でスケジュールが埋まっている人気のSM女王。

おいも
おいも

見苦しいぞ狂介、受け継いだ血には逆らえないんやで。

狂介の変態事例
  • 事例1
    通行中に下着泥棒

    民家の庭先に干してあるパンティを拝借。

  • 事例2
    学校で下着泥棒

    新体操部の部室に忍び込んでパンティを拝借、しかも複数回。
    そして返却した形跡がない。

  • 事例3
    変態妄想

    自分の部屋で海パン一丁の姿で愛子の水着姿を妄想して悶えている時に母親に見つかり、鞭でシバかれる。

  • 事例4
    遂に覚醒!

    変身時はパンティを装着した時にスーハーと深呼吸をしてニオイを堪能。
    「何なんだ、今まで感じたことが無いこの感覚は・・・フォォォー!!」

愛子ちゃん信じてくれ、僕は変態なんかじゃないんだ!

おいも
おいも

どの口が言うてるんや!!

変態仮面はバカバカしいけど面白い

福田雄一監督は『銀魂 シリーズ』、『今日から俺は!!』、『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』など様々なコメディ作品を世に送り出してきた人。

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この監督の作品は、バカバカしすぎて一周回って逆に面白い的な感じでしょうか。

バカな事が大好きなアメリカで『変態仮面』が上映された時、映画館が大爆笑に包まれたそうな。
まあアメリカ人は好きそうですからね。

くだらないのに何故か面白い変態仮面は、まさかの続編が制作されている。

情報によると、世界中からパンティが消滅してしまう模様。
そうなると狂介はヒーローに変身できなくなってしまい、ただの妄想狂の変態高校生に!?

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原作コミックは一体どんな感じなのかと気になる人には、置き場所に困らない電子書籍がオススメ。
amazonやU-NEXTでも取り扱っていますが、電子書籍専門の配信サービスが急激に業績を伸ばしているので覗いてみる価値はあると思います。

原作となった『究極!!変態仮面』は週刊少年ジャンプに1992年から93年にかけて連載されて少年達には人気だったそうですが、内容的に苦情も多く対応が難しかったみたいです。
そして短期間で打ち切りに・・・。

しかし熱狂的なファンが存在し続けたからこそ、実写版で復活したと。
当時だからギリギリ連載できていたけど、今ならそもそも連載が許可されないかも。

監督は違いますが同じようにバカバカしすぎて面白い作品として『TEPPEI テッペイ』もオススメ。

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