『翔んで埼玉』あらすじ・感想 | 東京都民から虫ケラ扱いされて来た埼玉県人の逆襲!

『翔んで埼玉』の詳細情報
  • 公開年  : 2019年
  • 上映時間 : 1時間 47分
  • 監督   : 武内英樹
  • キャスト : 二階堂ふみ / GACKT / 伊勢谷友介 / 中尾彬 / 麻生久美子 / 京本政樹 / 麿赤兒 / 益若つばさ / 加藤諒 / 成田凌 / 島崎遥香 / ブラザートム / 間宮祥太朗 / 竹中直人 ほか

『翔んで埼玉』あらすじ

漫画『パタリロ』の作者・魔夜峰央の作品を映像化。
東京が絶対的な力を持つ19xx年。

長年にわたり東京都民から蔑まれてきた埼玉県人が、ある人物の登場により立ち上がる時が来る。
隣接する千葉、さらには関東近郊の他県も巻き込んでの大騒動に発展!
・・・という都市伝説の話。

【見どころ】大正義東京と戦う埼玉県人

昔から東京都民に蔑まれてきた埼玉県人がついに戦う事を決意。
バカバカしすぎて、一周回って逆に面白い!

【登場人物 / キャスト】

  • 壇ノ浦百美(二階堂ふみ)
    東京都知事の息子で白鵬堂学院の生徒会長。
  • 麻実麗(GACKT)
    白鵬堂学院3年A組に転入してきた美男子。
  • 阿久津翔(伊勢谷友介)
    東京都知事の執事をしているが、裏で千葉解放戦線を率いる。
  • 壇ノ浦建造(中尾彬)
    東京都知事、百美の父。
  • 壇ノ浦恵子(武田久美子)
    百美の母。
  • 埼玉デューク(京本政樹)
    伝説の埼玉県人。
  • 西園寺宗十郎(麿赤兒)
    麗の父親。
  • おかよ(益若つばさ)
    麗の家政婦の埼玉県人。

感想(ネタバレ含む) | ディスられまくる気の毒な埼玉県人

埼玉生まれ埼玉育ちの女性・菅原愛海は結納の為に両親と共に車で東京に向かう。
走行中の車内で聞き始めたラジオから流れてきた都市伝説の話に耳をを傾ける一家。

東京こそが正義、埼玉県人は虫ケラ以下の存在!

東京都内の一等地に建つ白鵬堂学院に麻実麗という名の転校生がやって来た。
生徒会長の檀ノ浦百美は、優秀な彼に対抗心を燃やし様々な勝負を仕掛けるが全て麗の勝利に終わる。


ショックを受けて意識が遠のいた百美を介抱した麗。
その出来事をきっかけに百美は麗にゾッコン。

まず百美と麗は男同士。
この作品は一体どういう層をターゲットにしているのか。
宝〇歌劇団風の雰囲気が漂う学園の生徒会長と転校生のボーイズラブ、東京至上主義の世界。
冒頭から突っ込みどころ満載だが、とりあえず続きを観てみましょう。

ラジオのDJの話によると、学園の生徒会長・百美は東京都知事の息子。
学園を卒業する事こそが都知事への最短ルートとの事。
この世界では都知事が世襲制なのか選挙で選ばれるのかは分かりませんが、百美も将来都知事になるつもり。

クラスは住んでいる地域ごとに分かれていて、同じ東京都民であっても差別化されている。
本来の意味とは別のスクールカースト制度。
エリート中のエリートが集まるクラスに転入した麗だが、実は彼は埼玉県人である事を隠している。
麗はスパイとして学園に潜り込んだのでしょうか。

他県人、とりわけ埼玉県人を思いっきり見下しているエリート達。
その最たる存在が百美。
埼玉県人の事を野蛮な隣国のような、もっと言えば虫ケラを見るようなイメージで罵る。

おいも
おいも

どんだけ埼玉の事を見下してんねん。
さすがにもう、怒られるで!?

麗の正体が百美にバレてしまった

ある日デート気分で麗と一緒にいた百美は、埼玉県人が特殊部隊・SATに追われる場面に遭遇。
通行手形無しで東京に踏み入っただけで罪人扱いの不憫な埼玉県人。

追われていたのは麗の家政婦とその息子。
麗はとっさに彼女たちを庇い、自分が埼玉県人である事が百美にバレてしまう。

埼玉県人は、人権すら認められていないのでしょうか。
いくらなんでも目の敵にし過ぎ(笑)

特殊部隊に捕まった埼玉県人は、どうなるんですかね?
もしかして専用の収容所とかが存在するのかも。

二人の逃避行に立ちはだかる千葉解放戦線

東京を抜け出して何とか埼玉に辿り着きたい麗と百美は安全を期して遠回りしたのが逆にアダとなり、千葉解放戦線に捕まってしまう。

実は千葉県も埼玉県と同じように東京都への通行手形廃止を望んでいて、二人の拘束は媚を売る絶好のチャンス。

恐ろしいのは千葉解放戦線に捕まってしまうと、穴という穴にピーナッツを入れられてしまうという拷問。
鼻の穴はもちろん、口には出せないアソコの穴まで全部ピーナッツまみれの危機。
大変な事になってしまった。

そこへ白馬に乗った何者かが颯爽と乱入して二人を救出して連れ去っていく。

二人を救出したのは埼玉解放戦線のカリスマ指導者で伝説の埼玉県人・埼玉デューク。

おいも
おいも

また変なのが出て来た・・・

デュークの話によると、東京都知事には重大な秘密があるとの事。

という訳で、ちょうどサイタマラリアという埼玉特有のウィルスに感染していた百美が治療もかねて東京に戻る事に。
この頃にはもう百美は完全に埼玉側。

彼女を東京に送って行ったデュークさんには、あるアクシデントが起こってしまう。
そんな事よりも、移動に白馬を使ってる時点で目立ち過ぎるでしょうに。
ただでさえ隠密行動をしないといけない立場なのに。

埼玉デュークにアクシデントが発生していた頃、千葉県が埼玉県への侵攻を開始。
そしてある理由により埼玉解放戦線の指導者に祭り上げられた麗は、迎え撃つ決意をする。

この世界では埼玉だけではなく千葉も東京から蔑まれている模様。
まさに大正義・東京のやりたい放題。

そして遂に埼玉と千葉が激突!
ある意味、醜い争いが始まった。

そして場面は変わって、さっきまで争っていた埼玉と千葉の連合軍が結成されて東京へ侵攻。

おいも
おいも

いやいや、どないなっとんねん。
さっきまでお互い対岸に陣取って争ってたやん。

境目を作るから争いが生まれる?

この作品の登場人物全員が宝〇歌劇風だったら途中で観るのをやめていましたが、一般人はそのままの姿。
そこはある意味で助かりました。
最後まで学園の雰囲気が続いたらどうしようかと思いましたよ(笑)

しかし、区切られている場所の隣接地同士は争っている事が多いですよね。
喧嘩が始まったのが先か、境界線が引かれたのが先か・・・

埼玉と千葉に限らず隣接する県同士の戦い、あるいは市町村レベルでもライバル関係が有ったりして面白い。
まあ今の時代だから楽しめるのであって、戦国時代だと隣接地同士で命の取り合いですけどね。

日本全国どこにでも、このような不毛な戦いを繰り広げている地域はあるはず。
そういえば群馬県を主役にした作品もありますね。

『お前はまだグンマを知らない』

おいも
おいも

面白いんやろか?

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