『新解釈・三国志』あらすじ・感想 | 渡辺直美の貂蝉が面白い

『新解釈・三国志』の詳細情報

公開年  : 2020年
上映時間 : 1時間 54分
監督   : 福田雄一
キャスト : 大泉洋 / 賀来賢人 / 橋本環奈 / 山本美月 / 岡田健史 / 橋本さとし / 高橋努 / 岩田剛典 / 渡辺直美 / 磯村勇斗 / 矢本悠馬 / 阿部進之介 / 半海一晃 / ムロツヨシ / 山田孝之 / 城田優 / 佐藤二朗 / 小栗旬 / 西田敏行 ほか

『新解釈・三国志』登場人物(キャスト)

劉備りゅうび(大泉洋)
我がままで面倒な事が嫌いな男。
その性格が義兄弟の契りを結んだ関羽や張飛を悩ませるが、酒を飲むと豹変し、言動や行動がやたらと勇ましくなる。

関羽かんう(橋本さとし)
劉備の義弟。
頼りない義兄を支え続ける武人。

張飛ちょうひ(高橋努)
関羽と共に劉備を支える義弟。

趙雲ちょううん(岩田剛典)
劉備に仕える超絶イケメン武人。

孔明こうめい(ムロツヨシ)
劉備に仕える軍師。
なんだか適当な雰囲気の軽い人物。

黄夫人こうふじん(橋本環奈)
孔明の妻。
男勝りで豪快な性格。

周瑜しゅうゆ(賀来賢人)
呉の将軍。
隙あらば孔明に因縁を付けて斬首を企む。

小喬しょうきょう(山本美月)
周瑜の妻。
イケメンと噂の曹操の事が少々気になる。

魯粛ろしゅく(半海一晃)
呉の重臣。
周瑜と共に孔明の命を狙う。

孫権そんけん(岡田健史)
呉の君主。
周囲の意見に流されてばかりの優柔不断な男。

黄巾こうきんの人(山田孝之)
漢王朝に反旗を翻した逆賊の司令官。

董卓とうたく(佐藤二朗)
都で欲望の限りを尽くす暴君。

呂布りょふ(城田優)
董卓に仕える最強の武人。

貂蝉ちょうせん(渡辺直美)
趙雲が探して連れてきた“時代考証的”に絶世の美女。

曹操そうそう(小栗旬)
女好き&戦闘狂の魏の君主。

夏侯惇かこうとん(阿部進之介)
曹操に堂々と意見が言える古参の側近。

荀彧じゅんいく(磯村勇斗)
魏の軍師。

許褚きょちょ(一ノ瀬ワタル)
曹操のボディガード。
裸踊りが得意。

蘇我宗光そがむねみつ(西田敏行)
独自の解釈で三國志の歴史を解説する語り部。

あらすじ | もし三國志がこんな感じだったら(笑)

脚本を担当した福田雄一監督が独自の解釈で作り上げた三國志。

主人公は劉備。
「桃園の誓い」から「赤壁の戦い」までを面白おかしく描いている。

感想(ネタバレ含む) | 貂蝉は凄腕スパイ

プロの役者が大学生の演劇サークルのような感じで演じているとでも言いましょうか、真剣にふざけている、本気でバカな事をやっているといった作品。

映画ファンの評価は概ね低いみたいだけど、私は嫌いじゃないですけどね。

三國志の歴史を別の視点から見てみると、もしかするとこんな感じだったら面白いのではないかという解釈で好き勝手に作られたコメディ作品に仕上がっています。

でも、映像にするより舞台でやった方が面白そうな感じがしました。

それこそ大泉さんが所属するチームナックスが舞台でやりそうな演目。
まあ見に行ったことはないんですが。

関羽と張飛が「水曜どうでしょう」の藤村・嬉野両ディレクターのような役割で、嫌がる劉備を無理やり大将に祭り上げて戦いに身を投じていく。

大泉さんいわく、あのディレクター陣は“話が通じる相手じゃない”そうです(笑)

諸葛孔明は悪運の強い男!?

いわゆる「三顧の礼」をもって劉備陣営に迎えられた天才軍師というイメージの諸葛孔明だけど、この作品ではムロツヨシが演じていて、何事にも適当な雰囲気。
そして嫁の黄夫人には色々な意味で頭が上がらない。

ちなみに三顧の礼とは、目上の立場の劉備が格下の孔明の家に三度も訪れてようやく軍師になってもらえたという史実を元にした故事成語。

嘘か真実か、孔明は劉備が最初に訪れた時には昼寝をしていたそうな。
そりゃ昼寝くらい誰だってするでしょうけど、とにかく伏龍と呼ばれる天才軍略家を陣営に迎えないと話にならない弱小君主の劉備は、思いっきり下手に出てまでも孔明が欲しかったという事でしょうか。

もうね、曹操はどんどん勢力を拡大していくし孫権の存在も大きいし、未だ弱小勢力の劉備は藁にもすがらないと、いつ消えてもおなしくない訳ですよ

孔明は秀吉にとっての最初の軍師・竹中半兵衛のような存在ですかね。

でも福田監督の新解釈では、実際のイメージとは少し違う感じで描かれています。

孔明の妻の黄夫人は美人とか逆に醜い娘だったとか様々な文献で色々と書かれているみたいですが、知識溢れる才女だったという話もあるみたいです。

孔明を陰で操っていたのは実はこの人!?
まあ夫が良い作戦が浮かばなくて泣きそうになっている時に麻雀を楽しむ鬼嫁ですがね。

黄夫人いわく、夫の孔明は運だけは良い!

この作品では孔明と妻は二人で一つのような存在。
どうなんでしょうね、史実では軍略家としてではなく発明家としても有名な孔明だけど、本当に一人で全てをやっていたのかという疑惑もありそうなので、実は裏で夫人と相談しながら色々とやっていたという解釈は斬新で面白い。

監督はコメディ要素を持たせる為にこのような関係性にしたのだと思うけど、もしかすると本当にそうだったかも知れない。

三國志は約1800年くらい前の話なので、何が真実で何が嘘なのかは誰にもわかりません。
日本では卑弥呼が邪馬台国の女王として君臨していた頃の時代。

約500年くらい前の日本の戦国時代の逸話だって、何十年も後の江戸時代とかに考えられた創作が多いって話ですよ!?
何なら明治・大正・昭和どころか平成の出来事だって有名人の逸話が真実かどうかは当事者しか知り得ない訳ですから。

赤壁は残念な観光名所

語り部の蘇我さんがフリップを見せて紹介してくれていますが、有名な赤壁の戦いの舞台となった場所周辺の大きな崖には、赤色で「赤壁」と直接大きく文字が書かれていて残念な観光名所になっているそうです。

日本だと解説文を掲載したパネルのようなものを設置する程度だけど、中国はダイナミックですな。
何かのニュースで見たけど、万里の長城の壁とかも一部を崩して持って行っちゃう不届き者がいるそうな。

まあ価値観の違いですかね。

新解釈なので問題なし

この作品は真面目な歴史ファンや映画の評論家からコテンパンに酷評されているようだけど、もし三國志がこんな感じだったら面白いという福田監督の解釈を元に制作されたものなので、別に何の問題もないと思います。

三國志好きの仲間同士で集まって酒を飲みながら、もし劉備や孔明がこんな感じだったらというお題を出し合って面白おかしく妄想を膨らませていって夜が更けていく。
そんな映画でした。

人物像を独自に解釈して描いているのであって、歴史には忠実です。
私は一応、三國志の事を一通り知っています。
といっても薄ーい知識ですけど。

映像にするより劇場で舞台演劇としてやったほうが良かった感はあるけど、まあこういうのも良いじゃないですか(笑)

個人的に、貂蝉と董卓が呂布(りょふ)の名前をお麩(ふ)とか岐阜と同じ発音で呼んでいたシーンが面白かった。

おふ、ぎふ、りょふ・・・イントネーションを変えるだけでちょっと可笑しい♪

ところで、『新解釈・三国志』の映画で省略されたエピソードを描いたオリジナルストーリーがhuluで配信されています。

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