『バイオハザードII アポカリプス』あらすじ・感想 | 土葬の墓はゾンビの発生源

今回の舞台は地下秘密研究所「ハイブ」の真上に位置しているラクーンシティ。
そして時系列は前作から2日後です。

前作 『バイオハザード』あらすじ・感想

アリスが目覚めて病院を抜け出した段階で街は既にアンデッドだらけになっていた。
感染力が凄まじいですな。
噛まれるなどして「T-ウィルス」に感染したら、数時間後にはゾンビ化してしまいます。

『バイオハザードII アポカリプス』の詳細情報
  • 公開年  : 2004年
  • 上映時間 : 1時間 34分
  • 製作国  : アメリカ合衆国
  • 監督   : アレクサンダー・ウィット
  • キャスト : ミラ・ジョヴォヴィッチ / シエンナ・ギロリー / ジャレッド・ハリス / オデッド・フェール / ソフィー・ヴァヴァサー / トーマス・クレッチマン / ジム・コドリントン / マイク・エップス / サンドリーヌ・ホルト 他

『バイオハザードII アポカリプス』あらすじ

アンブレラ社の地下秘密研究所「ハイブ」で発生したバイオハザードの調査の為に派遣された社員たちによって再びハイブへの扉が開かれ、その結果T-ウィルスが地上のラクーンシティへ蔓延してしまい人々が次々と感染してゾンビ化。

一方、拘束されていた病院から脱出したアリスは、街中で生き残っていた警察特殊部隊員のジルたちと協力しながらラクーンシティ脱出の方法を模索する。

【見どころ】T-ウィルスが地上に漏れ出す

  • 前作のラストシーンからスタート、すでに街にウィルスが蔓延している
  • 原作ゲームキャラのジルと合流
  • 街全体にミサイルが撃ち込まれるタイムリミットが迫る中での攻防

【登場人物 / キャスト】ジルがアリスと同格で強い!

  • アリス・アバーナシー(ミラ・ジョヴォヴィッチ)
    元アンブレラ社の特殊工作部隊員。
    地下研究施設「ハイブ」から脱出後にアンブレラ社に拘束されT-ウィルスを投与され続けた影響で、細胞が変異し超人的な身体能力を得る。
  • ジル・バレンタイン(シエンナ・ギロリー)
    ラクーンシティ警察の特殊部隊に所属している優秀な隊員。
  • ロイド・ジェファーソン・ウェイド(マイク・エップス)
    ラクーンシティ警察署に捕まっていた男性。
  • テリ・モラレス(サンドリーヌ・ホルト)
    ラクーンシティのテレビ局に所属する女性キャスター。
  • アンジェラ・アシュフォード(ソフィー・ヴァヴァサー)
    チャールズ博士の一人娘。
  • カルロス・オリヴェイラ(オデッド・フェール)
    アンブレラ社の特殊部隊の隊長。
  • ティモシー・ケイン(トーマス・クレッチマン)
    アンブレラ社のラクーンシティ担当部隊の指揮官。
  • チャールズ・アシュフォード(ジャレッド・ハリス)
    T-ウィルスを開発した科学者。
  • サミュエル・アイザックス(イアン・グレン)
    アンブレラ社科学部門のトップ。

感想(ネタバレ含む)特殊部隊員ジルと協力するアリス

ラクーンシティはアンブレラ社が金にものを言わせて事実上支配しているらしく、地元警察署の特殊部隊員のジルがゾンビ騒動の原因がアンブレラ社にある事を掴んだものの、部隊の上司でもある署長が事件をもみ消してしまい、ジルは理不尽に謹慎処分を受けてしまった。

うんどん
うんどん

アンブレラ社と警察署長、最低やな。

ちなみにジルという女性特殊部隊員は原作ゲームの『バイオハザード3 LAST ESCAPE』の登場人物がモデルで、しかも彼女は主人公。
ちょっと変な服装だと思ったら、ゲームキャラを再現していたのですね。

本来であればジルがこの作品の主人公でもおかしくなさそうだけど、ゲームには登場しないアリスが実写版の主人公となっています。
その方が設定的に色々と追加できて都合が良かったのでしょうね。

ゲームのキャラだと登場前からイメージが出来上がっているので設定的に不都合なのかも。

墓場でゾンビが大量発生

今回は「ハイブ」を管理していた人工知能(AI)を開発した博士の娘アンジェラを救出して、アンデッドだらけとなったラクーンシティを脱出することが目的。

そんな事よりも何が恐ろしいって、墓場で眠っている故人までもがT-ウィルスの影響で土の中から這い出て来てしまうところ。
まさに土葬文化の国ならではの現象ですね。

日本は遺体を火葬して骨壺に収めた上でお墓に入って頂くので、亡くなった人がゾンビ化することはあり得ないのだけど、アメリカは遺体を棺に入れてそのまま土に埋めてしまうので大変な事になっています。

T-ウィルスは生物が死亡した後も細胞の活動を続けさせて脳には最低限の電気信号しか発生させない状態にする特性があるので、細胞が残っている状態の遺体であればゾンビとして復活してしまう訳ですよ。

・生きている人間が感染すると数時間後にアンデッド化。
・土葬されている遺体が感染するとゾンビとして復活。
・犬などの動物も感染すると同様の現象が起こる。

恐ろしい話ですね。

「ゾンビ」と「アンデッド」の違いは、死体が蘇って動き出したのがゾンビ、少し前まで普通に生きていた者が“生ける屍状態”になったのがアンデッドという感じでしょうか。

別にそこまで細かく使い分けなくても良いのかな?

面倒なので普通にゾンビで統一します(笑)

アンブレラ社はT-ウィルスで細胞を活性化させて強靭な肉体を持つ生物兵器を作ろうとしているみたいだけど、そのほとんどはゾンビ化していまい、唯一姿形を保っているのはアリスだけ。

つまりアリスだけが、今のところは実験の成功例という事。

アリスは一度ならず二度までもアンブレラ社に捕まって人体実験を施されるのだけど、その度に超人化していき、監視カメラに念力を送るとモニターを見ていた警備員が目や鼻から血を流して死亡してしまうレベルにまで到達してしまいます。

監視カメラのシーンは少しゾッとしました。
アリスが和製ホラー映画の「リング」の貞子に見えたのは私だけでしょうか!?

シリーズは6作目でファイナルですが、2作目の時点でこのレベルに進化したとなると、彼女は一体どこまで行ってしまうのか非常に心配になりますな。

『バイオハザードⅢ』は数年後の話

3作目は今回の騒動から数年が経過した時点のスタートになります。

どうやらT-ウィルスが世界に蔓延してしまった模様。

邦題は『バイオハザードⅢ』だけど、原題は『Resident Evil: Extinction』

次回作 『バイオハザードⅢ』あらすじ・感想

「Extinction(エクスティンクション)」とは絶滅という意味。
まあこんなヤバいウィルスが世界中に蔓延したという事は、人類はエクスティンクションしてしまったという事ですよ。

ただ生き残った人達が一部いて、各地でゾンビに怯えながらも何とか頑張っています。

それに引き換えアンブレラ社の幹部連中は・・・

うんどん
うんどん

アンブレラ社の幹部、あいつら全員クズやな!

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